英ハリポタ・スタジオ見学ツアー、開業以来の利益274億円超に

12月8日(金)7時30分 Forbes JAPAN

米メディア大手タイム・ワーナーは先ごろ、映画「ハリー・ポッター」の撮影に使われた実際のセットなどを見学できる「ワーナー・スタジオ見学ツアー:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の売上高が、2012年の開業以来、総額およそ4億3570万ドル(約490億円)に達したことを明らかにした。

2016年末までの通期の決算報告書によると、スタジオの売上高は昨年、前年比11%増を記録。ツアーの売上高が、スタジオ全体の売上高の68%を占めた。年間売上高は、オープン以来最多の約1億7060ドルで、2012年の売上高の3倍となった。また、昨年の利益は初年度のおよそ7倍を記録。前年比では22%増のおよそ7890万ドルだった。開業以来の利益は、総額で約2億4360万ドルとなっている。

ワーナーは2010年11月、ロンドンの北西約30kmに位置するリーブスデン・スタジオを買収。ハリー・ポッターの8作品全てが撮影された同スタジオ内に、撮影用のセットや小道具、登場人物の衣装を展示するスぺースを開設。さらに、ホグワーツ城のグレートホールが再現したほか、実物大の蒸気機関車ホグワーツ・エクスプレスを走らせている。ツアーへの参加者は、ピークシーズンには1日当たり約6000人に達したという。

これまでにワーナーは、スタジオ内の改装やツアー用の施設に1億3500万ドル以上を費やした。昨年だけでも、約2760万ドルを投資している。決算書によれば、施設の改善に向けたこれまでの投資の結果、スタジオの価値は約2億180万ドルに上昇。さらに、スタジオ内部の設備だけでも、これとは別に4690万ドル相当の価値があるという。

同スタジオがあるのは、第2次世界大戦中の航空機工場の跡地。1995年の「007 ゴールデンアイ」の撮影で、初めてスタジオとして使用された。また、アカデミー賞を受賞した2010年の「インセプション」や、今年11月公開の「ジャスティス・リーグ」もここで撮影されている。

英国はハリウッド映画の撮影地としての人気が上昇している。「スター・ウォーズ」シリーズが撮影されているパインウッド・スタジオは、今年3月末までの通期の売上高が前年比18.2%増の約1億3250万ドルに上ったと発表している。税引後利益は約2010万ドルとなり、前年の2倍近くに増えたという。

また、英国初の「トーキー」映画、「ヒッチコックのゆすり」やグレゴリー・ペック主演の「白鯨」が撮影された歴史あるエルストリースタジオでも、施設の拡張が計画されている。

Forbes JAPAN

この記事が気に入ったらいいね!しよう

売上高をもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ