2019-2020「10ベスト」カー決定 日本カー・オブ・ザ・イヤー予選通過車発表

11月9日(土)17時55分 財経新聞

ダイハツ・タント(画像: ダイハツ工業の発表資料より)

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 今年の日本のカー・オブ・ザ・イヤー選考が始まっている。11月7日、第2次選考(最終選考)に進む上位10台の「10ベストカー」が公表された。「2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー」の第1次選考が行われ公表されたのだが、その詳細はまだ分からない。発表された車種を見ると、意外感はなく順当と感じられるものだ。

【昨年のベスト10は】日本カーオブザイヤー10ベストが発表

 ・ダイハツ・タント/タントカスタム
 ・トヨタ・カローラ/カローラ ツーリング
 ・トヨタ・RAV4
 ・日産・デイズ、三菱・eKクロス/eKワゴン
 ・ホンダ・N-WGN/N-WGNカスタム
 ・マツダ・マツダ3
 ・BMW ・3シリーズ セダン
 ・ジャガー・Iペース
 ・ジープ・ラングラー
 ・メルセデス・ベンツAクラス/Aクラス セダン

 しかしながら、これは自動車ジャーナリストを中心に選考委員が選び出したもので、人気投票ではない。選考基準が問題となるのだが、それは実施規約で決められている。「選考委員は対象車について、コンセプト、デザイン、性能、品質、安全性、環境負荷、コストパフォーマンス等を総合的に評価して選考する」となっているため明確な基準とは言い切れない。選考委員による「フィーリング(感覚)」による評価が重きをなすこととなるが、これは致し方がないであろう。

 問題は、自動車業界が近年「100年に1度の革命期」と言われる激変の時期であることだ。車の新しい使われ方に即した基準であるのかなど、評価基準の変化も必要な時期だ。それにはフィーリングよりも「技術的価値」などの基準が必要で、それは現代社会の要請がどこにあるのかが問題となる。環境なのか?コストなのか?ハンドリング、加速力などの性能をどのように評価するのか?あるいは、シェリングに使う場合の性能評価など新しい基準を取り入れるのか?などがある。

 そして、現代の自動車企業としてはもっとも大事な「造り方」を評価するのか?この基準に関しては、第4次産業革命の時代の激変期には、最も大切かもしれない。すると、評価を受ける車の状態だけでなく、それを実現してきたメーカーの経営自体の評価も必要となってくる。

 つまり、企業経営の戦略から見た、その車種の位置づけなどだ。これらを評価するとなると、企業決算との関係など相当の知識レベルを必要とし、ジャーナリストだけでは評価は難しいと感じる。

 しかし総合して考えると、単純な「人気投票」のほうが明快なのかもしれない。その時代の様相を反映して、「現代のクルマはどうあるべきか」を如実に表すのかもしれない。部門の設定の仕方によっては、かなりの確率でその姿を表現できるかもしれない。ジャーナリストの偏向した見方を修正するよりも、的確であろうか?

財経新聞

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