ポルシェ「SCOPES Tokyo」開催中 潜入取材とタイカンのインタビューをお届け!

12月4日(水)12時27分 財経新聞

ポルシェ・タイカン

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 カイエンやマカン、911などを手掛けるドイツの世界的自動車メーカーのポルシェ。そんなポルシェが表参道、渋谷で日本初のイベントを開催している。

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 そのイベントこそ「SCOPES Tokyo」(https://scopes.tokyo/)、コンセプトは「Changing Perspectives - 時代を牽引するパイオニアとポルシェの価値観が出会う場所-」。 まさに時代の変化、多様化についていくべく満を持して開催されたイベントを今回、リポートとしてお伝えしていく。

■SCOPES Tokyoとは
 今回のイベントはアムステルダム、ベルリンに続き東京が3カ所目の開催地だ。開催地に選ばれるということはポルシェというブランドが浸透している証拠でもある。主にミレニアル層に向けたイベントで、コンテンツとしてはポルシェ初のEVカー「タイカン」の展示と、各界のアーティストによるトークセッション、ライブと3つから構成されており、どれも興味深い内容である。 開催期間は11月22日(金)から12月7日(土)まで。

■有名アーティストや新進気鋭のアーティストによるトークディスカッション
 取材当日のタイトルは、「 Rise of Millennial artists -Next Wave Talk + - 」。DJやプロデューサーなどで活躍しているNaz Chrisがナビゲーターをつとめ、8周年を迎えたblock.fmを主宰。プロデューサーもつとめるm-floの☆Taku Takahashi、ソウル生まれ東京育ちのDJやプロモーターなど、若くして多方面に才能を開花しているYonYonの2名を迎え、リアルな作り手の発想に触れるトークディスカッションを開催した。

 ゲストとの距離は近く、内容は多岐にわたった。block.fmの立ち上げ当時の話、素晴らしいものを持っているアーティストとしての幅をどう広げていくか、現代の象徴とも言えるTwitterなどのオンラインとクラブなどのオフラインでのアーティストとの付き合い方、コラボレーションの形など興味深い話を聞くことができた。

 中でも特に、時代と共にCDなどの売上が減る一方で、Apple Musicやspotifyといった音楽サブスクリプションを通して全世界に配信されることで、海外アーティストの目に留まりコラボレーションできる場合もあり、さらにそれがプラスに働くという話が非常に印象に残るものであった。

 トークセッションは、オンラインの時代だからこそ、アナログやオフラインといったことも重要性を帯びてくることや、これからのアーティストは新しいものを発見していくために、海外に出ていくべきということを提言にあげ幕を閉じた。イベントの後半にはYonYonによる特別プログラムを約30分聞くことができ、これもまた貴重な体験となった。

 筆者自身、DJやクラブミュージックなどの理解度は高くないが、そのような人でも楽しむことができ、飽きもこない内容だった。残り数日ではあるが、さまざまな分野のアーティストがトークをしてくれるため、時間がある人はぜひ他のアーティストの話も聞いてみると良いだろう。普段あまり関わることのない分野の話を聞くことで、新たな価値観や可能性を見いだすことができるかもしれない。

 なお、上記の企画は表参道にあるSO-CAL LINK GALLERYで行っている。トークセッションは予約が必要だが、トークディスカッションの開催場所であるSO-CAL LINK GALLERY奥のSCOPES Loungeでは、WiFiや充電スポット、複数のフレーバーウォーターなどが全て無料で提供されており、居心地もよい空間なので、暖を取る休憩場所やノマドワークの場所としても利用できる。最終日の12月7日(土)はSCOPES Tokyo Closing Partyが行われるので、こちらに参加してもよいだろう。

電気グルーヴ石野卓球も登場した「EXPERIMENTAL TECHNO INVENTION」PRE - GAN-BAN NIGHT
 先日リニューアルオープンした渋谷パルコに場所を移し開催されたライブ「EXPERIMENTAL TECHNO INVENTION」。 会場となったのは、渋谷パルコ9階のクリエイティヴスタジオにあるSUPER DOMMUNEだ。2010年の開局からライヴストリーミングスタジオとして数々の音楽を届けてきたDOMMUNEは、渋谷パルコのリニューアルオープンと同時に移転を行い、SUPER DOMMUNEとしてリニューアルした。

 今回のライブは、今年のFUJI ROCK FESTIVALでデビューライブを行ったアーティストのTHE ALEXXがトップバッターをつとめ、その後電気グルーヴの石野卓球がライブをおこなった。

 オープンと同時に続々とゲストが入り、約60名が集結、ライブ中も断続的にゲストは増え会場はいっぱいとなった。THE ALEXXのライブは静かなスタートで始まったが、進むにつれ、会場のゲストにも熱がはいり始め盛り上がりをみせた。約50分のライブが終わると、電気グルーヴの石野卓球が登場。THE ALEXXのおかげで熱を帯びていたゲストは、石野卓球のライブが始まると会場のボルテージはさらに上がった。

 会場に詰め掛けたゲストはお酒を楽しみながら体を揺らしてリズムをとったり、声をあげて楽しんでいた姿が印象的である。こちらも後から聞いた話だが、今回のライブは石野卓球も所属する新会社macht inc.が設立されて初めてのライブということもあり、大変気合が入っていたという。たしかに筆者も鳥肌が立つほど素晴らしい音楽を体験することができた。

 開催期間中のライブは12月6日(金)の残り1回。最後のライブでもあるSCOPES Tokyo Night(Closing)は渋谷・道玄坂上のクラブ/ライブハウスWOMBで行われる。こちらにはHVOB、Licaxxx、machìna、Shohei Fujimoto、Yummyといったアーティストが参加する予定。現地に行けない場合は DOMMUNE(http://www.dommune.com)にてストリーミング配信により視聴できる。

 トークセッションとライブはLINEから予約できるので、気になった人はぜひチェックしてほしい。

■ポルシェ初のEVタイカンの展示プログラム 「 TAYCAN INSTALLATION 」、テーマは「Soul, electrified. - intangible #form -」
 11月20日、ポルシェ初の電気自動車のタイカンがついに日本でも発表されたが、早くも展示されると聞き会場にと足を運んだ。ヘッドライトの形状がかなり特殊で、気になっていた1台だ。会場に入ると中は暗く、タイカンが中央にあることは分かるが、そのほかは何もない。

 しかし、プログラム開始と同時に壁の上部と下部に配置された無数の赤いレーザーが動き、タイカンを照らし始めた。実際に目で見るとタイカンは白色に見え、まるで自動車の走行音やエンジン音を思わせる音楽と非常にマッチし、これからの時代を感じることのできる展示だった。

 実はこのタイカンのボディカラーはなんと赤色。赤いレーザーを使い視覚効果で白色に見えるようで、これも内容としては非常におもしろい。

 プログラム終了後の約2分間は室内が明るくなるため、明るい場所で写真を撮る場合はそちらのタイミングをオススメする。もちろんプログラム中の写真撮影は許可されているので、ぜひインスタ映えするような絶妙な写真を撮ってほしい。こちらは予約不要のためふらっとたちよるのもよいだろう。

■タイカン担当者にタイカンについて聞いてみた
 なお、今回取材するにあたり、タイカンに関しても担当者に取材することができた。その質疑応答は以下に掲載する。

 Q1:ユーザーに伝えたいタイカンの特徴は?またヘッドライトが非常に特徴だが、そのコンセプトは?

 A1:タイカンは、ポルシェ初のフル電動スポーツカーである。技術革新と究極のドライビングプレジャーを組み合わせておりそれはまさに、「Soul, electrified. それは、電化された魂」を表している。

 ヘッドライトは、スリムなデザイン、強調された4灯式デイタイムランニングライト、そしてフローティングデザインに変わった。ヘッドライトの下に、機能性を持つエアカーテンが搭載されている。車体のタービュランス(乱気流)が起こりやすいところにこのエアカーテンがあることで、その空気を車両内を流し込み、空気抵抗の低減に⼤きく貢献する。理論上、車幅が狭くなり、空気抵抗を減らすことを実現している。

 Q2:新車を開発するときには必ずベース車両がいるが、それはなにか。

 A2:タイカンは、ポルシェが新たに開発したプラットフォームを用いて製造されており、それはタイカンのために独自に設計された。車両コンセプトが初めて示されたのは2015年のポルシェミッションEコンセプトである。

 Q3:充電ポートをフロントサイド部にした理由は?

 A3:できるだけ簡単かつ融通の利くように充電できるようにするため、車両には前面と側面に2つの充電ポートがあう。助手席側にはAC充電ポート、運転席側にDC充電ポートが装備されている。

 Q4:パフォーマンスバッテリーとはなにか。型式があれば知りたい。また、通常のバッテリーとどこが大きく違うのか。

 A4:タイカンは、DC充電のCHAdeMOとAC充電共に国内基準に準じているので、NCS等の公共充電器で充電することが可能となっている。例えば高速道路のサービスエリアなどに設置されている充電器で経路充電が可能だ。

 ABB社との業務提携から、次世代CHAdeMOに対応した急速充電器により、国内でもっともパワフルな150kWで、タイカンの車載バッテリーを30分以内に80%まで充電する能力を持っている。

 Q5:最後に一つ。タイカンを購入した人に求めること、またはこういうことを楽しんでほしいなどあるか。

 A5:革新的トータルコンセプトを実現した、未来に対するポルシェの答えがタイカン。ポルシェが自信を持ってお届けするタイカンのデザイン、パフォーマンス、そしてフィーリングを楽しんで頂ければと思う。

■総括
 取材日は12月1日と開幕約1週間後となってしまい、イベントも充実していたことから、もっと早く取材をしていればよかったというくらい素晴らしかった。ポルシェといえばもちろん車であるが、今後のミレニアル層の顧客の増加を狙い、音楽との複合イベントを行うことで時代の変化を感じることができた。

 またミュージックカルチャーの発信地でもある渋谷を開催地の一つに選んだことは理にかなっていると思った。開催期間はもう残り少ないが、タイカンをじっくり見る機会も多くはないはずなので、ぜひ足を運んでほしい。また、ライブにも参加していろいろな感性に触れるのもよいだろう。

 現在、表参道では表参道マジックイルミネーション2019も開催されている。 そちらを見てからSO-CAL LINK GALLERYに行くのも、デートコースの一つとしてもオススメだ。

 今回こちらで紹介したコンテンツ、アーティストのリンクは下記に記載するので要チェックだ。

【オフィシャルホームページ】
 ・SCOPES Tokyo(https://scopes.tokyo/)
【会場】
 ・SO-CAL LINK GALLERY(https://www.so-cal-link-gallery.com/)
 ・SUPER DOMMUNE(https://www.dommune.com/)
 ・WOMB(http://www.womb.co.jp/)
【主なアーティスト】
 ・Naz Chris(https://nazwa.tokyo/)
 ・☆Taku Takahashi(https://m-flo.com/?ls=ja)
 ・YonYon(https://www.yonyon-musiq.com/)
 ・THE ALEXX(https://thealexx.com/)
 ・石野卓球(https://www.takkyuishino.com/)
【展示車両】
 ・ポルシェ タイカン(https://www.porsche.com/japan/jp/models/taycan/taycan-models/)

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