医療的ケア児や障がいのある子どもに社会参加の機会を - 提言を発表

2023年12月27日(水)11時16分 PR TIMES

NPO法人AYA代表理事が、医療的ケア児や障がいのある子どもに関する、現行制度のポイントや海外との比較、日本における課題とあるべき姿について提言

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特定非営利活動法人AYA(東京都中央区)の代表理事 中川悠樹による寄稿文が、Policy makers lab Journal 第4号(2023年12月)に掲載されました。医療的ケア児や障害のある子どもに関する、現行制度のポイントや海外との比較、日本における課題の整理、あるべき姿について提言しました。

背景

日本では、医療的ケア児[*1]や障害のある子どもへのサポートが十分でないという課題があります。これらの子どもたちのニーズに応えるためには、医療体制の強化やバリアフリー化が不可欠ですが、取り組みが十分でないというのが実情です。特に、医療的ケア児支援法や障害者差別解消法などの法律による支援策が存在するものの、実際の効果は限定的であることが課題となっています。子どもたちとご家族は日常生活で多くの困難に直面し、社会参加が難しい状況にあります。
*1:医療的ケア児とは、日常的に特別な医療ケアを必要とする児童のことで、その数は約2万人にのぼる


内容

寄稿文では、医療的ケア児に関する現行法である「医療的ケア児支援法」「児童福祉法」「バリアフリー法」「障害者差別解消法」の4つについて、ポイントを解説しています。また、アメリカにおける支援体制を具体的な事例とともに紹介し日本の現状と比較しました。その上で、日本における課題として障がい児、医療的ケア児の認知度の低さと社会参加の難しさがあることをNPO法人での経験を踏まえて論じ、バリアフリーのあるべき姿について提言しました。なお、続編として同ジャーナルの次号で政策について提言させていただく予定です。

掲載誌

Policy makers lab Journal 第4号(2023年12月)P.88〜100
URL:https://policymakerslab.gr.jp/wp-content/themes/policymakers/assets/pdf/vol4_2023-12-all.pdf


Policy makers labについて

Policy makers labは、世の中を良い方向に変革したいという民間企業及び官僚の有志が、互いの知識の共有や政策立案に向けた議論を通じて、既存の枠組みにとらわれない政策アイデア集を作るために、学習・議論・実践活動を行う日本国の任意団体です。行政機関で政策立案を専門としていない民間の方の政策立案Researcherを輩出し、日本国が今後持続可能性のある社会経済を実現するために、中長期的な視点で必要となる「日本生存戦略」を策定することを目的に活動しています。



筆者紹介

中川 悠樹(なかがわ ゆうき)
2009年 京都大学医学部卒業。救急科専門医・外科専門医・JSPO公認スポーツドクター・医師会認定産業医・旅行医学会認定医・JDLA G検定/E資格。三井記念病院、横浜労災病院での消化器外科・救命救急センターでの勤務を経て、ドクターヘリ添乗医、離島医療などを実践。様々な活動を行いながら、2022年1月にNPO AYAを立ち上げ、2023年6月に法人化、代表理事に就任。
【現在の活動】
●NPO法人 AYA 代表理事
●株式会社Vitaars CEO補佐 / 国際事業部 / JICA 新型コロナウイルス感染症
流行下における遠隔技術を活用した集中治療能力強化プロジェクト専門家
●エムスリー株式会社 Patient Support 事業本部門アドバイザー
●細谷透析クリニック 非常勤医師
●ふじの町クリニック 非常勤医師
●産業医(IT企業・サービス業・機械工場など約10社)
●IHL;ヘルスケアリーダーシップ研究会 運営メンバー



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特定非営利活動法人 AYAについて

代表理事:中川 悠樹
所在地:東京都中央区日本橋兜町6番5号
URL:https://aya-npo.org
X(Twitter):https://twitter.com/npo_aya
Facebook:https://www.facebook.com/npoaya
Instagram: https://www.instagram.com/npo_aya/



わたしたち AYA は、スポーツ・芸術・文化との出会いや触れ合いを通して、「病気と闘っている・障がいとともに生きている・医療的ケアが必要である」子どもたちの世界観が広がる場を提供します。 病気になったからこその出会いが、子どもたちの人生に彩りを添え、次の挑戦へ向かう情熱と勇気になればと考えています。

AYAのMISSION
『スポーツ・芸術・文化を通して、子どもたちの世界観が広がる機会を提供します』
子供たちが今まで困難だと思っていた新たな世界への第一歩を踏み出す、
そのサポートをすることがAYAの使命です。

AYAのVALUE
『子どもたちを 前向きに 周りの人たちも 幸せに』
子どもたちは冒険への第一歩を踏み出すことで、「挑戦すれば何でもできるんだ」と前向きな気持ちになります。
子どもたちの前向きな気持ちは、周りの人たちを幸せにします。
「幸せの輪」が社会全体へ広がっていく、そんな世界をAYAは思い描いています。

『AYA』に込めた4つの想い
あやこ:「AYA」設立のきっかけとなった女の子の名前
Action to Your Adventure:冒険への第一歩を踏み出そう!
愛(Ai)x 勇気(Yuki)= 明日(Asu)への挑戦:
 家族や支援者からの「愛」と本人の「勇気」で、「明日」に向かって挑戦しよう!
彩(あや):「彩(いろど)」り豊かな人生を送ろう!

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