市場に出回らないスギ・ヒノキで作る、サステナブルなクリスマスツリー作り。林業課題を知るワークショップを開催
2024年11月13日(水)14時16分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97754/60/97754-60-e3e16349da0798bed8dd200eb2227069-3000x2002.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社SIGNING(サイニング、本社:東京都港区、代表取締役社長:牧 貴洋、以下SIGNING)は、東京都檜原村の林業会社、株式会社東京チェンソーズ(本社:東京都西多摩郡)とともに、本来市場に出回らないスギ・ヒノキの枝葉をつかったクリスマスツリーの制作を通して子どもたちに林業課題を伝えるワークショッププログラム「クリスマスツリーのうらっぽん」の提供を開始いたします。
「クリスマスツリー」をきっかけに「未利用木材」の価値をわかりやすく発信
現在、日本の林業は木材価格の低下、担い手不足、管理されていない森林の増加など、さまざまな課題が累積しています。一度人の手が入った人工林は、自然林とは異なり、人が管理し続けなければ健やかな状態を保つことができず、土砂崩れなど自然災害のリスクも高まるため、林業を産業として守っていくことは社会にとって重要なことです。
そうした現状を変えていくための手段のひとつが、木材や森林資源の利用価値を高めることです。これまでの木材販売では、木1本のうち全体のおよそ50%にあたる「建築材料等として利用できる真っ直ぐで節の少ない幹部分」のみが収穫され、原木市場に並んでいました。枝葉や根、木の先端部分など、現在未利用である木材の部位にも価値をつけることができれば、木1本全体での価値が高まり、新たな森林資源の創出や、森林資源の高付加価値化につながります。
当プログラムでは、本来モミの木のイメージがあるクリスマスツリーを、あえて日本固有の針葉樹であるスギやヒノキを使うことで日本の木材への注目を集め、さらには本来市場に出回らず捨てられてしまう「うらっぽ」と呼ばれる木の先端部分を利活用することで、「未利用木材」に新たな価値をつけるとともに、「未利用木材」の発信と有効利用を啓発することを目的としています。子どもたちにもわかりやすいよう、クリスマスツリーを「うらっぽん」と名づけキャラクター化することで、普段の生活では遠い林業の課題をわかりやすく伝えていくことを目指しています。また、本ワークショップの売上の一部は東京の持続可能な森づくりに還元される予定です。
・ワークショップ概要
「クリスマスツリーのうらっぽん」
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うらっぽんは、日本中の山にたくさん生えているスギやヒノキの「うらっぽ」から作られます。
「うらっぽ」とは、幹が細くなる木の一番上の部分。元気いっぱいにそだったのに、そのほとんどがすてられてしまいます。そんな「うらっぽ」を見て、さわって、つかってもらえるように、この冬、みなさんのもとへおとどけしました。
ぜひ、あなただけのお気に入りのうらっぽんをつくってみてください。
企画・プロデュース:株式会社SIGNING
企画・運営:株式会社東京チェンソーズ
・実施予定
1. 2024年12月8日(日) 品川区立環境学習交流施設エコルとごし
時間:10:30〜12:00/14:00〜15:30(1.5h)
人数:各回20組 ※抽選 対象:4歳以上(小学校3年生までは保護者同伴)
場所:エコルとごし3F多目的スペース(東京都品川区豊町2-1−30 戸越公園内)
募集期間:募集中〜11/17
参加費:1,000円
申し込みはこちらへ(エコルとごしWebサイト(https://ecoru-togoshi.jp/event/workshop/19528/))
2. 2024年12月14日(土) SusHi Tech Square
時間:12:30〜14:00/15:00〜16:30(1.5h)
人数:各回10組 ※先着 対象:4歳以上(小学校3年生までは保護者同伴)
場所:SusHi Tech Square(東京都千代田区丸の内3丁目8−3)
募集期間:11月22日(金)頃よりサイトにて募集開始 ※先着
参加費:無料
申し込みはこちらへ(SusHi Tech Square Webサイト(https://preview.studio.site/live/rROnLypLaA/emotioncrossing))
3. 2024年12月15日(日) 景丘の家
時間:10:30〜12:30(2h)
人数:10組 ※抽選 対象:年長以上の親子
場所:2Fこどもテーブル(東京都渋谷区恵比寿4丁目5−15)
募集期間:募集中〜11/15
参加費:1000円
申し込みはこちらへ(景丘の家Webサイト(https://kageoka.com/artschool/27393/))
4.2024年12月21日(土) モリパーク アウトドアヴィレッジ
時間:11:00〜12:30/13:30〜15:00/15:30〜17:00 (1.5h)
人数:各回10組 ※先着 対象:4歳以上(小学校3年生までは保護者同伴)
場所:屋内広場(東京都昭島市代官山二丁目6-1)
募集期間:1ヶ月前〜当日
参加費:500円
詳細はこちらへ(モリパーク アウトドアヴィレッジWebサイト(https://outdoorvillage.tokyo/event/))
※各会場でのワークショップ実施の他、東京チェンソーズオンラインストアでもうらっぽん制作キットを販売予定です。(12月1日より販売開始予定)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97754/60/97754-60-4ed9c08d911662d9ff0974f371c255bb-850x850.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]東京チェンソーズ 森林サービス事業部 林英子ここ檜原村は、東京都内でありながら村の面積の93%が森林という、とても豊かな自然に囲まれた地域です。都内で林業を営んでいる会社があることをよく知らないという方も多いのではないでしょうか。私たちは林業の他に、通常の施業では森の中に残されてしまう枝葉や根などの未利用材に手を加えて商品化して販売したり、森林空間を様々な体験の場として活用するなど、木や森の価値を再定義し、街に暮らす皆様に提供することで、持続可能な森づくりを目指して日々取り組んでいます。今回のワークショップでは、自然と触れ合うことで感じられる匂いや手触りなどの感覚、新たな気づきなどもお届けできたらと思います。地域の素材を活用した“うらっぽ”のクリスマスツリーづくりが、東京の森や林業について知り、自然や木への愛着を育むきっかけのひとつになることを願っています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97754/60/97754-60-27d91ae39024de3157e20b1231ce7818-850x850.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]SIGNING クリエイティブプランナー 幸田真里奈林業に関心をもったのは、前職でテレビディレクターの仕事をしていた際に吉野林業を取材したことがきっかけでした。1本の木を育てるのに50年以上という歳月をかけ、自分の世代より次の世代のために仕事をする壮大な仕事観に感銘を受け、同時に、そんな林業が衰退の一途を辿っていることに強い危機感を覚えました。なかなか自分ごと化しづらい林業の問題をどう発信すれば伝わるのか課題に感じていたなか、東京チェンソーズさんと出会いました。ただ木材を生産するだけでなく林業をどう変えていくかから考え、あらゆるチャレンジをされているスタンスに感銘をうけ、この度一緒にプロジェクトに取り組ませていただくことになりました。目をつけたのは「クリスマスツリー」という世の中の人にとって関心を持ちやすい事柄です。遠いものに感じてしまう林業だからこそ、なるべく身近で、ワクワクするような事柄をフックにして、少しでも多くの人に楽しみながら林業の課題を知ってもらえたらと思っています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97754/60/97754-60-8d30af536576c0a52c1969d058395e44-3421x2566.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]東京チェンソーズ2006年創業の林業会社(2011年法人化)。森林率が93%、東京都で島嶼部を除く唯一の村・檜原村を拠点に、「森づくり」から「ものづくり」「ことづくり」まで一貫して行なっています。「森づくり」では「美しい森」を目指し、自然と調和する作業を実践しています。美しい森とは環境と経済のバランスが取れ、人と共生し、次世代へ続く森のこと。地域社会との良好な関係性も保持し、未来に続く林業を行なっています。「ものづくり」では、森から出た1本の木から、枝や葉、根株など一般的には流通しない部材も、空間デザインや建築設計の専門家と組んで商業施設の装飾やインテリア、カトラリーなど日用品に活用。1本の木を余すことなく“まるごと”使い、木が生きてきた時間に思いを馳せる製品を作り、木や森が持つ価値を高めています。「ことづくり」では森林を活用した体験サービスを提供。街に出向いてワークショップや販売を行う“森デリバリー”は森と街の接点として、両者がつながるきっかけを作ります。東京チェンソーズは、林業の枠組みを広く捉え、自由に発想することで森の価値を最大化、森と街が共生する社会の実現を目指しています。
・所在地:〒190-0214東京都西多摩郡檜原村654
・代表:青木 亮輔
・URL:https://tokyo-chainsaws.jp
株式会社SIGNING
SIGNINGは、「ビジネスの課題」と「社会の課題」を同時解決するソリューションを提供するソーシャルビジネススタジオです。現代のビジネス環境は、テクノロジーの進化や世界情勢の激変により、めまぐるしい変化にさらされています。そのような環境下で、多くの企業が、先の予測できない環境下で、既存のビジネスモデルや競争ルールにとらわれない、新たな成長領域の開拓を迫られています。また、こうした変化の激しい時代に社会と共生し持続的な成長を実現するための方法論として、SDGsやソーシャルビジネスへの関心も急速に高まっています。SIGNINGは、多くの企業が直面するこうした社会背景をふまえた(1)社会課題を解決しソーシャルグッドを推進していく「Social Design」、(2)事業の新たな成長機会を発見し新市場を創造していく「New Market Design」、という2つの領域に特化しています。コミュニケーション領域にとどまらず、事業・商品・サービス開発領域まで融合した「Social Business Studio」をコンセプトに掲げ、統合的なソリューションを提供してまいります。
・所在地:〒108-0073東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル16F
・代表:牧 貴洋
・URL:https://signing.co.jp/
(https://tokyo-chainsaws.jp)