RIZAPグループ上半期決算、既存事業の伸長で過去最高の四半期営業利益を達成

11月15日(水)10時4分 サーチナ

RIZAPグループ(札幌アンビジャス)は11月14日、東京・港区で2018年3月期第2四半期決算のアナリスト向け説明会を開催した。代表取締役社長の瀬戸健氏(写真)は、「今第2四半期はM&Aによる割安購入益を除くと四半期ベースで最高益を更新した。既存事業の利益の伸びが投資額を上回ってきている」と手ごたえを語った。

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 RIZAPグループ <2928> (札幌アンビジャス)は11月14日、東京・港区で2018年3月期第2四半期決算のアナリスト向け説明会を開催した。6期連続増収、第2四半期として過去最高の営業利益を達成した第2四半期を振り返って代表取締役社長の瀬戸健氏(写真)は、「これまでは、第1、第2四半期は投資をして第3、第4四半期で回収するという経営戦略のため、第2四半期までは営業利益が伸びなかった。ところが今第2四半期はM&Aによる割安購入益を除くと四半期ベースで最高益を更新した。既存事業の利益の伸びが投資額を上回ってきている。第3、第4四半期に一段と利益成長が見込まれる」と手ごたえを語った。

 第2四半期累計の連結売上高は625億円(前年同期比50.8%増)、営業利益は50億円(同21.7%減)。売上収益では、RIZAP関連事業など美容・健康関連事業が前年同期比80.9%増と大幅に伸長してグループをけん引した。営業利益は既存事業の営業利益は前年同期比3.21倍と大幅増益を達成。ただ、前年同期にM&Aによる割安購入益41億円が今期は21億円に減額したこと、また、広告宣伝費、新規事業の営業損失など先行投資費用45億円を実施したため減益になっている。

 RIZAP関連事業は、17年10月の会員数が9.42万人と継続して増加中。下期には新店を続々オープンの計画で会員増に拍車がかかる。また、既存店は店舗の大型化を推進中。店内のブース数を2.5倍に拡大する大型化を今年度中に10店舗以上計画し、「1店舗当たり、また、1ブース当たりの売上を向上する」(瀬戸氏)とした。

 そして、今年7月から展開を開始した「ボディマネジメントプログラム(BMP)」という継続プログラムによって収益構造が大きく変わりつつある。従来の減量にコミットしたプログラムは2カ月間29.8万円の短期集中だったが、BMPは減量後の体型維持と生活習慣の改善にコミットし、毎月2.98万円で専属トレーナーが自宅トレーニングプランや専用アプリを使った食事指導、また、専属トレーナーが提案するメニューに従がってマルチマシンルームを自分で使ってトレーニングする。

 BMPの申込率は82%に達しており、「BMPによって、これまでの2カ月で結果にコミットした短期型ビジネスが、生涯寄り添うサービスを提供するストック型ビジネスに転換し、収益の拡大につながる」(瀬戸氏)と、ビジネスモデルが進化し始めた。

 一方、RIZAPブランドで展開するGOLF、ENGLISH、COOK、アパレルなどの事業は順調に進展。それぞれに多店舗化を進めており、収益化が見込まれる段階に進んだ。さらに、新規事業として女性専用バイブリッドボディメイク(無酸素+有酸素運動プログラム)「VIVANA」、ホットヨガを取り入れた「LIPTY」なども好評だという。

 上場子会社8社は、前期第2四半期累計で単純合計11.37億円の営業赤字だったが、今期は9.79億円の営業黒字に転換。8社中6社が黒字化を達成している。依然として赤字のSDエンターテイメント <4650> 、ジーンズメイト <7448> でも構造改革は進展し、通期では黒字決算を計上する見通しだ。

 マルコ <9980> は、RIZAPとの連携によるインフォマーシャルや新テレビCMの投入によってブランド価値を向上。また、自社割賦による販売拡大などによって2ケタ増収を達成し、4期ぶりの上期黒字化を実現した。キッチン雑貨「BRUNO」が好調なイデアインターナショナル <3140> は、業績をけん引してきたホットプレートに続く新商品のトースターグリルを投入するなど高収益の自社開発製品・販路への選択と集中を実施し過去最高の売上・営業利益を達成している。

 夢展望 <3185> は、SPA強化による自社開発商品が主要ネットモールでランキング1位を複数獲得するなど、売上が前年比45.5%増と好調で上半期で上場後初の黒字化を達成した。パスポート <7577> はニューコンセプトショップが好調で第1四半期に続き、第2四半期も黒字維持。11月から「PASSPORT」ブランドを一新し、新ブランド「HAPiNS(ハピンズ)」を導入した。

 ぱど <4833> は、グループ入り6カ月で営業黒字化を達成。富裕層向け・シニア向け等の好調媒体を強化し、人材派遣・紹介事業の拡大などによって収益の拡大を図っている。堀田丸正 <8105> は、第2四半期累計で4年ぶりに黒字化を達成。不採算事業のタケオニシダ事業を譲渡するなど、事業の選択と集中により収益力の強化を進めている。

 グループ経営について瀬戸氏は、「事業セグメントと機能によって横串を通してグループの全体最適を図り、成長を加速させる」と語っている。グループの事業基盤プラットフォームを「テクノロジー」「グローバルSPA」「RIZAP経済圏を支える顧客基盤、マーケティング等」によって強化・底上げをめざすとした。(情報提供:モーニングスター社)

サーチナ

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