ネパールで社員も参加し約300人が8,000本の苗木を植樹 ~1999年から20年以上続く山田養蜂場の植樹活動~

2023年12月12日(火)17時16分 PR TIMES

世界で注目されている「宮脇方式」で本物の森をつくる

株式会社山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生)は、2023年11月25日(土)にネパールの首都カトマンズのチャカンドール地区にて、植樹祭を実施しました。
植樹祭には、当社社員に加え、地元のインターナショナルスクール “The Celebration Co-Ed(ザ・セレブレーション・コー・エド)” の教師と生徒や、チャカンドールフォレストコミュニティのメンバーなど約300名が参加しました。
植樹された8,000本の苗木は、現地の気候風土に合う在来種を選定しています。植樹は、木々を密植、混植する「宮脇方式」を取り入れています。その指導を、横浜国立大学名誉教授の故・宮脇昭(みやわき あきら)氏の弟子である、横浜市立大学特任教授の藤原一繪(ふじわら かずえ)氏が行いました。
山田養蜂場のネパールでの植樹活動は、1998年に当社代表の山田英生がアジア養蜂会議に参加するためネパールを訪れた際に、荒廃した山や里の現状に気付いたことがきっかけでした。その後、現地の有志と共に植樹を開始しました。この活動は、20年以上続いており、これまでに47万本を超える植樹を行ってきました。

                          
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■講演会で植樹について学ぶ
植樹祭前の11月23日(木)には、植樹指導者の横浜市立大学特任教授・藤原一繪氏と、ネパールの植物生態学者で森林環境省植物資源室旧メンバーであるマヘンドラ・ナス・スベディ氏が、植樹の意義、ネパールの植生や植樹方法について講演会を行いました。
講演は日本人メンバーに加え、植樹に参加する The Celebration Co-Ed学校の生徒約150名が熱心に受講し、ネパールの環境に対する生徒たちの意識の高さがうかがえました。
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■過去に植樹した木の育成状況を視察
今回の植樹地であるチャカンドールには2019年より植樹を行っており、当時30cmほどの高さだった苗木はこの4年で人の背丈を超えるまでに成長しています。

▼2019年植樹当時
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▼現在の育成状況
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■山田養蜂場の植樹活動
植樹活動の始まりは、1998年にさかのぼります。当社代表の山田英生がネパールを訪れた際、森林が大量に伐採されており、それに伴う大規模な土砂崩れが発生している実態を知ったことがきっかけです。
翌1999年にネパールで植樹活動を開始し、2001年からは、現地の気候風土に合った在来種の木々を密植、混植する「宮脇方式」を実践しています。これは、植物生態学の権威である横浜国立大学名誉教授の故・宮脇昭(みやわき あきら)氏が提唱する植樹方法です。
同年に、砂漠化が進む中国北部で、横浜国立大学と共同で植生調査を開始し、2004年から植樹活動を続けています。
これまでに国内外合わせて226万本を超える木を植えてきました。
当社の原点は、豊かな自然環境がないと成り立たない養蜂業です。「自然との調和」を理念に掲げており、未来の子供たちに豊かな自然環境を受け渡す責任があると考えています。今後も植樹活動を続けることで自然環境を回復し、人々の命を守る本物の森づくりに貢献してまいります。
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■プロフィール

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宮脇 昭(みやわき あきら)氏
1928年〜2021年。岡山県出身。横浜国立大学名誉教授、(財)地球環境戦略研究機関国際生態学センター終身名誉センター長。ドイツ国立植生図研究所で潜在自然植生理論を学び、世界を舞台に国内外1,700ヶ所以上に、合計4,000万本を超える植樹を行ってきた。その土地本来の樹種「潜在自然植生」に基づく植樹を実践、指導。また、東日本大震災を受けて、植樹による緑の堤防づくりを提唱。2006年には、地球環境への貢献が認められ、日本の研究者として初めてブループラネット賞を受賞。


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藤原 一繪(ふじわら かずえ)氏
1944年生まれ。横浜国立大学卒業。フランス中央研究機関(CNRS)給費研究員(リール大学)、横浜国立大学大学院環境情報研究院教授などの経歴をもつ。現在、横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授。故・宮脇昭氏と共に、国内外での森づくりを指導。
著書に「混源植物」「環境問題を考える」(共著)「東南アジアの植物と農林業」(共著)「日本植生誌」全10巻(共著)など。

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