これからのV系界を背負うバンド・MUCC VJSで語った言葉「いつからビジュアル系はカッコ悪くなったんだろう」にかける想い

1月3日(火)16時0分 messy

MUCC公式サイトより

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 今年の1月25日にNewアルバム「脈拍」をリリースするMUCC。結成20周年を迎え、もはや中堅というよりベテランに近くなってきたが、着実にファン層を拡大し音楽性も進化し続けるMUCCには、ヴィジュアル系シーンの今後を背負っていく存在として、期待せずにはいられない。

 シド、the GazettE、ナイトメアなど“ネオV系”と呼ばれるバンドが派手な活躍をする中、MUCCは独自の進化をしてきた。元々はバンドのリーダーで作詞作曲を多く手がけるギターのミヤがX JAPANに憧れてバンドを結成、またボーカルでこちらも作詞作曲を多く担当する逹瑯がBUCK-TICKの櫻井敦司やTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉を尊敬しているとのことで、世間一般が想像するザ・V系な曲を多く手がけてきたMUCC(イエモンはV系ではないにせよ)。しかし、ラウドロック・サウンドやダンスミュージック、エレクトロニカを取り入れて、柔軟に進化。逹瑯のV系V系していない歌声と合わせると、最近の楽曲を聞いてもV系とはわからない人も多いだろう。

 MUCCの独自性は偉大な先輩ミュージシャンも高く評価している。2015年にLUNA SEA主催のフェス「LUNATIC FEST.」にMUCCは出演したのだが、このフェスはロキノン系である[Alexandros]や、凛として時雨、9mm Parabellum Bulletなども参加し、V系バンドのでる枠は限られ、LUNA SEAが認めるバンドしかでることができなかった。ここにMUCCはV系バンドの中では最年少出場。しかもX JAPAN、BUCK-TICK、GLAYらと同じメインステージでライブをするなど、LUNA SEAからかなり評価されているようであった。



 2016年には「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」に出演。ここで3日間に渡り逹瑯はMCを務め、もちろんメインステージでライブ。ちなみに2008年には「hide memorial summit」にもMUCCは出演しており、YOSHIKIからも一目置かれているようだ。またMUCCはL'Arc?en?Cielのkenのプロデュースで楽曲をリリースしたり、一緒にライブをするなど、ラルクからも注目されている。(ラルクをV系というと怒る人もいるかもしれないが)

 そして今作のアルバム「脈拍」もkenがプロデュース。収録予定曲の「CLASSIC」はかなりポップで、ラルク魂がぷんぷん香る。時々びっくりするくらいキャッチーな曲を作るMUCCだが、今作は人気アニメ『七つの大罪 聖戦の予兆』(TBS系)の主題歌になっているだけあり、売れようという気合いが伝わってくる。

 戦略は大成功なようで、TwitterやYouTubeでは、MUCCファンではなさそうなアニメキャラアイコンのアカウントたちから絶賛の声が飛び交っている。これはアニソンに魂を売ったとかそういうことではなく、今のMUCCが狙って売れる曲を作れるという証だ。多くの一般の人の耳に届く場所さえ提供されれば、MUCCはいつだって大ブレイクするところにいる。

 ところで、逹瑯は「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」のステージでこんなことを言っていた。「いつからヴィジュアル系はカッコ悪くなったんだろう」「『好きな音楽はV系です』とか『V系のバンドやってます』ってV系のことが好きなみんなが胸を張って言えるように、俺達がカッコよくならないと」と。

 MUCCはV系であり続けるし、今の日本の音楽界がV系に否定的だからといって、V系から脱却するのではなく、V系そのものを自分たちが再び盛り上げる決意をしている。MUCCが大ブレイクする時こそが、V系が地位を取り戻すとき。2017年はMUCCの年になるかもしれない。

(プラント)

messy

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