ゾゾタウンが天下のユニクロを「追い抜く」ことの現実味

10月23日(火)6時0分 ダイヤモンドオンライン

ゾゾタウンの前澤友作社長は月旅行計画やゾゾスーツ、芸能人との交際…等と今や「時の人」で注目度は抜群 Photo:REUTERS/AFLO

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「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は最近、急成長しているアパレルECサイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイについて聞かれることが多くなっているが、「あれは完全に(ショッピング)モールですよ」といってはばからず、暗にゾゾは《衣料品の製造販売の競争相手ではない》というそぶりを見せる。しかし、本当にユニクロのビジネスモデルはゾゾに揺さぶられてはいないのか。ゾゾにユニクロが追い越される日は来ないのか——。(流通ジャーナリスト 森山真二)


かつては野菜や靴も売り

衣料品に特化したユニクロ


 ご存じの方も多いとは思うが、今から15年以上も前の2002年秋にファーストリテイリングはSPA(製造小売業)のビジネスモデルを応用して野菜・果物の製造販売に参入したことがある。


 当時、「フリース旋風」を巻き起こし、急成長していた「ユニクロ」だっただけに、SPAで野菜を手掛けるということで、相当注目された。


 柳井会長は自信たっぷりに「SPAのビジネスモデルを使えば野菜だって、果物だって何だってできる」として話したが、04年に撤退を発表。「ユニクロ野菜」はわずか2年足らずの運命をたどった。


 今思えばユニクロ野菜はなかなかのビジネスモデルだった。価格は割高だったが、品質への評価は高かったし、さすがユニクロと思わせた。


 しかし、「計画生産ができなかった」ため販売機会損失を起こし、子会社の黒字転換のめどが立たず撤退を決めた。流通業界ではナチュラル、オーガニックというキーワードがようやく広がり始めており、ユニクロの取り組みは少し早かったといえる。


 ユニクロは一時期、靴のSPA化にも取り組んだことがあるが、それも早々にやめて以来、脇目も振らず、衣料品一本やりに軌道修正する。





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