日本初陣、錦織と内山が欠場も...是が非でも勝ちたいウルグアイ戦【ATPカップ】

1月4日(土)11時0分 AbemaTIMES

 1月3日に開幕した『ATPカップ』はATP(男子プロテニス協会)が主催する国別対抗戦。出場24カ国のトッププレイヤーが真夏のオーストラリアに集結し、シドニー、ブリスベン、パースの3カ所を舞台に10日間の熱戦を繰り広げる。まずは6グループに分かれたラウンドロビン戦、パースで行なわれるグループBの日本の初戦の相手はウルグアイだ。

 正直なところ、日本チームは相当なピンチに陥っている。メンバーからは「優勝を狙う」とまで強い意気込みが聞かれていたが、12月30日にエースの錦織圭が欠場を発表。10月に右肘の手術を受け、シーズン開幕の復帰に向けて調整してきたものの間に合わなかった。その3日前には、シングルス3番手でダブルスも期待されていた内山靖崇が欠場を表明していた。21日に行なったエキシビションイベントで太腿の肉離れを起こしたのだという。
 
 これで、従来メンバーのうちで残ったのは世界ランク73位の西岡良仁と同121位の添田豪、そしてダブルス44位のマクラクラン勉の3人。そこへ、ダブルスを得意とする松井俊英が新たに加わった。103位の杉田祐一や110位のダニエル太郎を招へいすればいいではないかと思われるかもしれないが、ルール上できない。通常のツアーと同様に、選手はあらかじめ決められた期日までにエントリーしなくてはならず、彼らはそれをしていなかった。恐らく錦織と西岡がいる中ではシングルスでの出場機会がないと考え、個人戦でのポイント獲得と実戦をこなすことを選択したのだろう。

 松井は日本人ではマクラクランの次にダブルス・ランキングが高い。主戦場はチャレンジャー大会だが、41歳ながら昨年も年間29大会を戦うタフさを見せた。ちなみに、今大会には30代後半の選手がちらほらいるが、24チーム中で40代は松井ただひとりだ。世代的には44歳の岩渕聡監督と同じで、二人が組んだダブルスは全日本選手権で2007年から3連覇した実績がある。その一方で、添田が会長として2018年に発足した選手会で西岡や内山とともに理事を務め、従来メンバーとの結束も固い。

 厳しい戦いになることは間違いないが、B組には優勝候補筆頭のスペインがおり、何が何でもウルグアイとジョージアには負けられない。まずはこのウルグアイ戦で、シングルス1の西岡が戦う相手は世界ランク45位のパブロ・クエバス。最高時には19位だった33歳のベテランだ。2016年の全豪オープン1回戦で1度対戦し、クエバスがストレート勝利を挙げている。しかし西岡は、11月のデビスカップでは世界ランク10位のガエル・モンフィスを破り、ツアーでも8月に錦織を破った大物キラー。クレーを得意とするクエバスはしぶといが、持ち味のスピードと安定感で西岡ワールドに引きずり込みたい。

 そのクエバスの弟のマルティン・クエバスがシングルス2の添田豪の対戦相手となる。ツアーレベルでの実績はほとんどなく、世界ランクは523位。最高でも271位という27歳だ。35歳にして再びトップ100をうかがう位置にいる添田の敵ではない。ダブルスのオーダーはまだ発表されていないが、ウルグアイは全仏オープンやローマ・マスターズを含めてダブルスでのツアー優勝9回を誇るクエバス兄の兼任が濃厚。マクラクランと松井のコンビがどう機能するか楽しみだ。

文/山口奈緒美
写真/Hiromasa MANO
 

【中継映像】11時〜生中継! 松井の活躍に期待! 日本の初戦はウルグアイ

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