鳥貴族、11月売上が好調 10月に値上げも客足が戻る

12月7日(木)22時43分 財経新聞

 10月に値上げをした居酒屋チェーン「鳥貴族」の11月売上が、全店・既存店ともに好調に推移していることが分かった。

■10月の値上げ後も客数を回復
 6日、鳥貴族が発表した11月次売上(直営店)によると、既存店の客数は+0.5%(前年同月比、以下同じ)、客単価は+4.7%、売上は+5.3%だった。

 同社は、全品280円(税別、以下同じ)としていた価格設定を、この10月から298円に引き上げた。これは1989年に同社が行った250円から280円以来となる値上げで、大きな話題となっていた。

 この値上げが原因となったようで、10月の発表では既存店の客数が9月:+3.4%から10月:-7.0%と大きく減少する一方、客単価が9月:-1.4%から10月:+3.5%と上昇していた。しかし11月の既存店売上、特に客数を見る限りでは、値上げによる影響は一時的なものだったようだ。

■10・11月の出店数が増加
 全店売上高は前年同月比+26.4%だった。

 今7月期の出店は、8月:3店舗、9月:5店舗と1桁が続いたものの、10月:12店舗、11月:10店舗と出店数が増えたことで、全店的な売上の伸びに寄与したと考えられる。

 なお店舗数は、期初の570店(直営店:343店、TCC店※:227店)から11月時点で596店(直営店:363店、TCC店:233店)となっている。

 ※TCC:「鳥貴族カムレードチェーン」の略で同社独自のフランチャイズ店。

■年末年始の動向に注目
 今期の累計では、既存店の客数が-0.4%(前年同期比、以下同じ)、客単価は+1.1%、売上は+0.6%。全店の売上は+19.0%となっている。

 前期の数字を見ると、それぞれ+1.4%、-1.0%、+0.4%、+20.8%だったため、10月に行った値上げによって、通期でも客単価の改善が見込まれそうだ。現時点で10月のみに留まった客数の減少が今後も影響を及ぼさなければ、前期を超える業績も十分に考えられる。

 忘年会や新年会などがある年末年始の動向に注目したい。

財経新聞

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