GMが自動運転車の「劇的低コスト化」実現へ、新興企業を買収

10月13日(金)10時0分 Forbes JAPAN

自動運転における視覚の役割を果たす、LiDARセンサー分野でまた新たな買収が発表された。GMは10月9日、ほぼ無名のカリフォルニア州本拠のスタートアップ「Strobe」の買収をアナウンスした。

Strobeが開発するLiDARセンサーは既存のセンサーよりも価格がかなり安く、サイズも小さいという。GMは同社の自動運転部門のクルーズオートメーション(Cruise Automation)でStrobeのセンサーを活用する。クルーズCEOのKyle Vogtは、買収金額に関する言及は避けた。

Vogtはブログの記事で「StrobeはLiDARセンサーを1チップ化することで、小型化と劇的なコスト削減を実現できた。この技術によってLiDARのコストの99%を削減できる」と述べた。

自動運転に利用可能なLiDARセンサーの価格は現在、1万ドル以上が相場となっており、普及に向けてはいかにコストを下げるかが課題となっている。GMはベロダインのようなLiDARセンサー大手に頼らず、独自のセンサーを開発しようとしている。

Vogtによると、今後11名のStrobeの社員らがクルーズに加わるという。Strobeはロサンゼルスの起業家のJulia Schoenfeldと、NASAのジェット推進研究所の物理学者のLute Malekiによって創業された。この2名は2000年に、マイクロ波フォトニック技術をレーダーや計測機器に適用する企業のOEwavesを創業していた。

クルーズは主にサンフランシスコの都市部で自動運転のテストを繰り返し、自動運転の実用化に向けた取り組みを進めている。クルーズとGMは9月に、「世界初の大量生産が可能な自動運転車」の開発を進めていくと宣言していた。

Vogtは今回の買収により「自動運転分野のゲームの流れが変わる」と述べている。「LiDARセンサーが高価すぎるデバイスであるという考えは、過去のものになろうとしている」と彼はブログで宣言した。

Forbes JAPAN

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