トヨタ社長の父・章一郎氏がノーベル賞吉野氏に明かした「自動車危機の正体」

11月5日(火)5時20分 ダイヤモンドオンライン

Photo:つのだよしお/アフロ,Chiyomi Tadokoro

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「100年に1度の激変期」に直面し、トヨタ自動車上層部の危機感は強い。豊田章男・トヨタ社長の父である豊田章一郎・トヨタ名誉会長が、ノーベル化学賞に選ばれた吉野彰氏にある相談事を打ち明けていた。交わされた会話の中身とは何だったのか——。全9回で配信する特集「トヨタ、ホンダ、日産 自動車の最終決断」の第1回目。(ダイヤモンド編集部 浅島亮子、新井美江子)


トヨタ名誉会長が高齢を押して

リチウムイオン電池発明者を訪ねた理由


 愛知県名古屋市——。今年8月1日、その2カ月後にノーベル化学賞に選ばれることになる吉野彰・旭化成名誉フェローの元を意外な人物が訪れていた。吉野氏が登壇した愛知県主催の技術セミナーでのひとコマである。


 当日の飛び入り参加でやってきたのが、豊田章一郎・トヨタ自動車名誉会長(94歳)だった。


 1982年に実施された「工販合併(トヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売の合併)」後の新生トヨタの初代社長であり、豊田章男・現社長の父でもある。経営の第一線からは退いており、表舞台に立つことはほとんどない。それでも、章一郎氏と鈴木修・スズキ会長(89歳)との親交の深さがトヨタ・スズキ提携の足掛かりとなったように、章一郎氏は今もなおトヨタにとって精神的支柱の存在と言ってもいい。



 一方の吉野氏は、リチウムイオン電池の発明者である。トヨタの「工販合併」の前年には研究をスタートさせていた。


 近年、自動車産業には「CASE(ケース。コネクテッド、自動運転、シェアリング&サービス、電動化という4つの技術トレンド)」の大波が襲いかかっている(CASEについては、特集第3回「自動車産業を壊す『CASE』って何だ?【キーワード3分解説】」〈11月6日配信〉を参照)。そのうち、車の「電動化(E)」を進めるために不可欠なキーデバイスとなるのがリチウムイオン電池だ。


 いったい、章一郎氏が高齢を押して吉野氏へ会いに行った意図はどこにあったのだろうか。





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