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Vol.1 — 「応答せよ1997」シン・ウォンホ監督“A Pink チョン・ウンジのキャスティングにわんわん泣いた”

Kstyle1月1日(火)16時40分


2012年、韓国映画は史上初めて観客動員数1千万人のヒット作2本を作り出した。この記録はまだ進行形だが、これに対するテレビドラマの成績はどうだろうか?

少なくともケーブルドラマでは、瞬間最高視聴率9%台の新記録を打ち立てた。tvNドラマ「応答せよ1997」がその主人公だ。「応答せよ1997」は、街の主婦の間の体感視聴率では地上波の40%のレベルを遥かに超え、20代から30代の若い世代の間で、放送期間を通してネット上を熱くした名作ドラマとして今も広く知られている。

「応答せよ1997」を作ったシン・ウォンホ監督は元々、KBCのバラエティ番組のプロデューサーだ。KBS 2TV週末バラエティ「ハッピーサンデー−男子の資格」のメイン演出を担当し、“男子の資格合唱団”を成功させ、全国的な大ヒットの旋律を経験した人物だ。

9月に終了した彼の初のドラマ演出作「応答せよ1997」に対する余韻と関心が冷めやらぬ晩秋のある日、「生涯バラエティプロデューサーとして呼ばれたい。だからといってもうドラマをやらないという話ではない」とし、自身のアイデンティティに迷いを覚えるシン・ウォンホ監督に会った。

—「応答せよ1997」がこれほどまで反響を呼ぶと予想したか?



シン・ウォンホ:全く予想しなかった。俳優のキャスティングからものすごく大変だった。元手がなかったから、特A級から下まで手当たり次第に当たってみたが、全て断られた。俳優だけでなくアイドル、一度も演技をしたことのないタレントにまで全て断られた(笑)



認知度の低いケーブルドラマだったため、視聴者の関心を引くことのできるスターの1人や2人は必要だという強迫観念を持っていた。元々キャスティングとはノーバディ(無名)をサムバディ(スター)に変えた時に、プロデューサーや脚本家にとって大きなやりがいとなることは知っている。しかし、それは地上波の話で、商売に例えると、一流デパートの1階のような頼るところがある時の話だ。ケーブル放送では、私はここで商売をしていると叫んでくれるA級スターが切実に必要だった。しかし、それが全然できなかったのだ。



—A Pink チョン・ウンジ、ソ・イングク等、主演男女を始め、助演のキャスティングが素晴らしかったという評価を受けた割には、前後の話が全く違う。



シン・ウォンホ:キャスティングが終わってわんわん泣いた。この子たちを連れて一体何ができるか先が見えなかった。逃げたかった。必要は発明の母だと?それは「応答せよ1997」が成功してからの話だった。チョン・ウンジとソ・イングクは、二人ともオーディションを見て良い感じではあったが、主演男女としてではなく、別の役柄で使おうと考えていた。それぐらいがやっとだった。その後も釜山(プサン)、大邱(テグ)、慶尚北道(キョンサンプクド)、慶尚南道(キョンサンナムド)の出身はもちろん、そちらで軍隊や学校生活をした俳優まで全部調べ尽くした。父親の仕事のため、慶尚道(キョンサンド)で数ヶ月暮らした人まで全部調べて連絡した。当然、全て断られた。




—ケーブルドラマにもスター俳優はよく出演するが。



シン・ウォンホ:以前バラエティのプロデューサーをやっていた時は、俳優たちにキャスティングに関連して電話をすると、コンセプトを説明する前に「バラエティには出ません」と電話を切られ、傷ついていた。今回は、電話をしたら「ケーブルには出ません」と言われた。野球のキム・ウンリョン監督がサッカー韓国代表の監督をしたとしても、朴智星(パク・チソン)選手が走ってくれないのと同じように、それがバラエティのプロデューサーの限界なのだと思う。結局、ソン・シウォンとユン・ユンジェの役を、正確なトーンでやってくれる私のカードは、ソ・イングクとチョン・ウンジしかいなかった。



—それでもチョン・ウンジ&ソ・イングクでやってみせた。2人はもうトップスターではないか。



シン・ウォンホ:ソン・シウォン役を探すために悩んでいる時に、誰かがA Pink チョン・ウンジを推薦した。私はその時「A Pink」を「8(eight) Pink」という名前のグループだと思って「メンバーが8人なのか?」と聞いた。私がアイドルグループをよく知らないのも事実だが、ドラマの主人公の期待値としては彼女の認知度が低かったのも事実だ。(チョン・ウンジを)呼ばないようにと言ったが、もう連絡したと言われた。仕方なく面談し、話し始めてみるとぴったりだった。まさにソン・シウォンだったのだ。内心「何でよりによってお前なんだ。なんてもったいない」とまたわんわん泣いた。ガールズグループの工業製品のように規格化された顔立ちが嫌いだったが、その点でチョン・ウンジはまったく違う魅力を持っていた。ソ・イングクには最初パン・ソンジェ役をやらせて、INFINITEのホヤに役を与えようと考えていた。



—チョン・ウンジのどんな点がそこまで気に入ったのか?



シン・ウォンホ:最初に会ってすぐ台本を渡した。ソン・シウォンがSechs Kies(ジェクスキス)のウン・ジウォンのブロマイドが入った雑誌を破るシーンがあって、その雑誌に書いてある台詞を読んでと言ったら、ちょうどぴったりなトーンの方言が混じった口調で台詞を読んだ。「なんだこいつら、先輩の子分じゃねえのかよ。こっち来いよ。殺してやるから」その瞬間、爆笑した。本当にゲラゲラ笑い、家に帰って寝ようとしてもそのシーンを思い出してまたゲラゲラ笑った。キャスティングを確定する時までずっと悩んだ。「お前がぴったりなのに…なぜよりによって(認知度の低い)お前なんだ…」と。



内心、もったいない、認知度がもう少し高ければ、Girl's Dayくらいでも良かったのにと思った。採用しないつもりだった。しかし、他の俳優とアイドルに断られ続けて、1ヶ月以上キャスティングに難航していたら、ふとチョン・ウンジとソ・イングクを使おうかという気になった。イ・ウジョン脚本家に電話して意見を聞いたら、「1日だけ考えよう」と言われた。次の日にイ・ウジョン脚本家から連絡がきて「やろう」と言われたが、私は「あと1日だけ考えよう」と答えた。こんな卓球のようなやりとりを2人で何日も繰り返した(笑)



—8 PinkならぬA Pinkは実際にはかなり有名だが……チョン・ウンジは才能のある女優だったようだ。新人なのにどうしてそこまで演技が上手なのかと、みんな感心していた。



シン・ウォンホ:とんでもない。やる気はあるのに、基本が全くなってなかった(笑) チョン・ウンジとソ・イングクに主演を務める自信があるかと聞いたら、二人ともすごく気合いが入っていた。10回叩かれてもくじけないように見え、これなら新人でも気後れせずについてこれると確信が持てた。しかし、いざ台本読みを始めたら、チョン・ウンジは口と表情が別々に動いてしまう。それを見て、「撮影までに教えられるのか、覚えてくれるのか」と思い、また全部諦めて逃げたい気持ちになった。スクリプターの意見によると、チョン・ウンジの初期の台本読みは“ひどい”ものだった。こんなに下手な演技がまだあるのかと思った。10日経っても可能性が見えてこなくて、その日の夜はさんざん酒を飲んだ。女優がすべてリードしなければならないのが「応答せよ1997」だった。だから、ドラマはすでに失敗したのも同然だった(笑)
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データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア