大阪・関西万博「ウーマンズ パビリオン」―ドバイ万博日本館のファサード鉄骨リユースによるサーキュラーエコノミー建築を実現―

2023年12月21日(木)11時46分 PR TIMES

国際的なエンジニアリング、コンサルティング会社Arup(本社:ロンドン、代表:Alan Belfield)の日本法人であるオーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド(代表:小栗新)は、有限会社永山祐子建築設計(東京都新宿区、代表:永山祐子)と協働し、リシュモン ジャパン株式会社 カルティエ(カルティエ)(本社:東京都千代田区、プレジデント&CEO:宮地 純)が出展する、2025 年日本国際博覧会(大阪・関西万博)「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」(以下、ウーマンズ パビリオン)の構造設計、環境設備設計およびファサードコンサルティング業務においてサーキュラリティー(循環性)を積極的に取り入れた建築の実現に取り組みました。設計チームは仮設建築であることをポジティブに捉え、使用材料のサーキュラリティーに最大限配慮し、その目玉の一つとして、2020年ドバイ国際博覧会(以下、ドバイ万博)日本館のファサード鉄骨および膜材をそのまま再利用するという画期的な取り組みを実践しました。また、本体建物においても電炉鉄骨、仮設山留材鉄骨、低炭素型コンクリートといったリサイクル材・リユース材を主体とすることにより、サーキュラリティー確保とともに、通常の建築物に比べエンボディド・カーボンを約50%削減することに成功しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56134/2/56134-2-b999cea482da897e4747cc2e5b6306a9-2231x1279.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」(C) Cartier
「ウーマンズ パビリオン」概要

ウーマンズ パビリオンは、内閣府及び経済産業省、カルティエ、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が、国内外の女性活躍に向けた取り組みを紹介することを目的に、連携・協力して出展するパビリオンです。いのち輝く未来のためにすべての人々が平等で、尊敬し合い、それぞれの能力を発揮できるよりよい世界をデザインすることを目指し、パビリオンでの体験などを通して、来場者に学びや気づきを与えられるよう、準備が進められています。
アラップの取り組み

- リユースが容易な組子ファサードの使用、再利用率98%を実現
ウーマンズ パビリオンでは、組子ファサードの鋼材と膜材を再利用するという建築家のコンセプトに対し、ドバイ万博日本館と異なる敷地形状への対応という課題がありました。
解体された組子ファサード部材の寸法情報をデータベース化し、コンピュテーショナルモデリングによる幾何学的分析と構造解析によって、ウーマンズ パビリオンの組子ファサード部材点数のうち、約98%を再利用材で構成することを可能にし、CO2排出量を最小限に抑えながら、再利用材への加工も最小限とすることで、将来的な更なる再利用にも配慮した計画としました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56134/2/56134-2-8ce9a6e3dd30f906128071e35e2741a8-3900x2194.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]「組子ファサードのコンピュテーショナルモデリングフロー」(C) Arup
- 電炉鉄骨、仮設山留材のリースおよび低炭素型コンクリートを採用
主要鉄骨部材は電炉鉄骨を採用し、効果的にCO2の削減を実現。また、基礎鉄骨梁には仮設山留材のリースを採用し、CO2排出量を実質ゼロに抑えました。さらに、建物基礎に使用されるコンクリートは株式会社大林組が開発した低炭素型「クリーンクリート(R)」(※1)を採用しました。結果、エンボディド・カーボンの50%削減を実現(大林組試算)。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56134/2/56134-2-faab558e3472f248b9fc45b0a941180b-2605x1431.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ](C) 株式会社大林組
-  展示空間の水盤を冷却装置として活用
室内展示空間には演出として水盤が計画されていますが、水盤へ供給する水を冷却することで展示と一体化した空調システムを構築しています。室内の水盤は室内結露等のリスクが伴いますが、逆に水面で一定量除湿されるような計画としています。また2次排水はエントランスの水景に開放し、エントランス空間の暑熱環境改善に寄与する計画となっています。水景に関しても、機械的な濾過循環システムに頼るのではなく、自然界のビオトープでの水質浄化と同じ原理で浄化する計画としています。

■参考リンク
2020年ドバイ国際博覧会 日本館
https://www.arup.com/ja-jp/projects/japan-pavilion-dubai-expo-2020
※1 低炭素型コンクリート「クリーンクリート」
株式会社大林組が開発した、セメントの一部を、高炉スラグ微粉末(鉄鋼製造からの副産物)やフライアッシュ(石炭火力発電からの副産物)など二酸化炭素排出量の少ない産業副産物に置換することで、一般的なコンクリートに比べて二酸化炭素排出量を最大80%程度低減させるコンクリートです。


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56134/2/56134-2-d8668cf0991bc2a506b8593da196f55d-3000x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Arup(アラップ)
■Arupについて
Arupは世界34カ国に18,000名以上のスタッフを擁し、国際的な業務展開を行うエンジニアリング・コンサルティング会社です。土木、建築、鉄道、エネルギー関連事業をはじめとする各種技術設計、コンサルティング並びにプロジェクト・マネジメント、デジタルソリューションの提供を行っています。■オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッドについて
Arupの日本法人として1989 年に東京で設立されました。以来、日本における数少ない外資系エンジニアリング・コンサルティング会社(一級建築⼠事務所登録)として事業を推進しています。オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッドは、親会社であるイギリスのArup Group Ltdによる100%出資の子会社です。

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