2016年注目の若手女優 杉咲花、川栄李奈らの演技に期待集まる

1月2日(土)7時0分 NEWSポストセブン

女優としての評価を高めている川栄李奈

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 今年はいったいどんな女優がテレビ界や映画界を彩るのか——。朝ドラ出演女優から逸材アイドルまで、テレビ解説者の木村隆志さんが女優として活躍が期待される4人をピックアップ。彼女たちの魅力や演技力について解説する。


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 主演女優だけでなく、助演女優もブレイクするなど、今や芸能界最大の女優登竜門は朝ドラ。春から放送される『とと姉ちゃん』(NHK)のヒロインは高畑充希さんですが、彼女はすでに実績十分だけに、姉妹役や友人役にも注目が集まりそうです。


 妹役の杉咲花さん(18歳)は、30作を超える出演歴を持つなど、すでに実績十分。『夜行観覧車』(TBS系)では暴力をふるう中学生、『なぞの転校生』(テレビ東京系)では架空の星から来た姫などの難役を次々にこなすなど、「同世代ナンバーワン」の呼び声も高い実力派です。喜怒哀楽の強弱が巧みな憑依型の女優だけに、映画業界での評価も高く、今年も『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』『湯を沸かすほどの熱い愛』への出演を予定しています。


 ヒロインが居候する仕出し屋の娘役で出演する川栄李奈さん(20歳)にも注目。昨年8月にAKB48を卒業したばかりですが、直後に舞台『AZUMI 幕末編』の主演を務め、演出を手がけた岡村俊一さんから「演劇界で1位を獲れる」と絶賛されました。どんな番組やステージでも瞬時にその場の空気に染まれる勘の良さは、女優でこそ輝く資質。朝ドラ出演は前田敦子さんや大島優子さんも未経験で、AKB48卒業生初の快挙であり、所属事務所もAKBの運営会社AKSからエイベックス・ヴァンガードに移籍するなど、その可能性は広がる一方です。


「1000年に1人の逸材」「天使すぎるアイドル」と言われてから早2年。いよいよ橋本環奈さん(16歳)が女優業に本格参戦します。3月公開の『セーラー服と機関銃-卒業-』は、言わずと知れた角川映画の名作であり、主演女優の登竜門。薬師丸ひろ子さん、原田知世さん、長澤まさみさんに続いて星泉役を演じることで、間違いなく話題を集めるでしょう。橋本さんの魅力は、「清楚な美少女」というルックスだけでなく、そのイメージに相反する芯の強さと弾けるようなパワー。極道の世界で闘い、タンカを切る星泉のキャラは、ハマリ役になりそうな予感がします。


 現在、朝ドラ『あさが来た』に女中のふゆ役で出演している清原果耶さん(13歳)も、さらなる飛躍の一年に。朝ドラは「女優デビュー作でいきなりメインキャスト」「13歳にして15歳から20代後半の女性を演じる」というハードルの高い挑戦でしたが、堂々とした演技を披露しています。その勢いを保ったまま、3月からは3年間に渡って放送される大河ファンタジードラマ『精霊の守り人』に出演。綾瀬はるかさんが演じる主人公の少女期を演じます。“架空の世界に生きる女用心棒”という役だけに、クラシックバレエやダンスで鍛えた体幹バランスの良さが生かされるのではないでしょうか。


 ここで挙げた4人の年齢は最年長が川栄さんの20歳で、最年少の清原さんは13歳。4人以外にも注目のティーン女優は多いのですが、これほど若いメンバーの活躍が期待されるのは、各芸能事務所が“本物のスター女優”を育てようとしているから。早いうちから演技経験をどんどん与えることで、「向こう数十年、事務所を支えてくれる主演女優になって欲しい」という思いがあるような気がします。


【木村隆志】

コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの聴き技84』(TAC出版)など。

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