【UXインタビュー】ネットイヤーグループでUXを学び、NTTデータで活躍中のキーパーソンが語るUXデザインの力とは?
2024年11月29日(金)10時0分 PR TIMES STORY
徹底したデザイン思考を基盤とした組織づくりを推進するネットイヤーグループは、あらゆる職種の社員がユーザー視点をもち、価値あるモノ・コトづくりに必要不可欠なUXデザインスキルが習得できるよう本質的かつ実践的な人材の育成に取り組んでいます(UX教育制度)。
NTTデータ在籍の守口さんは、更なる成長を求めてグループ傘下であるネットイヤーグループに出向メンバーとしてジョインしました。ネットイヤーグループの「UX教育制度」を活用し、専門的なUX人材育成プログラムで学んだ守口さんは「ここで学んだUXが自身の成長とキャリアに大きな影響を与えている」と語ります。
貴重なUXスキルを持つ人材として現在も大いに活躍されている守口さんが、新たな環境で学び、自身のキャリアに大きな影響を与えたと語る「UXデザインの力」とは?
大きな成功体験と同時に湧き上がる「もっと学ばなきゃ」という危機感
大学を卒業して新卒でNTTデータに入社しました。配属は大規模な決済系システムを扱う部署にてクライアントワークを担当します。もともと学生時代は活発なタイプでずっとラグビーに打ち込んでいたこともあり、営業的要素のあるクライアントワークは自分に合っていましたね。入社当時は「自分一人の力で大きな仕事を成し遂げてみたい」と息巻いていて、数年後に本当に大きな案件を受注できた時はとても嬉しかったことを覚えています。
ただ、その喜びと共に湧き上がってきたのは「本当にこのままのキャリアでいいのか?」という新たな疑問でした。自分の「やりたいこと」を考えに考え抜いて出した結論は、何か新しいものを立ち上げたり、サービスをデザインする経験が自分のキャリアの中にできたら面白いんじゃないか、という考えでした。そういった思いを当時の上司に相談していたこともあり、サービスデザインとUXデザインに強みをもつグループ傘下のネットイヤーグループにジョインすることが決まったのです。
職種や経験を問わずいつでも誰でも学ぶことができる「UX教育制度」
私は当時、UXデザインのスキルは専門的なもので、UXデザイナーだけに限られた特別なスキルだと思い込んでいました。ですが、ネットイヤーグループの「UX教育制度」の門戸は広く、受講者はUXデザイナーを目指す人だけではありません。Webディレクターやプロデューサーなど、他の職能のメンバーもUXデザインを自由に学べる環境がありました。まずその事実に衝撃を受け、同時に職種や経験を問わずUXデザインを体系的に学べる環境に自分がいることは大きなチャンスだと感じました。
育成カリキュラムの受講は少人数のチーム単位に編成されますが、ここではいつものクライアントワークで一緒になるメンバー同士が一緒にならないように配慮されています。受講者には様々な職種やメンバーがいるので、プロジェクトでいつも顔を合わせるメンバーではなく、普段は一緒にならない他のメンバーとの交流も目的にしています。受講者をユーザーに見立てた細やかなUX設計は、ネットイヤーグループにUXが浸透しているからこそだな、と感じました。
シニアUXデザイナーがクライアントワークをサポート「UX相談室」
また、この教育制度にはUXに関する演習カリキュラムだけでなく「UX相談室」という独自の仕組みがあります。たとえば、実際のクライアントワークで経験豊富なシニアメンバーにアドバイスを求めたい時や、クライアントに提案する予定のペルソナ設定、カスタマージャーニーマップ、ワークショップの進行など「いまUXの専門家に聞いてアドバイスしてほしい」と思った段階ですぐに活用できる「UX相談室」の存在はとてもありがたかったですね。
当時「UX相談室」のメンバーからいただいたアドバイスのおかげで複数社の受注につながったことも私のキャリアの中でハイライトになっています。
決済システムから「購買体験の可視化」というユーザー目線の考え方
現在はネットイヤーグループからNTTデータに戻り、決済ソリューション関連の部署に復帰しています。主にリテール業界のクライアントを担当しているのですが、ネットイヤーグループで学んだ、UXデザインのメソッドはクライアントへの提案活動にとても役立っています。
たとえば、家電量販店のクライアントであれば、実際の店舗を利用しているエンドユーザーの立場で想定ユーザーやペルソナを描き、想定しうる顧客の「お買い物体験」を可視化します。実際のエンドユーザーは具体的にどんな属性の方で、こんな悩みや課題があるということを言語化しクライアントにしっかり説明したうえで、ビジネス課題解決の方向性を提示しています。
従来は決済ソリューション単体で営業活動をしていたので、競合するサービスとの単純な機能比較や価格競争に陥っていました。一方で、このプロセスを踏むことでクライアントがユーザーに提供している「お買い物体験」を改善するビジネスパートナーとして認識してもらえるので、より深くクライアントのビジネスに入り込むことが可能となり、自然とクライアントから相談を頂ける関係となりました。クライアントと「会話し理解する」だけでなく、深く「対話し提案する」ことに繋がっているのだと思います。
NTTデータに戻った今でも継続して実践していますが、提案先のクライアントからは「UX視点で課題を検討したことがないので切り口が新鮮ですね。とてもわかりやすいです」と好評をいただいています。クライアントのビジネス課題をしっかり理解し、向き合った上で提案活動ができているのは、ネットイヤーグループでUXを学んだことがとても良い影響を与えていると思います。
UXデザインを学んだことがキャリアの幅を広げ成長を更に加速させる
現代の社会はVUCAの時代と言われて久しいですが、今後私たちの世代は不確実なことや正解がない状況や世界に立ち向かっていかなければなりません。そんな時代にUXデザインを学ぶことはとても意義があることだと思います。UXの源泉となるユーザー思考やデザイン思考を理解し、自らのスキルや経験・成果に落とし込むことができればキャリア上の大きなアドバンテージになると思います。
私が考えるUXデザインの真の力とは「商品やサービスをよりユーザーに利用してもらうためのアプローチとして、なくてはならない考え方や実践できるスキル」だと思っています。UXデザインは馴染みのない方からすれば、一見とっつきにくい難しい技術のように思えますが、みなユーザー目線は持っているはずなので、時には自らもユーザーになりきり、ビジネスの実践を通じて、その経験を積むことができればビジネスを推進する大きな力になるはずです。
私にとって「UXデザインを学ぶこと」との出会いは、今後のキャリアの選択肢が増えて、可能性が大きく広がったように感じました。それくらい良い影響があると思っているので、もし興味をもった方がいらっしゃれば私も応援していきたいですね。
※「UX教育制度」については、ネットイヤーグループの
〜社会を変えるアイデアを生み出す「デザイン思考」の人材育成〜
をご覧ください。
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