蚊取り線香のゲノム解読=品種開発に期待—大日本除虫菊

12月4日(水)19時50分 時事通信

 金鳥ブランドの蚊取り線香で知られる大日本除虫菊(大阪市)は4日、蚊取り線香の原料となる多年生キク科植物「除虫菊」のゲノム解読に世界で初めて成功したと発表した。将来的には、除虫菊に含まれる天然殺虫成分ピレトリン類を高い濃度で持つ品種や生育期間が短い品種の開発などが期待できるとしている。
 ゲノム解読は、サントリー生命科学財団(京都府精華町)と共同で行った。広島県尾道市で栽培されている除虫菊について、推定6万個超の遺伝子が含まれる約71億塩基対のゲノム配列を解読したという。一部の殺虫剤をめぐっては、抵抗性を示す害虫が出現し感染症を媒介するリスクが懸念されているとし、同社は遺伝子操作などで除虫菊の特性を増幅することができれば感染症防止にも貢献できるとみている。
 大日本除虫菊は創業130年を超える殺虫剤メーカー。1890年、除虫菊の粉から成形した世界初の棒状蚊取り線香を発明し、その後渦巻き型に改良した。 

[時事通信社]

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