エステ業界 サービス残業常態化し手取り20万未満、体重激減

1月4日(日)16時0分 NEWSポストセブン

 エステサロンを「自分へのご褒美」という気持ちで利用している女性は多いだろう。しかし、そこで働いている人たちは「残業代ナシ」「休憩ナシ」「過酷なノルマ」というあまりにも“ブラック”な環境に置かれているケースが少なくないという。実際に大手エステティックサロン『たかの友梨ビューティクリニック』の従業員が、マタハラや残業代の不払いなどを訴え、運営会社を提訴するというケースも出ている。


 かつて大手エステサロンに6年間勤務し、現在は地方のエステ店で働く女性Yさん(40才・仮名)は、“たかの友梨問題”のニュースを見て、違和感を覚えた。


「何を今さら、と思いました。この世界ではサービス残業は当たり前。私が大手エステサロンに勤務していた頃は、基本勤務時間は10〜19時でしたが、朝は準備のため9時に出勤し、片づけを終えて退勤するのは22時。休憩は合わせて1時間もありませんでした。


 施術はかなりハードな肉体労働なのに、まともに食事する時間が取れないので、6年で10kgくらい痩せました。表向きは週休2日ですが、そのうち1日はダイレクトメールの発送準備や会議、研修などでつぶれていましたね。それでも休日出勤代や残業代は出ず給料は手取りで20万円に満たなかった」


 Yさんは妊娠後も仕事を休めず、体を酷使して働き続けた結果、流産してしまった。それを機に妊活のために退社し、出産・育児の後、現在の店に再就職した。


「今の店も朝9時30分から21時までと勤務時間は長く、決まった休憩時間もありません。タイムカードを18時30分で打たなければいけないので残業代もない。それでも月8日間は休みがとれるし、以前よりずっとマシです」(Yさん)


※女性セブン2015年1月8・15日号

NEWSポストセブン

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