『紅白』美空ひばりさんのAIが新曲を熱唱し賛否 技術の高さに称賛の声も

1月1日(水)7時1分 しらべぇ

AI美空ひばり(『NHK紅白歌合戦 』リハーサルにて撮影)

12月31日放送の『第70回紅白歌合戦』(NHK)に、昭和の歌姫・美空ひばりさんのAIが登場。その存在が賛否両論となった。


■40年ぶりに『紅白歌合戦』に登場

美空ひばりさんのAIは、生前の歌声を最新技術で再現したもの。2019年にNHKが特別番組で完成までの過程を放送し、物議を醸していた。

今回生前ひばりさんが何度も出演した『紅白歌合戦』の舞台に、AIとして40年ぶりに登場。歌前には「平成元年にお亡くなった美空ひばりさんが、令和元年の『紅白』で蘇ります」と綾瀬はるかから紹介される。


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■新曲「あれから」を披露

ステージに登場した美空ひばりさんのAIは、生前の姿と瓜二つ。まるで生きているかのような身振りと、「昭和の歌姫」の名を欲しいままにした歌声で、秋元康氏作詞の新曲「あれから」を熱唱する。

そして曲の途中には「お久しぶりです。あなたのことをずっと見ていましたよ。頑張りましたね。さあ、私の分までまだまだ頑張って」と語りかけるシーンも。その姿はまるで本物のひばりさんが話しているかのよう。

審査員で美空ひばりさんの歌声をよく知る世代の上沼恵美子は、その完成度に「びっくりした」と驚きの声を上げた。

■視聴者の評価は賛否両論

現代に蘇った「AI美空ひばり」に、一部視聴者からは「感動した」「精巧に作られていて昔を思い出すことが出来た」「凄かった。AIでもひばりさんの歌声がいかに凄いものかわかった」「本物ではないけれど、姿を見ることができて嬉しい」など評価の声が。

一方で「再現度は凄かったけど倫理上どうなのか」「技術の凄さは認めるけど、生前歌っていない曲をAIに歌わせるのは違和感があった」「本物とは到底似つかない」「やめてほしい」といった拒否反応も見られた。


■議論も含めて登場に意義はあった?

美空ひばりさんのAIに対する感想は、「見ることができて嬉しい」と「技術は認めるけどそれでいいのか」で分かれている様子。最新技術だけに、意見が真っ二つとなってしまうのも致し方ない。

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名を対象に「AIが発達した未来」について聞いた調査では、「怖い」が上回っているが、「明るい」と考えている人も少なくないことがわかっている。

様々な声が上がった「AI美空ひばり」だが、感動した人がいたことは紛れもない事実。否定的な意見も含め、「AIのあるべき姿を考える」という意味では、「登場させた意義」はあったのかもしれない。


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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治



【調査概要】

方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2017年6月2日〜2017年6月5日

対象:全国20代〜60代の男女1,342名(有効回答数)

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