サステナブル・ラボ、オムロンの統合レポート2024でAI・機械学習を用いた非財務・財務指標の相関分析およびインパクトの貨幣価値化を担当

2024年10月7日(月)14時16分 PR TIMES

非財務情報可視化とインパクトの貨幣価値化の取り組みに寄与

国内最大級の非財務データプラットフォーム「TERRAST(テラスト)」や財務・非財務データ分析支援を提供するサステナブル・ラボ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:平瀬錬司、以下「当社」)は、オムロン株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長CEO:辻永 順太、以下「オムロン」)が発表した統合レポート2024において、AI・機械学習によるモデル分析を用いた非財務指標と財務指標の相関分析およびインパクトの貨幣価値化を担当いたしました。

当社は、非財務データサイエンスの専門家として、今後もサステナビリティに資する先進的な取り組みをデータから照らし出すべく、開示関連業務を支援してまいります。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52578/80/52578-80-35070d41ea2dd1b9f55773e99aa17b42-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
背景と分析結果
当社はオムロンの昨年の統合レポート2023において人的資本の活用が財務指標にどのようなインパクトを与え企業価値に転換していくのかを紐解くため、財務指標とのコネクティビティを仮説検証する相関分析を試みました。本年は、同検証を「E(環境)」に拡大し、企業の財務パフォーマンスへの貢献を分析するとともに、同社が推進する「環境」「製品」「雇用」に関する取り組みが社会に与えるインパクトの貨幣価値化の検討を支援いたました。
非財務・財務データ分析においては、環境関連指標がROIC(投下資本利益率)に与える影響を、当社はパートナーとして、国内最大級の非財務データプラットフォーム「TERRAST」(https://www.terrast.biz/)を活用し、可視化しています。インパクトの貨幣価値化では、Harvard Business School (HBS)のImpact-weighted Accounts Initiative (IWAI)やThe International Foundation for Valuing Impacts (IFVI)などによるインパクト加重会計を用いました。

解析結果のハイライト
- 当セクターにおいては、電力使用量や廃棄物量削減への取り組みによる直接的なコスト削減と、継続的なGHG排出量削減への取り組みによる市場競争力の向上を通してなど、間接的な売上高への貢献が収益性、ひいてはROIC向上につながる。
- 投下資本回転率においては、GHG排出量やエネルギー消費量を抑えることが、資本の効率的な運用に寄与する可能性が示唆された。


「環境」「製品」「雇用」の取り組みが社会に与えるインパクトの貨幣価値化について
- 環境インパクト

GHG排出量の削減による環境負荷の低減を効果と捉え、Scope1、Scope 2のGHG排出量を対象にインパクトの貨幣価値化を実施。
- 雇用インパクト

雇用インパクトについては、サステナビリティ重要課題に挙げた指標の中から、特にD&Iに着目し、事業に与えるインパクトを可視化することを目指し、考えられる評価項目や必要な手順について検討。
- 製品インパクト

製品インパクトについては、ヘルスケア事業、社会システム事業、電子部品事業の製品・サービスの社会インパクトについて、貨幣価値の見える化にチャレンジ。



詳細はオムロン「統合レポート2024」をご覧ください。
該当ページ:P114 - 116
https://www.omron.com/jp/ja/integrated_report/2024/index_h5.html#1


今回の分析を通じて、環境の取り組みが財務や社会へ与えるインパクトが可視化され、オムロンのサステナビリティが価値創造に寄与していることが示唆されたと考えています。今後は、非財務情報可視化の深化、インパクトの貨幣価値化へのチャレンジを推進し、更なる開示の充実を図られることを期待します。(当社担当者:前田 大地/ESGコンサルタント、池上 祥平/データサイエンティスト、丸山 智子/ESGコンサルタント、Kim Youngjae/データサイエンティスト)

サステナブル・ラボ株式会社 (https://suslab.net )
定性的に語られやすい企業の環境・社会貢献度をビッグデータとAIを用いて定量化する、国内最大級の非財務データプラットフォーム「TERRAST」や非財務・サステナビリティデータの開示・分析支援ツール「TERRAST for Enterprise」を開発・提供、サステナブル企業名鑑「テラスTV」を運営。非財務指標と財務指標の因果分析、相関分析も行い、データサイエンス × サステナビリティ × 金融工学領域の出身者による、ESG/SDGsに特化した非財務ビッグデータ集団として、社会・環境貢献と経済をシームレスに接続することを目指しています。

非財務指標と財務指標の相関分析やインパクトの貨幣価値化にご興味のある企業は、下記お問い合わせページよりご連絡ください。
https://www.terrast.biz/contact

- 会社名:サステナブル・ラボ株式会社
- 代表取締役:平瀬錬司
- 所在地:東京都千代田区大手町1丁目6-1 大手町ビル 4 階 FINOLAB内
- 事業内容:ESG/SDGsに特化した非財務データプラットフォームの提供および非財務情報を含めた企業価値に係る研究開発
- 設立年月:2019年1月
- 公式HP:https://suslab.net


【提供サービス】
- 金融機関・コンサルティングファーム・経営企画向け、日本最大級の非財務データプラットフォーム「TERRAST」
- 事業会社向け、ESG/SDGs経営業務を高度化するDXツール「TERRAST for Enterprise 」
- バイヤー向け、ESG情報の連結開示のためのデータ集計・可視化・モニタリングツール「TERRAST for Management」
- サステナブル企業名鑑「テラスTV」
-
- 採用サイト:https://suslab-recruit.net/
- プレスリリース一覧:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/52578

PR TIMES

「オムロン」をもっと詳しく

「オムロン」のニュース

「オムロン」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ