【200冊限定】神田外語グループ『全文英訳万葉集』を福島県の小中高校向けに謹呈~英語教育の充実と文化理解の促進を目指して~
2024年10月28日(月)20時5分 Digital PR Platform
神田外語グループ(千代田区内神田/理事長:佐野元泰)は、本学で発行した『全文英訳万葉集』≪THE MAN’YO - SHU≫を200冊限定で、福島県内の小学校、中学校および高等学校向けに先着順で謹呈します。この取り組みにより、福島県の英語教育の充実と文化理解の促進を目指しています。また、2024年10月30日(水)に福島県庁西庁舎5階教育委員室で福島県教育委員会大沼博文教育長への謹呈式を開催いたします。神田外語グループは1994年から福島県の天栄村にて宿泊施設兼国際研修センターであるブリティッシュヒルズを運営しています。福島県とは2023年9月に包括連携協定を締結しており、今回の取り組みを通じて英語教育の推進を支援し、福島県内の生徒たちが国際的な視野を広げるための一助になると考えています。
■ 本取り組みにいたるまでの背景
神田外語グループは7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた日本最古の和歌集である『万葉集』の英訳版を発行しています。『万葉集』は日本の歴史と文化を深く理解する上で重要な文献です。最近では、万葉集を現代語訳した書籍が話題となりました。本書籍は、4516首、20巻からなる万葉集の内容をすべて英訳しており、さまざまな身分の人々が詠んだ歌を外国人にも分かりやすく理解できる内容になっています。このたび、英訳版の『万葉集』を通じて、福島県内の生徒たちが英語を学びながら日本文化の深層に触れる機会を提供したいという想いのもと、本取り組みを行うこととなりました。
神田外語グループは「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を建学の理念に、2つの教育機関(神田外語大学、神田外語学院)と3つの関連事業を運営しています。その1つとして、福島県の天栄村に中世英国の街並みを再現した国際研修センター兼宿泊施設であるブリティッシュヒルズを擁しています。平和を実現するためには国内の現状を知ることが不可欠であると考え、ブリティッシュヒルズを震災復興学習の拠点として、福島の記憶と今を次世代に伝えてきました。2023年9月には福島県と包括連携協定を締結しています。
このたびの取り組みは、福島県の英語教育の推進に対する神田外語グループの支援の一環であり、震災からの復興に向けた地域社会への貢献でもあります。万葉集には福島県について書かれた句もいくつかあり、福島県内の生徒たちが、英語を通じて日本の古典文学に触れ、自国の文化を再認識するとともに、国際的なコミュニケーション能力を高めることが期待されます。
■本件の概要
【主 催】神田外語グループ
【謹 呈 先】福島県内の小学校、中学校および高等学校など
【費 用】無 料
■ 『全文英訳万葉集』≪THE MAN'YO - SHU≫とは
4516首、20巻からなる万葉集の内容を全て英訳したものです。東洋詩特有の5-7調のリズムで出来ており、このリズムで歌い上げることで、聞き手にさまざまな情景を思い浮かばせ、感銘を与えます。このリズムで英訳されたものは世界で初めてであり、天皇・貴族から下級官人、防人、大道芸人など、さまざまな身分の人々が詠んだ歌を外国人にも分かりやすく理解できる内容になっています。
神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)の創立から教壇に立った、故須賀照雄教授が「世界平和達成の為には他民族の文化を知り、理解することが重要な要素になる」と説き、「その為にも日本民族が持つ貴重な文化遺産である万葉集を世界の人々に知ってもらいたい」という想いから実現したものです。元号が「令和」になった際は、万葉集の一部から引用されたことを受け、『全文英訳万葉集』の一般公開をおこないました。
■ 謹呈式の概要
【日 時】10月30日(水) 10:00〜10:20
【場 所】福島県庁西庁舎5階教育委員室
【参 加 者】福島県教育委員会教育長 大沼博文
神田外語グループ理事長 佐野元泰
【式 次 第】10:00〜10:10 開会挨拶・謹呈式
10:10〜10:20 懇談
※式終了後、マスコミ向け質疑応答
■ 『全文英訳万葉集』申し込み方法
『全文英訳万葉集』をご希望の方は、学校・団体名、住所、電話番号、件名に「『全文英訳万葉集』希望」とご記入の上、メールにてお申込みください。(先着順)
【申込メールアドレス】media@kandagaigo.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/