KaKa Creation、筑波大学と「漫画・イラスト等画像編集作業の省人化に関するニューラルネットワークの活用」に関する共同研究契約締結のお知らせ

2023年12月27日(水)10時46分 PR TIMES

作家ごとの固有の画風(表現手法や彩色傾向)を個別にAI学習し、各作家の個性が反映された彩色を可能にすることを目指す

株式会社KaKa Creation(東京都目黒区、代表取締役CEO:竹原康友)は、「AIの力で、創造する人に力を。もっと、世界をつなぐクリエイションを。」というミッションの元、国立大学法人筑波大学(所在地:茨城県つくば市天王台1-1-1、学長:永田恭介、以下筑波大学)と「漫画・イラスト等画像編集作業の省人化に関するニューラルネットワーク(AI)の活用」に関する共同研究契約を締結し、開発に着手いたしました。
漫画家・クリエイターの皆様の多重な制作業務の中で、AIを活用した彩色(原稿のカラーリング化)や、原稿制作の省力化を目指す共同研究です。

[画像1: https://prtimes.jp/i/132834/3/resize/d132834-3-f636b94bd4a6d0a968be-2.png ]


「漫画・イラスト等画像編集作業の省人化に関するニューラルネットワーク(AI)の活用」に関する共同研究について


本研究では、過去の名作など編集ソフト上でレイヤー管理が困難なモノクロ漫画原稿・イラストに対するAIによる彩色や、新規の原稿に対する高精度の彩色といった、AIによる業務支援ソリューションを提供し、業務工数の大幅削減とクオリティの担保両立の実現を図ります。
今回の共同研究では、独自のアルゴリズムを開発し、執筆されたモノクロの漫画・イラスト原稿に対して、作家ごとの固有の画風(表現手法や彩色傾向)を個別にAI学習し、各作家の個性が反映された彩色を可能にすることを目指す点が最大の特長となっております。

これまで人の手で全て行っていた彩色作業の工数を大幅に削減することで、日頃多忙を極める漫画家、イラスト等クリエイターの生産性向上を支援し、昨今需要の高まるWebtoon、縦読み編集、マンガ動画への応用などさまざまな二次編集業務にも活用されることを期待し、漫画・イラスト等のコンテンツ価値の向上を目指すものです。

▽現在プレ開発中のシステムでのAIによる彩色結果例
ご協力:IKEDA様


[画像2: https://prtimes.jp/i/132834/3/resize/d132834-3-974ca21fc18748963a3a-6.jpg ]

※研究初期段階で構築したシステムを使ったテスト結果となります。今後さらに彩色のクオリティを上げていくことを目指します。

プロ漫画作家による研究支援も


本共同研究に際し、漫画制作に長年従事されたプロ漫画家や新進気鋭のクリエイター若干名から実際の作品原稿をご提供いただき、現場目線での監修・ご意見を頂戴して開発に反映させて参ります。これより実践的に活用できるシステムの構築を目指します。

【監修にご協力いただく皆様(順不同)】
有限会社デジタルノイズ 様
株式会社ディストーム 様
株式会社たかもちげん漫画製作所 様
IKEDA 様
その他プロ漫画家・クリエイターの皆様

本共同研究の成果目標


本共同研究の成果目標として、漫画原稿の彩色におけるワークフローの刷新を掲げています。「作家の個性を反映し、ユニークな表現手法や彩色傾向を再現出来るAIによる彩色」を目指しながら、日頃多忙を極める漫画家・クリエイターが多重な制作業務のうち、ワークフローのいくつかの部分での省力化を実現し、創造的な時間をより確保できることを目指します。

ポイント1:AIが作家の特長を学習し、特長を捉えた彩色が可能に
ポイント2:AIによる彩色を行うことで、人力では対応不可能な分量の原稿を全巻カラー化に
ポイント3:汎用ソフトウェアでの再編集を可能とし、人の手による微調整・校正作業も容易に

[画像3: https://prtimes.jp/i/132834/3/resize/d132834-3-e92f847d5a3efef0ec58-0.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/132834/3/resize/d132834-3-544b2e1e23ae2f5de465-0.jpg ]


監修に協力いただく、IKEDA先生からのコメント


クリエイターは限られた時間と多くの制約の中で作品を仕上げていく宿命がございます。その作業の大半は地道であり、地味であるものが大半を占めます。作家の意図を汲み取ってAIで漫画の彩色が制作可能になれば、作家のより多くの思いが伝わることとなるでしょう。華やかな作品への昇華を支援してくれるAIによる彩色技術はより実践的なものが求められており、それを目的とするこの共同研究のお手伝いができることを大変光栄に思います。そしてクリエイターにとって新たな手法が築かれていくことを大変楽しみにしています。

[画像5: https://prtimes.jp/i/132834/3/resize/d132834-3-7ae0c9deef33ec6a2bb4-5.png ]

アートディレクター. IKEDA先生
キャラクターデザイナーであり、ムービー、漫画・イラスト等多岐にわたるコンテンツを生み出すクリエイター。近年はゲーム開発デザインのアートディレクターとしても活躍中。

KaKa Creation代表取締役CEO 竹原康友コメント


この度、筑波大学との「漫画・イラスト等画像編集作業の省人化に関するニューラルネットワークの活用」に関する共同研究開始の発表を出来たことを心より嬉しく思っております。
様々なシーンで活躍する漫画家・クリエイターの皆様にもご意見を頂戴しながら、そして筑波大学の研究者とご一緒にこの共同研究を行えることを大変光栄に感じております。

KaKa Creationは、「AIの力で、創造する人に力を。もっと、世界をつなぐクリエイションを。」というミッションを掲げ、2023年6月に設立致しました。
私自身15年ほどコンテンツ事業にかかわってきた身として、AIをどのようにコンテンツ活用することが最善か、というテーマに向き合い続けてまいりました。

その中で現在のAIができる最も重要な機能は、創造することではなく、人間の創造力をサポートすることであり、AIを活用することによってクリエイターが新しい創作物を1本でも多く作ることができる状況を創ることだと考えております。

そして今回の筑波大学と最初に着手するAI自動彩色の共同研究を通して、「作家の個性を反映したAIによる彩色」を目指しながら、日頃多忙を極める漫画家・クリエイターが多重な制作業務のうち、ワークフローのいくつかの部分での省力化を実現し、そして創造的な時間確保のお手伝いができると確信しています。

コンテンツのデジタル配信が主流になる中で、作家の個性を反映した彩色業務が容易になることで、人間が創る創造性を大切にしながらも、国内のみならず世界中にいる日本漫画のファンに対して数多くのカラー化された漫画を届けるお手伝いをさせて頂き、コンテンツのバリューアップにご貢献させて頂くために全力を尽くして参ります。

日本が持つコンテンツを生み出す素晴らしい力が、もっと世界で輝きを放つように。
「人間の創造力」と「AIの可能性」を掛け合わせ、まだこの世にない感動を創り、その感動を世界に伝えるお手伝いができるように、弊社一同全力で邁進してまいります。
今後のKaKa Creationにご期待ください。
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会社概要


[画像7: https://prtimes.jp/i/132834/3/resize/d132834-3-5ffc789f6c20bd2cb069-3.jpg ]


KaKa Creationは「AIの力で、創造する人に力を。もっと、世界をつなぐクリエイションを。」というミッションの元、AIを活用したアニメ制作事業 / コンテンツサービス開発事業を展開しています。また、子会社である株式会社KaKa Merchでは、AIを活用した海外流通支援事業 / MD関連事業を展開しています。最新のAI 技術と独自のフローをベースにしながら、世界を見据えた最高のコンテンツをつくれる体制で、クリエイターの皆様と一緒に様々な感動を創り出してまいります。

会社名:株式会社KaKa Creation
代表者名:竹原康友
所在地:〒153-0042 東京都目黒区青葉台3丁目18-3 THE WORKS 414
設立:2023年6月5日
事業概要:AIを活用したアニメ制作事業 / コンテンツサービス開発事業
URL:https://kakacreation.co.jp/

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