【C91】叶姉妹で「モーゼの十戒」が発動! 「女性蔑視」キャラもコミケじゃあ埋もれる事実

1月4日(水)18時0分 おたぽる

三重県志摩市のご当地キャラ・碧志摩メグ。

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 叶姉妹の来場が大きな注目を集めた、2016年冬の「コミックマーケット91」。今回から、東ホールも拡大という、新たな変化が起こった。しかし、大きな事故や問題も発生することはなく、ベテランスタッフも「驚くほど平和だ」と語る開催となった。

 やはり、過去の『黒子のバスケ』脅迫事件や「表現の自由」をめぐる問題などを経て、参加者も一段と緊張感を高めている結果だろうか。

 とりわけ参加者のマナーのよさが見られたのは、来場した叶姉妹への接し方。彼女らの来場の報に接して、混乱を危惧して準備会スタッフも駆けつけたそうだが、見事なほどに混乱がなかったという。

「一般参加者まで、なぜかモーゼの十戒のように道を開けるので驚きました。それに、マナーを心得ているのか勝手に撮影したりしないんですよね」

 現場に接したスタッフは、そう話して胸を張るのであった。

 さて、そんな今回のコミケでは、前回から規模を拡大した企業ブースも大盛況となった。

 各企業が趣向を凝らしたグッズに大行列ができるのは、当たり前。その中で企業ブースの人々から漏れ聞こえてきたのは、買い物する女子の財布の紐のユルさであった。

「男性の場合は、グッズは一種類につき、一つずつしか買わないのですが、女性の場合には同じグッズを複数個購入する場合も多いんです。客単価は女性が男性よりも遙かに大きくなっていると思いますよ」

 そんな企業ブースに、新たな試みとして出現したのが「マンガ地域サミット」のブース。

 これは、2015年の“コミケットスペシャル6”に併せて実施された「OTAKU JAPAN観光協会」の系譜に連なるもので、全国のアニメコラボや萌えキャラグッズを、一同に集めて販売するというブース。特定作品の人気が強いようで『境界の彼方』と、奈良のご当地イベント「なら燈花会」のグッズは2日目の早い時間に、早くも完売していたのである。

 そんなブースの展示には、一時全国的な話題となった、三重県は志摩市のご当地キャラ・碧志摩メグも登場。「女性蔑視」という批判を浴びて論争になった、キャラクターであるが、ブースの担当者は「コミケだと、埋もれるくらいにフツーですね……」と、ポツリ。

 もはやテンプレ化した、萌えキャラ→批判→論争の流れを危惧しつつも、新たなコンテンツを紹介すべく出展していたのが「松戸コンテンツ事業者連絡協議会」。これは、松戸市の主導でコンテンツ事業者に松戸に拠点を設けてもらおうという目論見のもとで、設立された団体。その事業の一環として、松戸市では予算を投じて『秋葉原まで13時間〜姫はゲームを作りたいっ!〜』なるギャルゲーを制作している。

 この作品は、今冬にも無料配布が始まる予定。ブースでも紹介されていたのは4人のヒロイン。そのヒロインたちについて、事業に携わっている松戸市役所の吉澤亮太氏は、次のように語る。

「絶対に、どこからも文句がこないように考え抜いて、スカート丈まで設定を決めましたよ!」

 アニメイトもあるし、地上波はすべて観られるし、家賃も安いとオタクにとっての利点をアピールしまくる松戸市。果たして、このゲームをきっかけに移住を決意する人はいるのだろうか……。
(文=昼間たかし)

おたぽる

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