企画展「運河で生きる ~都市を支えた横浜の“河川運河”~」開催のお知らせ【横浜都市発展記念館】

2024年12月6日(金)14時16分 PR TIMES

【 令和7(2025)年1月18日(土)開幕 】 都市横浜の経済を支えた「河川運河」の景観の変化とそこで生きた人びとの歴史

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64384/165/64384-165-5b228e64d70ff5462d917e38f37292d7-1909x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
開港後、港湾都市として発達した横浜。その賑わいは浮世絵や絵葉書、写真、地図などの資料からうかがえます。資料に目を凝らしてみると、そこには、河川で荷物を運ぶ人や船の姿を見ることができます。これらの河川は、横浜が都市として大きくなっていくなかで整備、開削された運河—人工的に造成された河川—としての性格を兼ね備えていました。

こうした“河川運河”は、都市横浜の成長をどのように支えていたのでしょうか。今日も流れる大岡川、中村川、堀川、帷子川、新田間川、現在は埋め立てられてしまった吉田川や派大岡川など、横浜の市街地を縦横無尽に流れ、横浜港に注ぐ “河川運河”は、東京湾を通じて、東京や三浦半島、房総半島とつながり、一大輸送網を形成します。この輸送網で活躍したのが、河川を行き交う艀や汽船でした。輸送網を通じて、“河川運河”沿いには問屋・卸売業や造船業、製材業など様々な商工業が進出し、戦前・戦後の横浜の経済成長を支えました。

ところが、都市横浜の成長を支える重要なインフラであった“河川運河”は、高度成長期にかけて、輸送革新や水質汚染といった問題に直面します。都市計画の開発の対象となった“河川運河”は、1960年代〜70年代以降、その姿を大きく変えていきます。そこで衰退するかと思われた“河川運河”ですが、開発をめぐる議論のなかで、市民の生活を支える親水空間として復活していきます。

今回の展示では、このような性格を持つ“河川運河”の形成、成長、衰退から復活に至る景観の変化と、そこで生きた人びとの歴史を、横浜、東京、千葉に残る資料から紐解きます。
企画展「運河で生きる 〜都市を支えた横浜の“河川運河”〜」 【基本情報】 
会 期:令和7(2025)年1月18日(土)〜4月13日(日)
開館時間:9:30〜17:00(券売は16:30まで) 
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
主 催:横浜都市発展記念館(公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団)
共 催:横浜市教育委員会
後 援:朝日新聞横浜総局・神奈川新聞社・産経新聞社横浜総局・東京新聞横浜支局・毎日新聞社横浜総局・読売新聞横浜支局・NHK横浜放送局・tvk・FMヨコハマ
協 力:神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター・横浜メディアビジネス総合研究所
観覧料:一般800円、小中学生・市内在住65歳以上400円
【おもな展示資料と見どころ】
1. 運河で生きる人びとの様子を活写した戦後写真を一挙に公開します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64384/165/64384-165-942d7e41ef78021dc3a66c239d9b22ac-844x507.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]派大岡川、柳橋付近 昭和28(1953)年 五十嵐英壽氏撮影・寄贈 当館所蔵
2. 水運輸送で使用された船の模型や道具は必見です。
3. 荷物の輸送で活躍した艀の様子を伝える資料を公開します。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64384/165/64384-165-06c3cfc685fdc3b7c105c19fec611f4e-618x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]京浜海上連絡図(『横浜市復興会誌』)昭和2(1927)年 横浜都市発展記念館所蔵
4. 千葉や東京などに残る横浜の運河関係資料を公開します。
5. 河川運河に注目することでみえてくる都市横浜の姿を紹介します。
  ※下のプレスリリース資料でもご紹介しています。ぜひご確認ください。
https://prtimes.jp/a/?f=d64384-165-cb56364c905d994ebe61191918999f44.pdf  ※後日動画による見どころ紹介を追加します。ご期待ください。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64384/165/64384-165-ed59922e4e73f3e5ae39dcd094190e57-1909x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【関連企画のご紹介】
I 展示解説
調査研究員が企画展の見どころを解説します。
日 時:1月25日(土)/2月1日(土)、15日(土)/3月1日(土)、15日(土)/4月12日(土)、13日(日)
※いずれも14:00から40分程度、3月15日は開館祭のため、11:00からも行います。
会 場:横浜都市発展記念館 企画展示室
参加費:無料(企画展観覧券が必要です)
申 込:事前申込不要。当日直接会場にお越しください。

II 連続講座「資料から読み解く都市を支えた横浜の“河川運河”」
文献や統計資料から運河の歴史を読み解きます。
日 時:1.2月2日(日)2.2月16日(日)3.3月2日(日)4.3月16日(日)
14:00〜15:30(受付は13:30〜)
講座タイトル:
1. 明治・大正期の河川運河で荷物を運んだ人たち—I章 運河の形成 横浜開港〜関東大震災前夜—
2. 河川運河から見た関東大震災 —II章 運河の成長 関東大震災〜昭和初期—
3. 艀で暮らす、艀で働く —III章 運河の活躍 戦争・接収・復興期—
4. 河川運河はどのように開発されたのか —IV章 運河の衰退 輸送革新と都市計画事業—
会 場:横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1丁目6番地) 1.は1号室、2.〜4.は6号室
定 員:先着100名
参加費:各回500円
申込方法:横浜都市発展記念館イベント申し込みページよりお申込みください。
(または、https://teket.jp/g/3h8cn02vru)
申込締切:各講座開催日の10日前の17時まで。
※「連続講座」は有料のアーカイブ配信も行います。

III 「ボートでゆく運河散策」
調査研究員とともに帷子川水系をボートに乗って散策し、河口から横浜港を眺めます。
日 時:3月8日(土)15:00〜16:30(受付は14:45〜) 
集合場所:南幸橋付近
定 員:36名
参加費:3,500円
申込方法:横浜都市発展記念館イベント申し込みページよりお申込みください。
(または、https://teket.jp/g/3h8cn02vru)
申込締切:2月26日(水) 
※雨天中止、※途中で下船はできません。浮き桟橋を利用する際、垂直の梯子を上り下りします。予めご了承ください。
【プレス向け内覧会のご案内】
日 時:2025年1月17日(金)14:00〜16:00(受付 13:30〜) 
※申し込み方法等は後日お知らせいたします。

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