バイオマスレジンホールディングス、ヤマガタデザイングループと「国産バイオマスプラスチックの普及拡大」に向け、包括連携協定を締結

2023年12月4日(月)12時16分 PR TIMES

お米×テクノロジーで社会課題解決を目指す株式会社バイオマスレジンホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:神谷 雄仁、以下当社)は、ヤマガタデザイン株式会社(本社:山形県鶴岡市、代表取締役:山中 大介、以下YD)と「国産バイオマスプラスチックの普及拡大」に向けて包括連携協定を締結いたしました。

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              (写真左:山中大介 写真右:神谷雄仁)

地域活性化を進める両社が連携することで、農業課題の解決に向けた継続した地域づくりが脱炭素社会の実現にも貢献することを目指しチャレンジして参ります。

背景


政府が公表する『みどりの食料システム戦略』によると、2050年までに、農林水産業のCO2ゼロエミッション化、化学農薬の使用量(リスク換算)を50%低減、化学肥料の使用量を30%低減、有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大 を目指しています。
当社は、2007年より古米や廃棄米などを用いて国産バイオマスプラスチック「ライスレジン(R)︎」の研究開発を開始し、新潟県南魚沼市、熊本県水俣市、福島県浪江町に製造拠点を拡大してきました。また、京都大学と共同開発したコメ由来の生分解性樹脂「ネオリザ(R)︎」を用いて、化学肥料の使用量を削減した農業資材開発にも着手しています。
こうした環境配慮素材の研究開発にとどまらず、脱炭素社会の実現に向けて行政とも連携し新潟県新潟市とは国産バイオマスプラスチックを活用した「ゼロカーボンシティ」の取り組みとして、指定ごみ袋に「ライスレジン(R)︎」が導入されます。北海道東川町とは将来の食用米需要減対策として環境保全・水田維持を目的に国産バイオマスプラスチック用の資源米栽培の取り組みを行なっています。
YDのグループ会社であるヤマガタデザインアグリ株式会社(本社:山形県鶴岡市 代表取締役:山中大介、以下YDA)は、生産者の所得向上に向けてお米の省力・低環境負荷な栽培技術である「マイコス米」の栽培に必要な生産資材の開発販売、ノウハウの提供によって産地化を推進してきました。
今回の連携でYDAは、当社に対し「ライスレジン(R)」の原料用のお米を安定供給することで事業成長を促進するとともに、生産者の生産効率を上げ、販路確保までをサポートすることで農業経営の安定化にも繋げる取組みが可能となります。
こうした取り組みによって、環境省・経済産業省・農林水産省・文部科学省が合同で策定した「バイオマスプラスチックを2030年までに約200万tを導入する」という目標達成にも貢献してまいります。

主な取り組み


・行政へのゼロカーボンシティ推進に対する国産バイオマスプラスチック活用の取り組み提案
・当社が製造する「国産バイオマスプラスチック」の原料となるコメをYDの生産者ネットワークから調達
・コメ由来の生分解性樹脂「ネオリザ(R)︎」を用いた農業資材の開発と普及、販売促進

今後の展望


YDが運営するホテル「スイデンテラス」や教育施設の「キッズドームソライ」とも連携し、国産バイオマスプラスチックの普及や環境教育活動、グリーンツーリズム等にも取り組んでいく予定です。


農林水産省「みどりの食料システム戦略」https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html
環境省「バイオプラスチック導入ロードマップ」https://www.env.go.jp/content/900534511.pdf
『National Greenhouse Gas Inventory Report of Japan 2012』  第6章 農業分野 page 6-25,6.4.4 その他の水田(4.C.4.)
※「Rice Resin(R)︎(ライスレジン)」「Neoryza(R)︎(ネオリザ)」は(株)バイオマスレジン南魚沼の登録商標です。
※「マイコス米」は湛水せずに水稲を栽培する技術であり、栽培方法によっては、面積あたりの労働時間を30%以下に下げ、一農家あたりの営農面積を飛躍的に増加させることが可能になります。加えて湛水しないことで温室効果ガスであるメタンの発生を限りなくゼロできる[1]ことから環境負荷が低い栽培方法として知られています。
提携各社代表のコメント


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ヤマガタデザインアグリ株式会社 代表取締役 山中 大介
この度、バイオマスレジン様と国産バイオマスプラスチックの普及拡大に向けて業務提携ができること、大変嬉しく思います。当社グループは国内農業を世界のグリーン市場と結びつけるために、必要となる栽培技術の確立、ロボットや農業資材の開発など、多面的に取り組んで参りました。その技術や知見が、国産ライスレジン原料の栽培技術に応用できること、それにより国内農家に新しい稼ぎ方を提供できることに、非常に大きな責任と希望を持っております。ここから始まるバイオマスレジン様との新しい挑戦に、是非ご期待ください。

[画像3: https://prtimes.jp/i/112847/8/resize/d112847-8-f47ca9eae8ae57a25149-1.jpg ]


株式会社バイオマスレジンホールディングス 代表取締役CEO 神谷雄仁
当社は日本を代表する「お米」を資源と捉え魅力を再定義することで、より環境にも農業にも持続可能なビジネスの創出を目指しています。ヤマガタデザイングループ様は、地域づくりを代表する企業として革新的で先進的な取り組みをされており、双方がパートナーシップを結ぶことで産官学民によるゼロカーボンシティを前進させる選択肢としてさらなる「国産バイオマスプラスチックの普及」が進むことに期待を寄せています。



【ヤマガタデザインアグリ株式会社】
本社:山形県鶴岡市湯野沢字畑田58
設立日 :2019年1月
代表者 :代表取締役 山中 大介
事業内容 :農業生産・販売、農業資材の開発・販売
HP:https://www.agri.yamagata-design.com/

【ヤマガタデザイン株式会社】
本社:山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
設立日 :2014年8月代表者 :代表取締役 山中 大介
HP:https://www.yamagata-design.com/)

【株式会社バイオマスレジンホールディングス】
本社:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング EGG
設立:2020年3月10日
資本金:10,000万円(2022年6月現在、資本準備金を含む)
代表者:代表取締役CEO 神谷 雄仁
事業内容:バイオマス資源を利用したプラスチック樹脂原料の製造・販売及び研究開発
HP::https://www.biomass-resin.com/

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