懐かしの丸ノ内線車両が里帰り、動態保存を目指す真の理由

12月8日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

昔懐かしい丸ノ内線の電車が復活。日本に“帰国”した500形電車の修繕が走行装置を除いて完了した Photo by Yoshikazu Kusamachi

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赤い車体と白い帯、そして銀色に輝くステンレスの「波」——。子どもの頃、親に連れられて上京したときに見た「昔の丸ノ内線」の姿が、確かにそこにあった。南米アルゼンチンに渡ったはずの旧型電車「500形」が2016年に“帰国”。このほど、丸ノ内線を走っていた頃の姿で復元されたのだ。(鉄道ライター 草町義和)



懐かしの「丸ノ内線」車両デザイン

「サインウェーブ」が復活


 丸ノ内線は、池袋〜荻窪間24.2kmの「本線」と中野坂上〜方南町間3.2kmの「支線」で構成される、東京地下鉄(東京メトロ)の路線。大手町や池袋、新宿など東京都心の主要エリアを結んでおり、東京の地下鉄の代表格といえる。輸送人員(2015年度)は1日平均で約128万人。東京メトロの路線では東西線に次いで2番目に利用者が多い。


 その歴史も古い。


 帝都高速度交通営団(営団地下鉄、現・東京メトロ)が運営する2番目の路線として、1954年に池袋〜御茶ノ水間が開業。1962年までに現在の路線が完成した。車両は1954年の開業にあわせて300形電車が新造投入され、その後も300形ベースの車両が新造された。500形も300形ベースの車両で、1959年の新宿延伸開業にあわせてデビューしている。



 モーターやブレーキなどの走行装置は、当時最新の技術を採用。車体は赤をベースにした塗装で、窓の下には白い帯を配した。また、「サインウェーブ」と呼ばれるステンレス製の銀色波状帯を白帯の上に重ねるようにして取り付けている。この時代は国鉄線を中心に茶色一色の電車が多かったから、当時としてはインパクトのある斬新なデザインだった。


「500形」などの形式名にはピンと来なくても、写真を見せれば「昔の丸ノ内線だ」と即答できる人は多いだろう。赤白2色とサインカーブは、丸ノ内線の代名詞のような存在だった。





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