「シティプライド」が高い街へ。渋谷が目指す、コミュニティが機能する街の姿とは

11月27日(火)6時0分 ダイヤモンドオンライン

長谷部健(はせべ・けん)1972年渋谷区神宮前生まれ。3児の父。株式会社博報堂退社後、ゴミ問題に関するNPO法人green birdを設立。原宿・表参道を中心に全国60ヶ所以上でゴミのポイ捨てに関するプロモーション活動を実施。2003年4月に渋谷区議に初当選以降、3期連続トップ当選。同性パートナーシップ証明書を全国で初めて発行する条例成立などに従事。2015年、渋谷区長選挙に無所属で立候補し、当選、現職

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近隣の人と話す機会をつくる「渋谷おとなりサンデー」、企業や大学と協働して地域課題を解決する協定「ソーシャル・アクション・パートナー協定」など、未来に向けたまちづくりのためにさまざまな取り組みを行っている渋谷区。多様性にあふれたクリエイティブな街として渋谷を発展させるため、行政はどうあるべきなのか。長谷部健渋谷区長に、具体的な取り組み、そして理想の街の姿について聞いた。

>>【長谷部健氏×武田隆氏対談1】を読む


歴史から学び、コミュニティを大事にするベルリン



武田隆(以下、武田) 長谷部区長は、「2020クリエイティブ・シティ宣言」と題して、渋谷区から未来のサービスを世界に発信する構想を掲げていらっしゃいますよね。我々が海外オフィスをおいているベルリンも、クリエイティブ・シティとして発展しています。区長は、ベルリンにいらっしゃったことがあるとか。


長谷部健(以下、長谷部) もうだいぶ前ですけどね。広告代理店を退職し、渋谷区議になる少し前に、友人とバックパックで世界を旅行したんです。そのときに、ベルリンにも行きました。2002年のことですね。


武田 そのときの印象はどうでしたか?


長谷部 ちょうど選挙をやっていたんですよ。投票率も日本に比べて高いとのことで、公園では一見政治に関心がなさそうな若者たちが、ビールを飲みながら選挙について熱く語っていました。そういうところがすごくよかった。悔しいけれど、東京よりも都市として成熟しているなと思いました。


武田 私が聞いた話では、ベルリンの東ドイツ側は地価が安かったので、若くてお金がないアーティストが移り住んできたのだそうです。そこから、アーティストを保護する政策がとられるようになった。住み着いたアーティストたちが文化をつくり、経済活動にもつながっていったのだとか。まさに、クリエイティブ・シティを地で行っている街なんです。


長谷部 街のデザインもいいですよね。


武田 ベルリンの人たちは、コミュニティを大事にしていると感じます。それはナチス政権下で、人がある一定以上の人数で集まること自体が禁止されていたからではないか、と私は考えています。


長谷部 コミュニティをつくること自体が禁じられていたんですね。


武田 彼らは、自由というものを非常に切実に捉えている。ヨーロッパの方々とお話すると、自由に対する考え方が日本と違うと感じます。自由というのは、皆が勝手にやりたいことをやることではなく、コンセンサスを前提として成り立つものだと考えている。皆で話し合い、譲歩した上で、初めて得られるのが自由なんです。





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