台風通過後が鉄道マンの修羅場!スムーズな運転再開に必要なこととは?

10月13日(日)6時0分 ダイヤモンドオンライン


「台風一過で晴れているのに、電車が動かない」とか、「運転再開されたのに電車がこない」と文句が出ることの多い台風通過後の鉄道。しかし、乗客の目に見えないところで、鉄道マンたちは火事場といっていいほどの仕事量を必死にこなしている。台風時の運休、そして再開の望ましいあり方について考えてみたい。(鉄道アナリスト 西上いつき)


台風が過ぎてからが

本当の勝負


「台風一過で晴れているのに、なぜ電車が動かないんだ」との意見が聞かれることも少なくない、台風後の鉄道。なぜいきなり運転が再開できないかというと、台風が過ぎ去った後に荒れ果てた線路上の飛来物や倒木の撤去に、長い時間がかかるのが大きな理由である。これは先月の台風15号の時に山手線の運転再開が遅れたことでも話題となった。


 さらには実際に線路・架線等の設備に支障がないとしても、土木や電気の係員らが全線を点検しなければならない。運転再開のためには、全線が安全であることを確認するのに必要な行程だ。そしてその作業の裏側では、点検のための列車を動かす乗務員や駅係員、あるいは本社運転部門や指令所などの各関係部署が忙しく動いている。


 また、運転再開後も試練の連続だ。鉄道を利用しようと再開を待っている多くの人たちは、目当ての路線が運転再開したことを聞くなり、順次駅に向かっていくだろう。しかし、そこに待っているのは中々やって来ない電車とそれを待つ多くの人だかり。ここでいう「運転再開」というのは、あくまで最初の1本目が動き出したということでしかなく、いきなり「平常運行」に戻るという意味ではないのだ。


 そんな中、特にラッシュ時間帯等には通常より多くの乗客が再開の知らせを受けて駆けつけるのだから、駅構内は一気に飽和状態となってしまう。各駅はしばらくの間入場規制などで対応をするものの、駅の人員も限られており混乱は避けられず、以降のスムーズな運行が難しくなる。


 鉄道事業者は、過去の経験を元に情報発信には最善の対策を尽くしているかとは思うが、混乱を招かないための周知方法については、まだまだ改善の余地はあるだろう。と同時に、利用客も「お客様」ではあるのだが、鉄道は公共交通機関であることも承知の上で、異常時の行動をしてもらいたいものだ。





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