準優勝は「にゃんこスター」ですが…… わかるかな? 奇才クイズ作家・古川洋平からの問題!

1月3日(水)17時0分 文春オンライン

 こんにちは。東京でクイズ作家をしています、古川洋平と申します。テレビ番組やクイズアプリの問題を作ったり、クイズイベントを開いたり、クイズ王として出演したりするのが仕事の、ちょっと変わった人間です。



古川洋平さん 文春オンラインでは、しみけんさんとクイズ対決もしていただきました ©鈴木七絵/文藝春秋


 そんなクイズが大好きな私のもう1つの趣味が「お笑い鑑賞」。もっぱらテレビですが、特に賞レースものは欠かさず見てしまいます。真剣に戦っている様子が、クイズ大会の鬼気迫る感じに似ているんですよね。


 さて、そんな私から、今日はこんな問題を用意してみました。


Q.昨年行われた『キングオブコント2017』で、準優勝したのは「にゃんこスター」でしたが、優勝したのは何というコンビでしょう?



突如大ブレイクした、にゃんこスター ©時事通信社


 皆さんは肝心の優勝コンビ、覚えていますか?



正解は……


 正解は「かまいたち」さんです。実力派として知られるコンビで、決勝で見せたコントはまさに圧巻でしたね!


 でも、このクイズ、どこかおかしくないですか? そう、普通だったら「優勝はかまいたちですが、2位はどのコンビ?」となるのが基本のクイズの構成です。簡単なフリから入って、少し難しいほうを聞く。しかし、昨年の番組を見た私は、こう作るのが面白いのではないかなと思ったのです。



かまいたち ©時事通信社


 それは「にゃんこスターさんの方が印象に残ったと言われているから」。かまいたちさんご本人も自虐ネタにしているように、準優勝だったにゃんこスターさんたちの残したインパクトは大きく、「あれ? 結局優勝は誰だったっけ?」なんて思う人もいるかも……と思うほど。リズムネタのテンポの良さ、笑いの原点とも言える裏切りと顔芸、アンゴラ村長さんのそこはかとなく漂うキュートさなど、私もすっかり虜になってしまい、数日の間はネタで使われた大塚愛さんの『さくらんぼ』が脳内リピートされる日々でした。


「2位じゃダメなんでしょうか?」といえば……


「2位じゃダメなんでしょうか?」という言葉が話題となったのは2009年。事業仕分けにおけるスパコン開発に対して、蓮舫議員が述べたセリフです。



仕分け会議のときの蓮舫氏 ©共同通信社


 たしかに、1位でないとダメな世界というのは、この世にたくさんあると思います。しかし、昨年のにゃんこスターさんの例を見ると、蓮舫議員の言っていたこともあながち間違っていないのでは? と思えてきます。実際に2位からブレイクした例としては『M−1グランプリ』の「南海キャンディーズ」や「オードリー」が挙げられるでしょう。彼らは歴代優勝者に優るとも劣らない人気ぶりで、日々お茶の間を賑わせています。


 そう、2位は「優勝者に最も近い実力を持っていた」「ある一面では優勝者に優っていた」ポジションでもあるのです。そう考えると「2位」という存在が、急に面白く思えてきました。


「知られざる2位たち」について、問題


 と、ここまで熱い2位推しを展開してきた私ですが、現実として、1位の知名度には敵わないマイナーな2位が多いということも認めざるを得ない事実です。


 ということで、最後に、私が是非知っておいて欲しい「知られざる2位たち」をクイズでご紹介したいと思います。


Q1.日本一高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう?


Q2.お米の生産量、1位の都道府県は新潟県ですが、2位の都道府県はどこでしょう?


Q3.世界一人口が多い国は中国ですが、2番目に多い国はどこでしょう?



まさに「伸びしろ」のある2位


Q1.日本一高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう?


A1.白根山北岳

日本アルプスの一つ「赤石山脈」の最高峰です。山頂があるのは、日本で唯一カタカナを使った名前を持つ「南アルプス市」。市の名前にも影響を与えたであろう、堂々たる日本2位の山です。


Q2.お米の生産量、1位の都道府県は新潟県ですが、2位の都道府県はどこでしょう?


A2.北海道

昭和63年に開発された「きらら397」が、粘り気の少なさなどから牛丼に合う安価で良質な米であると評価され、以降「北海道ではうまい米は作れない」といわれた常識を覆し、数々のブランド米を全国に供給しています。


Q3.世界一人口が多い国は中国ですが、2番目に多い国はどこでしょう?


A3.インド

国連の推計では、2050年には中国を抜いて1位になるとされています。まさに「伸びしろ」のある2位といえますね。



インドのモディ首相 ©getty


 2位には、2位になるだけの実力や理由があります。皆が注目する1位から少しフォーカスをずらして、2018年は「2位」に注目してみるのはいかがでしょうか?



(古川 洋平)

文春オンライン

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