職場にいる「優秀な人」と「無能な人」の決定的な違い

2024年10月6日(日)6時0分 ダイヤモンドオンライン

職場にいる「優秀な人」と「無能な人」の決定的な違い

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近年、「頭の回転の速さの象徴」としてお笑い芸人が多くの場面で活躍をしている。そんなあらゆるジャンルで活躍をし続けるお笑い芸人たちをこれまで30年間指導し、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも話題になった伝説のお笑い講師・本多正識氏による『1秒で答えをつくる力』が人気を博している。ナインティナイン中川家、キングコング、かまいたちなど今をときめく芸人たちをこれまで1万人以上指導してきた本多氏の仕事に対する考え方をオリジナル記事としてお届けする。

Photo: Adobe Stock

「優秀な人」と「無能な人」の決定的な差

 仕事をしていると「優秀な人」もいれば、「無能な人」もいます。前者はどんな職場でも重宝されますが、後者はその逆でしょう。 

 そんな、両者の差はどこにあるのでしょうか。それは「目的に対する意識」です。どういうことか見ていきましょう。

 まず、優秀でない人は、目の前にある仕事にしか目を向けません。「それのなにが悪いの?」と思うかもしれませんが、仕事の奥になる背景を知らないまま仕事をしてもいいことは1つもありません。

 たとえば、皆さんが会社のデジタル推進担当だったとしましょう。皆さんの目的は会社の仕組みを変えて働きやすくすることです。ですが、上司や部下がその目的を理解しておらず、とりあえずなんでもかんでもデジタル化させればいいと考えていたらどうでしょうか。目的と乖離していますよね。

 目的は、「より働きやすい環境をつくること」であって、「デジタル化」ではないはずですです。ですが、なにも考えずに目の前のことだけに意識を向けるとこのようなことが起こるのです。


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