「本当は恐ろしい」高血圧を防ぐ生活習慣4つ

12月14日(土)6時15分 プレジデント社

※写真はイメージです(写真=iStock.com/hoozone)

写真を拡大

仕事のパフォーマンスアップは健康から。病気ではなくても気になるあの症状、この症状を、専門医が解説します。


※写真はイメージです(写真=iStock.com/hoozone)

■人は血管とともに老いる。健康で働くには、血圧管理が重要です


高血圧は、日本人にもっとも多い病気で、予備軍を含めると成人の2人に1人が「患者もしくは予備軍」となり、国民病ともいわれている。2019年4月、厚生労働省は、これまで「正常高値血圧」としていた分類から「正常」をはずし、予備軍に注意喚起を促している。そこで、血圧が上がる原因や体に及ぼす影響を、専門医の池谷敏郎先生に伺った。


「血圧とは心臓が収縮して血液を全身へ送り出す力のこと。力が強すぎると血管壁に常に高い圧力がかかり、弾力性が失われていきます。これが動脈硬化。高血圧は自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに動脈硬化が進行。放置すると心筋梗塞や脳卒中、大動脈疾患や腎臓病を引き起こすため『サイレントキラー』と呼ばれます」


心血管疾患の危険を減らすためにも、血圧測定を習慣化することが大事だと池谷先生は言う。企業勤めであれば毎年健康診断で血圧を測る機会はあるが、個人事業者やフリーランス、主婦層では、積極的に健診を受ける人は少なく、血圧を測る機会がないという。




■更年期からは、血圧が必然的に上昇


「高血圧の原因の多くは不明ですが、生活習慣と深く関わります。遺伝的要素も強く、家族に高血圧の人がいるならば要注意。さらに女性ホルモンのエストロゲンに血圧を下げる作用があるため、エストロゲンが減少する更年期からは、血圧が必然的に上昇します」


最近では「夫源病」と呼ばれる、夫へのストレスが原因の高血圧も増えているそう。原因はさまざまあるのだ。では、女性に多いとされる低血圧はどうだろうか。


「低血圧には明確な基準がありません。低血圧により生じる立ちくらみは、立ち上がった際に反射的に起こるべき血圧の上昇が得られないことが原因。とくに下肢の筋肉量の少ない女性に起こりやすく、過剰なダイエットや自律神経の乱れが原因となることもあります」


血圧を正常に保つには、生活習慣を整えることが重要。塩分・カロリー控えめのバランスのよい食事、日中の運動習慣、十分な睡眠などが大切となる。健康寿命を延ばすためにも今日から実践を。



▼高血圧の予防と対策

(1)食生活

出汁やレモンなどで減塩を心がけて。塩分排出に役立つ「カリウム」を含むキウイや、ストレスによる血圧上昇抑制効果のある「GABA」を含む、大豆もやしも◎。

(2)運動

激しい運動は血圧が上昇。水泳やウォーキングなどの有酸素運動を。仕事の合間にできる、池谷先生考案の、足踏みしつつ手をブラブラさせる「ゾンビ体操」も◎。

(3)睡眠

睡眠不足も高血圧を招く。1日5時間未満はNG。また、ストレスを感じると血圧が上がり、不眠も招くため、自分なりのリラックス方法を見つけておこう。

(4)その他

喫煙、深酒も高血圧のもと。禁煙を心がけ、お酒はほどほどに。太りすぎもNGだが、過度なダイエットも低血圧などの立ちくらみを引き起こすので注意が必要。

----------



池谷敏郎(いけたに・としろう)

池谷医院院長

医学博士。総合内科専門医、循環器専門医。内科・循環器科のエキスパートとして各メディアや講演などでも活躍中。わかりやすい医学解説で人気に。『人は血管から老化する』(青春出版社)、『血管・骨・筋肉を強くする! ゾンビ体操』(アスコム)など著書多数。

----------






(プレジデントウーマン編集部 戌亥 真美 写真=iStock.com)

プレジデント社

「高血圧」をもっと詳しく

「高血圧」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ