未来の声優をチェック! 2019年声優オーディションで発掘された新星たち

1月3日(金)12時59分 オリコン

『第8回Anistoteles』グランプリ・涼泉桜花さん(C)Deview

写真を拡大

 2019年も多数の声優オーディションが開催され、未来の声優の卵が発掘された。オーディション情報サイト「デビュー」が募集情報を掲載し、その結果を報告したオーディションのグランプリ受賞者を改めてチェック。2020年、そして未来にはばたくスター声優がこのなかから誕生するかもしれない。

 2019年夏全国公開の山崎賢人主演の大作アニメ映画『二ノ国』に、動画投稿アプリ「TikTok」で中高生の人気を集める現役女子高生TikToker・水瀬遥さんが、LINE LIVEによるオーディションを経て声優として出演。水瀬さんは、2018年秋に行われたBS-TBS「ツギクル・リサーチ」リポーターオーディションをきっかけに芸能活動を始めたばかりの現役高校生。ツイッターやTikTokに投稿している写真や動画で観られる、キュートな声とルックス、モノマネのクオリティで人気の新人だ。

 才能ある声優の卵を発掘・育成する『第十三回声優アワード 新人発掘オーディション』は3月9日に文化放送メディアプラスホールにて開催。1000通を超える応募者のなかから最終選考に出場した38名のうち、25名の声優の卵たちに声優事務所のスカウトの札が上がった。今回最多8社からのスカウトを受けたのは愛媛県出身の18歳・高橋尚子さん。髙橋さんは「少年漫画の主役を演じて、2.5次元舞台にも出演したい」と夢を語り、「声優としての土台を固めることが最優先だと思っています。舞台を観るのも好きなので舞台もやりたいし、吹き替えもやってみたい。歌は苦手だけど好きなので、歌もダンスもできるマルチな声優が目標です」と目標を語った。

 8月1日には声優プロダクション「81プロデュース」が、毎年恒例の新人声優発掘オーディション『81オーディション』の第12回大会の最終審査を東京・なかのZERO小ホールで行った。優秀賞(グランプリ)には全国2056人の応募から、熊本県出身の大学1年生・山本真綺さん(19歳)と兵庫県出身の専門学校2年生・土池悠介さん(20歳)が選ばれた。

 山本さんは熊本県出身の大学生。「高校で放送部の朗読をしていました。小さい頃からアニメが好きだったので、声を使った仕事に就きたいと思い、アニメの世界で活躍する声優になりたいと思いました」と、大学進学を機に上京し、初めて受けたオーディションでグランプリを獲得した。「周りには声優を目指している人がいなかったので、演技はまったく未経験で自己流でした。このオーディションで初めて演技をしたので、あまり色々考えずに、素直に演じること意識しました」と審査を振り返った。逆にクセの付いていないプレーンな声は清らかで、凛とした響きを持っており、その素材感はグランプリに相応しいもの。「初めて本物の声優さんの演技に触れることができて、楽しくできました」という素直な吸収力も審査員は高く評価した。憧れている声優は井上麻里奈。「『進撃の巨人」のアルミン(・アルレルト)の演技で何度も涙しました。私もそうやって人の心を動かせるような演技がしたいなって思っています」と意気込んだ。

 もう一人のグランプリ・土池さんが声優になろうと思ったきっかけは『ソードアート・オンライン』との出会い。「そこで初めて声優さんという仕事があるんだっていうことに気付いて。松岡禎丞さんの演技に感動して目指し始めました」。そして尊敬しているのは小林裕介さん。「『Re:ゼロから始める異世界生活』での演技にすごく影響を受けています」という。新聞奨学生として働きながら専門学校に通うなど、まじめな好青年ぶりが伝わるが「物語シリーズの忍野メメみたいな、胡散臭いおっさんのようなシブいキャラを演じてみたい」とワイルドな役柄にも憧れていることを明かした。

 11月17日には、全国の高校生・中学生と、世界中の“声優”を目指す若者が集う“声の祭典”「第八回 国際声優コンテスト『声優魂』」が、ゲートシティ大崎ホールにて開催された。24名のファイナリストが公開最終審査のステージに上がり、鳥取県出身の高校2年生・田中苑希(たなか・そのか)さんが最優秀賞に輝いた。今回、最優秀賞を受賞した田中さんは、中3の時に初めて『第六回声優魂』の鳥取大会に出場。そのときに出会った『第六回声優魂』最優秀賞受賞者・木村美言さんに憧れ、同じ高校に進学し同じ演劇部に所属。その背中を追うように声優魂に挑戦を続け、今年最優秀賞を掴んだ。

 田中さんが「声優の理想像」と感じているのは、鳥取大会のゲストとして出会った、ニャンちゅう役で知られる声優の津久井教生。現在津久井氏は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘っている。「でも声だけは無事で今も活躍していらっしゃる。私が声優魂の最終に臨むにあたって、津久井さんがツイッターで『一番いい声が出ますように』って励ましのメッセージをくださったんです。私のことをまだ覚えてくださっていたという嬉しさと優しさを感じました。どんなに苦しい状況であっても声優という職業から離れず、周りが放してくれない。私もそういう声優になりたいです」と、田中さんは声優への想いを新たにしていた。

 ディー・エヌ・エーと創通、文化放送と株式会社毎日放送の4社が共同でオリジナルアニメ作品を創出する、「Project ANIMA」の原案公募コンテストで選出され、テレビアニメ化が決定した作品『Sacks&Guns!!(サクガン!!)』。そのヒロイン「メメンプー」役声優公開オーディション最終審査会が12月8日、文化放送メディアプラスホールにて開催された。プロ・アマ含めて1400名の応募者から選抜された7人のファイナリストが最終選考に臨み、東京都出身の現役大学生・小畑かのんさんがヒロイン声優に決定した。小畑さんは「メメンプーは自分と重なる部分がたくさんあるコなので、一緒に成長していけたらいいなと思います」と語った。

 伊波杏樹、楠木ともりらを輩出したソニー・ミュージックアーティスツ主催のアニメオーディション『第8回Anistoteles (アニストテレス)』が今年開催され、15歳の高校1年生・涼泉桜花(すずみさくら)さんがグランプリに選ばれた。涼泉さんは「こういう役というのに縛られずに、いろんな役を演じてみたいです。まずは自分の役をいただけるように頑張ります。希望を言えば、女の子がわちゃわちゃしている作品がいいです(笑)。やってみたいのはお姉さん系のポジションなのですが、自分の声に合うのは元気な子かなぁと」と声優デビュー後の夢を語る。また、歌が大好きといい「歌もぜひやらせていただきたいです。曲も自分で作ってみたい。楽器ができないので作曲は難しいですが、詞については想ったことを書き留めたものがあるので、いつか形にできたらなぁと思っています。伝えることが一番大切なので、そういうことを大切にできるアーティストになりたいです。誰かの希望になれればと思っています」と意気込みを語った。

 2019年に見いだされた声優の卵たち。2020年、そして未来に向けて着実にプロへの道を歩んでいく。

※記事中の年齢・学年は受賞時のもの。

オリコン

「声優」をもっと詳しく

「声優」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ