職場にいる「考えて話している人」と「適当に話す人」の決定的な違い
2024年11月5日(火)6時0分 ダイヤモンドオンライン
近年、「頭の回転の速さの象徴」としてお笑い芸人が多くの場面で活躍をしている。そんなあらゆるジャンルで活躍をし続けるお笑い芸人たちをこれまで30年間指導し、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも話題になった伝説のお笑い講師・本多正識氏による『1秒で答えをつくる力』が人気を博している。ナインティナインや中川家、キングコング、かまいたちなど今をときめく芸人たちをこれまで1万人以上指導してきた本多氏の仕事に対する考え方をオリジナル記事としてお届けする。
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「考えて話している人」と「適当に話す人」の違い
仕事をしていると「考えて話している人」もいれば「適当に話す人」もいます。前者はどんな職場でも活躍できるでしょうが、後者はなかなかむずかしいでしょう。
そんな両者の違いはどこにあるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
まず、「適当に話す人」は、返事や返答がいい加減なわけですが、実は確実に失ってしまっているものがあります。それは「信頼」です。
皆さんも、友人に悩み事の相談をしたとして、「そうだよね」と適当に返事をされたらどう思うでしょうか。少なからずいい気持ちはしないと思います。本人としては円滑にコミュニケーションをとっているつもりなのかもしれませんが、まったくの逆効果です。
ビジネスシーンでも同じでしょう。たとえば、皆さんの会社の営業担当が、「いいっすね!」「そんな感じで行きましょう!」と言うような人だとしたらどこか不安が残りますよね。
「言葉」というのは、その人がどんな人なのかが一番現れます。適当な言葉を使う人が信頼を得るのはむずかしいでしょう。