資産10億の女性社長が長財布を質に入れたワケ

10月13日(日)11時15分 プレジデント社

投資会社経営 吉本美紀さん(仮名・50代)

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■無駄な荷物は持たず、お財布も断捨離しました


鮮やかなミニのワンピースをスレンダーな体にまとい、コンパクトなエルメスのバーキンを手にやってきたのは、投資会社を経営している吉本美紀さん(仮名)。バッグの中身を見せてもらうと、びっくりするほど荷物が少ない!




投資会社経営 吉本美紀さん(仮名・50代)

「物をたくさん入れると、自分が何を持っているか把握できなくなってしまいますよね。それが嫌で、必要最低限のものしか入れません」


一番大きな荷物といえばスマホ。ポーチはなく、化粧道具は口紅とリップのみ。しかも、財布が、ない。


「支払いはクレジットカードをはじめ、アップルペイやスイカを利用するので、現金がなくても困りません。お札をしまわない財布は邪魔なだけだなあと思って、プラダの長財布を質屋に入れたのが1年前。それ以来、財布なしの生活です」


ふだん使うクレジットカードとキャッシュカードは1枚ずつ、名刺入れに入れて持ち歩く。なんともミニマムでうらやましい気もするが、あまりに持ちものが少なくて心もとないのでは……。そう聞いてみると、「無駄なものがない分、物理的にも精神的にもすっきりして、フットワークが軽くなりますよ」とすがすがしく笑う。そんな吉本さんは資産の内訳もすっきりしている。預貯金と投資信託が半々で、その額は約10億円! 「ラッキーが続いたんです」と切り出し、これまでの仕事ぶりを語ってくれた。




■チャンスをつかみ次につなげる


金融畑を渡り歩き、銀行員として高い収益をあげていた吉本さん。その手腕を買われ、ある実業家から、「30億円、運用資金として出資するから会社をやってみないか」と提案を受け、出資者の子会社として投資会社を起業。


「たまたま最初の2週間で150万円の利益をあげられたんです。当時は私ひとりの会社でしたから、この調子でずっと続けていけばなんとかなると考え、仕事に没頭しました」


数年後、オーナー経営者として独立することを決意し、あり金をはたいて自身の会社に投資。


大きな決断だった。納税資金に困り焦った時期もあったが、「絶対に大丈夫」というゆるぎない信念が自分を支え、会社は時運に乗って安泰。投資案件が次々と利益を出し続け、現在の資産額に至ったという。


吉本さんの場合、個人財産を自身の経営している会社でも運用しているため、会社と個人の資産は一体。


「ですから、自分の会社がうまくいかないことには自分のお金が貯まりません。私自身の“プロ度”を高めることが、資産形成につながります」


吉本さんには、プロとして大事にしていることが2つある。


1つ目は信頼感。人もお金も信用がものをいうので、やると決めたらやる。何があっても撤回しない。


2つ目は、スピード感。投資案件は時間が勝負なので、的確な結論を素早く出すことに努める。


さらにもう1つ、仕事をするうえで大事にしているのは、ちやほやされ続けること。


「仕事がちゃんとできる人間になれば、ちやほやされます。“甘やかしてくれる”ではなく、“頼られる”という意味です。与えられたチャンスを生かし、ちやほやされる人間であり続けること。それが、私にとってのお金が貯まる秘策です」



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吉本美紀

投資会社経営

1980年代後半に大学を卒業。大手銀行に就職したのを皮切りに、2度、金融系の会社に転職する。その後、大手金融会社の子会社を設立し、数年前に独立を果たす。現在は東京都内に拠点を置き、投資会社を経営している。

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■▼バッグの中身










(安井 洋子 撮影=平松唯加子)

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