ロボアド資産運用のウェルスナビがマザーズ上場へ 老後資金対策の急先鋒に台頭

11月29日(日)17時13分 財経新聞

 ロボアドバイザーによる資産運用サービスにおいて国内トップシェアを持つウェルスナビは、12月22日に東証マザーズへ上場することを決めた。公式サイトのデータでは、11月10日時点で顧客の資産運用総額が3100億円を突破し、ユーザー数も22万人に上るという。最近注目度が高いロボアド系資産運用サービスの中では、安定的な長期資産運用手段としての最有力候補と目される。

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 ウェルスナビのキャッチコピーは『まかせてコツコツじぶん年金』と、フルオートの資産運用ツールがおすすめ商品だ。年々拡大傾向にある少子高齢化社会では、10年後・20年後の老後資金の確保が必須とされる。なお、厚労省では年金の他に2000万円の老後資金を自己調達するようにすすめてもいる。この問題を解決する手段として、ロボアド系の資産運用へ期待が高まっているのだ。

 投資信託の手数料としては、ファンドマネージャーに委託する場合は預け資産の2〜3%が多いが、ウェルスナビでは預け資産の1%とリーズナブルだ。しかも3000万円以上の預け資産なら0.5%とさらにコストダウンする。
 *ちなみにロボアドの手数料は1%前後が相場

 運用利回りだが、ファンドマネージャーなら年利5~9%が現実的な数字だが、ロボアド系は5%以下を想定している商品がほとんどで、ローリスク・ローリターンの典型と言える。ちなみにウェルスナビの利回りは公表値として年2.71〜4.37%とある。

 つまり、投資信託の商品としては低い利回りなのだが、安定性・透明性が担保されていること、ポートフォリオや利回り設定を個々のユーザーが選択できることはユーザーメリットとなる。つまり『フルオートのおまかせ運用』であっても、全く内容の見えないファンドマネージャーの投資信託とは違い、自己責任の資産運用である点に納得が得られるのだ。

 マザーズ上場を控えたCEO・柴山氏のコメントでは、前年の営業損益は20億以上の赤字であったが、『ロボアドバイザー事業による個人向けファイナンシャル・プラットフォーム化を推進し、個人資産の管理から決済事業、投資サポート、保険、送金を網羅したトータル金融サービスを展開する』とあった。老後資金の準備にソフトで安全性の高い長期資産運用の手段を探している人は、ウェルスナビなどのロボアド系資産運用サービスをチェックすることも検討して良いだろう。

財経新聞

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