プレーでもルックスでもファンを魅了する世界トップ10と次世代スターが揃い踏み【ATPカップ2020】

1月2日(木)8時0分 AbemaTIMES

 テニスの2020年シーズンは、今回が初開催となる国別対抗戦ATPカップ』で幕を開ける。1月3日からオーストラリアの3都市を舞台に繰り広げられる賞金総額約16億円の大規模なイベントで、初代チャンピオンの座を争うのは日本を含めた世界の強豪24カ国だ。

 昨年までのツアー開幕戦は、オーストラリアのブリスベン、カタールのドーハ、インドのプネー(2017年まではチェンナイ)で開催されていた。また、同じ週にオーストラリアのパースでホップマンカップという伝統的な男女混合の国別対抗エキシビション大会があった。翌週にはシドニーとオークランドでツアー大会があり、多くの選手はこれらのどこかでシーズンのスタートを切り、全豪オープンに向けての肩ならしをしてきたものだ。

 しかし今シーズンはトッププレーヤーたちが皆、この『ATPカップ』という新しい大会に集結し、同国のプレーヤーたちとチームとしての頂点を目指すのだからファンの期待が高まるのも当然だ。トップ10のうちロジャー・フェデラーを除く9人が出場。フェデラーが「家族との時間が必要」という理由で欠場を決めたことはファンをがっかりさせたが、世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)と2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)というスーパースターに加え、全米オープン・ファイナリストのダニール・メドベージェフ(ロシア)や全仏オープンで2年連続の準優勝を果たしたドミニク・ティーム(オーストリア)、ATPファイナルズを制したステファノス・チチパス(ギリシャ)らベテランと若手のトップが国を背負って戦う。

 24カ国はまずは6つのグループに分かれて4チームによる総当たり戦を行なう。各グループの1位6チームと、2位の中から好成績の2チームが決勝トーナメントに進出。必ずその国のナンバー1同士が対決するフォーマットなので、スペインと日本のいるBグループではグループラウンドからナダルと日本人選手の対決が見られるというわけだ。トップ同士の対決という点では、ブリスベンが舞台のグループAでジョコビッチ対ガエル・モンフィス(フランス)、同じくブリスベンのグループFではチチパス(ギリシャ)対アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が見られるが、このグループFはいわゆる〈死の組〉。あとの2チームはカナダとオーストラリアで、それぞれのエースは世界ランク15位のデニス・シャポバロフと同18位のアレックス・デミノー。4チームのエースが全員トップ20という組はこのグループFだけで、しかもその顔ぶれが実に瑞々しい。チチパス21歳、ズベレフ22歳、シャポバロフとデミノーは20歳という若さで、カナダには世界ランク21位の19歳フェリックス・オジェアリアシムもいる。彼らは皆、〈ネクストジェン〉と呼ばれる次世代スターたちだ。

 この15年、テニスはフェデラー、ナダル、ジョコビッチの〈ビッグ3〉が支配してきた。グランドスラム優勝回数は、フェデラーが20回、ナダルが19回、ジョコビッチが16回。現役プレーヤーの中に彼ら以外のグランドスラム優勝者はアンディ・マレー、ファンマルティン・デルポトロ、スタン・ワウリンカ、マリン・チリッチの4人しかおらず、全員がすでに30代だ。ビッグ3とそのライバルたちはテニス史上最強の時代を築き、世界中のテニス人気を押し上げた。ファンはこの時代が少しでも長く続くことを願うと同時に、新たなスターを渇望している。すっかり肥えてしまった人々の目と、膨大に膨れ上がったテニスビジネスの中で、フェデラーを、ナダルをしのぐ新たなスターなど現れるのだろうか。しかし、その出現なくしてテニス界の未来はないのだ。強いだけでなく華麗なルックス、個性派ぞろいのグループFの戦いからは目が離せない。

文/山口奈緒美
写真/Hiromasa MANO

【大会初日生中継予定】
・世界テニス国別対抗戦 ATPカップ2020 ベルギー vs モルドバ
放送日時:2020年1月3日(金)朝7時50分〜

【日本戦生中継予定】 
・世界テニス国別対抗戦 ATPカップ2020 日本 vs ウルグアイ
放送日時:2020年1月4日(土)朝11時〜

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