「次は辞退」を希望? 好きな女性アナ1位の弘中綾香、毒舌の裏にある責任感

1月3日(金)8時40分 オリコン

『第16回 好きな女性アナウンサーランキング』で1位に輝いた弘中綾香アナウンサー(写真:田中達晃/Pash) (C)oricon ME inc.

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 2019年12月にORICON NEWSが発表した『第16回 好きな女性アナウンサーランキング』で、初の1位に輝いたテレビ朝日の弘中綾香アナウンサー。バラエティー番組『激レアさんを連れてきた。』への出演をきっかけに、歯に衣着せぬ発言やマイペースな振る舞いが話題になった。昨年は、AbemaTVの『ひろなかラジオ』やニッポン放送『弘中綾香のオールナイトニッポン0(ZERO)』に出演、年初はNHKにも登場するなど、局アナの枠を超えた活躍ぶりを見せている彼女。とはいえ、こういったランキングは苦手らしい弘中アナに、率直な感想と今後の野望を聞いた。

■初のランキング1位も、「知らないうちに競走馬になっている気分…」

——『好きな女性アナウンサーランキング』初の1位、おめでとうございます。とはいえ、2018年の同ランキングで2位になった際は、番組で「お給料は変わらないんで、意味ないんですって」と言っていたとか。こういうランキングは嫌いなんですよね?

【弘中綾香】ありがとうございます(笑)。でも私、ノミネートされた記憶がないのになんでランキングに入っているのかな、というのが正直な感想で。知らないうちに競走馬になっている気分というか…。勝手にランキングされて、ちょっと戸惑っているという方が正確ですね。ありがたいんですけども、次はぜひ辞退させていただきたいと思います!(笑)。そっとしておいてください〜!

——辞退ですか(笑)。でも、ユーザーの皆さんによって選ばれているので…。

【弘中綾香】もちろん、票を入れてくださった皆さんがいるということはうれしいのですが、そうそうたるアナウンサーのお名前が並んでいて、肩身が狭いです。もう、本当にポッと出なんで、祭り上げるのやめてください〜(笑)。

——周囲からの反響は?

【弘中綾香】若林(正恭・オードリー)さんやザキヤマ(山崎弘也・アンタッチャブル)さんから、「1位だったじゃ〜ん!」って、イジるような感じで言われました。私も「すいませ〜ん、本当に私なんかが…」と恐縮でした(笑)。

——ユーザーからは、「可愛い顔と辛辣な物言いのギャップが好き」、「面白い。身近にいるとへこみそうだが、テレビで見るうえでは最高のキャラクター」といった声が。

【弘中綾香】レギュラーは『激レアさんを連れてきた。』くらいですし、皆さんがどこで私を観て、そう思ったのか不思議です。過去のランキングを拝見しても、帯番組や朝の番組をされている方が多いじゃないですか。水卜麻美さん(殿堂入り)もそうですが、大下容子さん(2019年 4位)とか。だから、ビックリしています。

■大物相手でもひるむことなく、「私が恐縮していたら、皆さんに失礼」

——SNSでも、弘中さんの毒舌名言がユーザーに共有されたりしています。“歯に衣着せぬ”発言をしている自覚は?

【弘中綾香】“中庸”(極端でなく穏当、偏っていないこと)になりたくないという思いがあって、思ったことを素直に言うようにはしていますね。私は会社員ですし、上から「弘中に任せたい」と思ってもらった以上は、その期待に応えたいんです。他の人と同じことをして、同じことを言っていたら、お呼びはかからないじゃないですか。誰でもそうだと思いますが、自分の個性をどう残せるか、制作者の意図を汲みながらやっていかないといけないと考えています。

——気をつけている部分は?

【弘中綾香】もちろん、人を傷つけるような言葉はNGです。あと、とくにフリートークでは、ちょっと視点を変えた発言をしたいな、と。公共の電波に出ている身なので、観ている方が「こんなことを思う人もいるんだ」と思うような、多様性のある発言をしたいです。

——タモリさんのような大ベテランや、若林さん、太田光さん、神田松之丞さんなど、ちょっと尖った方々が相手でも、ひるむことなく役割をまっとうしていますよね。

【弘中綾香】『ミュージックステーション』のときは、大学出たてのぺーぺーの私が、日本の音楽界を背負うアーティストさんの前で曲紹介や時間の仕切りをやらせていただいて、恐れ多かったです。でも、そこで私が恐縮していたら、スタッフさん含め、皆さんに失礼じゃないですか。他の番組でも同様に、私は私に任された役割をやる。それだけですし、そもそも皆さん優しくて、怖いと思ったことはないですよ(笑)。

——注目されたことで、批判されることもあると思いますが。

【弘中綾香】確かに、いろいろ言われたり書かれたりしています。それをまともに捉えていた時期はショックを受けたし、惑わされて仕事を辞めたいとも思いました。だから今は、ネットニュースは見ないようにしていますし、SNSのエゴサーチもしません。自分でなく、他の方のことを書いた記事でも「こういう切り取り方をされて心を痛めているだろうな」と思ってしまうし…。ネット言説を遮断して、顔が見える対象に重きを置く。そうすることで、ネットとの距離感もうまく掴めているような気がします。

——世間や業界では、バラエティーに出演するアナウンサーよりも、報道アナのほうが格上、といった風潮があるように思いますが、どう思われますか?

【弘中綾香】私は報道番組に出演したことがないのでわからないですが、それぞれ難しく、優劣はつけられないと思います。

——弘中さんはバラエティーに出演することが多いですが、その難しさとは?

【弘中綾香】例えば、芸人さんの現場での立ち居振る舞いを見ていても、ものすごくプロフェッショナルで、とても真似できないと思います。その中では、自分が出来ることを一生懸命するだけです。そこにどういう計算式があって、具体的にどんなことをしているかは逆に見えない方がいいんじゃないですか? 頭空っぽにして「面白い」と言えるのが、素敵な番組だと思います。だから視聴者の皆さんも、「また弘中が好き勝手言っている」と思って観てくれたらうれしいです(笑)。

■「“余白”を任せてもらえるようになった」2019年、今後はコンテンツ作りも希望

——弘中アナにとって、2019年はどんな年でしたか?

【弘中綾香】年次も上がり、『ひろなかラジオ』や『弘中綾香のオールナイトニッポン0(ZERO)』なども担当させていただき、制作の方からディレクションされたことではなく、“余白”を任せてもらえるようになったのはうれしかったですね。ただ、大バクチだと思うんです、他局のアナウンサーに番組を任せるなんて(笑)。感謝の1年でした。

——エッセイの連載も好評です。開始当初、「書かないと自分が壊れてしまう」と書いたのは?

【弘中綾香】テレビのお仕事は瞬発力を試されることが多く、あとで「なんでこんなことを言っちゃったんだろう」と後悔することが多くて。一方、自分でモノを書く場合は言葉や伝え方をしっかり練るし、頭の使い方が全然違うのが良かったんです。それにネットニュースだと、コメントが切り貼りされたり、言葉の前後を省かれたりすることが多いじゃないですか。1や0を10にされてしまうのがネットだけど、自分が責任を持って1から10まで伝えられるメディアがほしかったんです。あの言葉の裏は、そういうことですね。

——最後に、今後の目標を教えて下さい!

【弘中綾香】せっかくテレビ局にいるので、自らコンテンツを作っていきたいです。発言だけじゃ伝わらないことを番組や映像にしてみたい。あと、イベントなどのビジネス的な部分に関わって、お金の回り方や集客の仕方なども勉強できたらいいですね。

——「革命家になりたい」とも言っていましたが?

【弘中綾香】「革命家だって、プププッ」って、笑ってもらえたらいいんですよ(笑)。私がいろんなことに挑戦して、それを見た方が自分を変える一押しになったらうれしいって思うんです。「あいつ、革命家だって、プププッ。——でも勇気あるよな、私も頑張ろうかな」…そう思ってもらえる存在になれるよう、これからも頑張りたいです!

(文:衣輪晋一)

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