「この順番」で考えるだけでどんな悩みも解決できる(続き)

12月8日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン


コロンビア大学ビジネススクールで、戦略的な思考法を教える授業が人気になっている。そこで教えられているエッセンスを凝縮したのが話題の書『超、思考法』だ。今回は、その内容からすぐに誰もが実践できる極めて合理的な思考のステップを紹介した前回記事(「この順番」で考えるだけでどんな悩みも解決できる)の続編だ。その驚きの思考ノウハウについて、実践法をさらに具体的に紹介する。


ストレスを「戦略」に、不安を「行動」に変える


(前回の記事で、悩みや問題について考えるにあたって、「自分でコントロールできること」と「できないこと」を分けて考える方法を紹介したが)このような考え方は、古今東西の賢人の言葉からも見いだすことができ、時代を超えた知恵としていまに伝えられている。たとえば、ギリシアのストア派の哲学者エピクテトスは次のような言葉を残している。


「幸福への道はひとつしかない。それは、意志の力ではどうにもならない物事に悩まないことだ」


 もっと近い時代では、キリスト教神学者のラインホルド・ニーバーが、1930年代後半に「ニーバーの祈り」と呼ばれる祈りの言葉を書いている。これをどこかで見聞きしたことがある人は多いはずだ。


「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと変えることのできないものとを識別する知恵を与えたまえ」


 ニーバーの言う「変えることのできないもの」はカルマであり、「変えることのできるもの」はダルマだ(カルマとダルマについては前回の記事を参照。カルマは「自分でコントロールできないこと」、ダルマは「自分でコントロールできること」の意)。神学者であるニーバーは、これらを区別する方法については言及していない。人はそれを神にゆだね、祈りを捧げる。


 一方、『超、思考法』で紹介している「フリー・ユア・マインド」テクニックに従えば、カルマとダルマを区別することができる。訓練を積んでいくと、ネガティブな感情が起こるたびに、頭のなかで「フリー・ユア・マインド」の4ステップを実行できるようになる。


 最初は、うまくできたと思えるまでに数日かかることもあるが、次第に1日、半日、1時間、1分と短い時間でできるようになっていく。


 とはいえ、この4つのステップは、ダライ・ラマでさえも難しさを感じている高度な技法だ。しかし、その基本的な考え方は単純だ。それはストレスを戦略に、不安を行動に変えることであり、脳からコルチゾールを減らして世界をもっと明晰でポジティブな場所にすることなのだ。





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