運輸・郵便業の勤務時間、不動産業より1時間30分多く 日本生命の調査

11月15日(水)19時16分 財経新聞

(c) 123rf

写真を拡大

 日本生命保険の調査によると、業種で1日の労働時間に大きな差があることが分かった。

【こちらも】厚生労働省、企業に労働時間の把握を求める

■約7割の人が「仕事に満足」
 13日、日本生命保険は、インターネットアンケート『勤労感謝の日・仕事』に関する調査結果を発表した。

 これは、仕事をしている男性4,853人、女性3,734人を対象にしたアンケート結果を集計・分析したもので、現在の仕事に満足していると回答した人は70.5%。男女別で満足している人の割合は、男性が71.3%、女性が68.7%と男性の方がやや高め、年齢層別では、20代以下が66.2%となり、30代が67.3%、40代が67.2%、50代が72.9%、60代以上が81.6%と年齢が高くなるにつれて、満足している人が多い結果となった。

■業種で大きく異なる満足度
 調査では、業種による満足度などを集計している。「満足している」と答えた人が最も多かった業種は、農業・林業・水産業で81.1%、以下、不動産業(79.8%)、公務(76.3%)、建設業(72.3%)、教育・医療・福祉で71.7%と続いている。

 一方、「満足している」と答えた人が最も少なかったのは、運輸業・郵便業の61.1%、次いで情報通信業(65.5%)、卸売業・小売業(66.6%)、サービス業(68.5%)となっている。

■勤務時間の長い「運輸業・郵便業」は今後も悪化傾向に
 運輸業・郵便業では「仕事に満足していない」と答えた人が38.9%いるが、資料ではその理由として「給与」「勤務時間」を挙げた人が多かったとしている。

 1日の勤務時間は全体の平均が8.6時間で、業種別では、運輸業・郵便業が9.2時間と最も多い。これは製造業、情報通信業、建設業の8.7時間を30分上回っている他、最も勤務時間が少なかった不動産業の7.7時間を1時間半も上回った。

 さらに「時間外労働が減っているか」の問いに、「いいえ」と答えた人の割合が多い業種では、教育・医療・福祉の35.4%に続いて、運輸業・郵便業が33.9%となっている。

 宅配便最大手のヤマト運輸を始めとして、労働時間の改善を進めているニュースを見聞きすることが多いが、調査期間(9月29日〜10月6日)を考慮すると、まだまだ改善途上のようだ。

■飲みニケーションは必要?不要?
 この他に、職場でストレスを感じるか?(「感じる」が71.5%)、尊敬できる上司がいるか?(「いる」が5.09%)、期待できる部下がいるか?(「いる」が55.8%)などの結果を分析とともに公表している。

 また「職場での飲みにケーションは必要か」に対しては、「必要」と答えた人は全体で62.0%、男女別では男性が65.5%、女性が53.7%となった。

 「高齢世代と比較して若い世代では必要と思う人は少ないだろうな」と考える人が多いかもしれないが、今回の調査で必要と答えた人は、20代以下が60.6%、30代が59.8%であり、40代が60.3%、50代が64.2%、60代以上が64.8%となっており、それほど大きな差が見られなかった。

 資料では、久我尚子主任研究員のコメントとして、「同僚と本音でコミュニケーションをはかれる場を求めている方が多い」「(各種のハラスメント問題により)行き過ぎた配慮も生まれることで、職場でのコミュニケーションに対して必要以上に敏感になっている方もいるのかも」しれないと推測している。

財経新聞

この記事が気に入ったらいいね!しよう

日本生命をもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ