Mitsubishi SpaceJet向けPratt & Whitney GTF PW1200Gエンジンの国産完成品を初出荷 三菱重工航空エンジン、日本初の民間航空機用最終組立ラインから

11月13日(水)19時35分 PR TIMES

◆ 11日に本社工場(愛知県小牧市)で記念式典を開催、米国で機体試験などに使用へ
◆ 近く米国連邦航空局(FAA)から量産組立工場の本承認を取得

三菱重工グループの三菱重工航空エンジン株式会社(MHIAEL、社長:島内 克幸、本社:愛知県小牧市)は、三菱航空機株式会社が開発中のリージョナルジェット旅客機Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)ファミリーに搭載するエンジンPW1200Gを本社工場で初めて完成、13日に開発・製造元である米国プラット&ホイットニー(Pratt & Whitney:P&W(注))に向けて出荷しました。民間航空機用ジェットエンジンの新製のための最終組立ラインはこれが日本初であり、今回出荷の国内組立初号エンジンはモーゼスレイク(ワシントン州)のSpaceJet飛行試験拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」で機体に搭載され機体試験などに使われる予定です。

MHIAEL本社工場では、11日、初出荷を記念して式典を開催。国土交通省、経済産業省、全日本空輸株式会社、日本航空株式会社、株式会社JALエンジニアリング、Pratt & Whitney JAPAN K.K.などから来賓が多数列席し、当社グループからは三菱航空機株式会社 水谷久和社長が出席しました。同エンジンの最終組立・領収試験を日本国内で行うプログラムは、2008年にP&W とパートナー契約を結んで参画したもので、完成初号機の出荷は三菱重工グループの民間航空エンジン事業史の中で、重要なマイルストーンになります。

PW1200Gは、Pratt & Whitneyが長年構想を温めて画期的な技術として製品化に踏み切った最新鋭ジェットエンジンです。独自技術であるGeared TurbofanTM(GTF)の採用により、減速機構を介することにより低圧タービンを高速回転させてより高い効率を追求する一方、空気を取り込むファンのほうは逆に回転数を下げることで大幅な騒音低減を実現。二桁%の燃費性能向上と環境性能の飛躍的向上をはかります。

PW1200Gの国内初号機は、2017年に組み立てを開始。テストセル承認、第1回目のフルエンジン組み立てを完了し、その後試験および分解・検査を経て、このほど第2回目の組み立て・試験を終えて出荷するものです。

MHIAELの本社工場が備えるPW1200Gの生産ラインは、今後米国連邦航空局(FAA)による承認を受けた上で量産を開始する予定です。MHIAELはP&Wとの緊密な連携の下、この次世代型ジェットエンジン技術を通じて世界の民間航空市場のイノベーションに貢献していきます。

プラット&ホイットニーは、米国企業United Technologies CorporationのPratt & Whitney Division(部門)です。
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