BIGLOBEトップBIGLOBEニュース

鈴木敏夫が秘話告白!『魔女の宅急便』は「幻のジブリ、最後の作品だったかもしれない」

シネマカフェ1月5日(火)13時0分
画像:鈴木敏夫プロデューサー
写真を拡大
鈴木敏夫プロデューサー
画像:『魔女の宅急便』(C)1989 角野栄子・二馬力・GN
写真を拡大
『魔女の宅急便』(C)1989 角野栄子・二馬力・GN
画像:鈴木敏夫が秘話告白!『魔女の宅急便』は「幻のジブリ、最後の作品だったかもしれない」
写真を拡大
画像:鈴木敏夫が秘話告白!『魔女の宅急便』は「幻のジブリ、最後の作品だったかもしれない」
写真を拡大
画像:鈴木敏夫が秘話告白!『魔女の宅急便』は「幻のジブリ、最後の作品だったかもしれない」
写真を拡大
新春、「金曜ロードSHOW!」にてスタジオジブリの名作『天空の城ラピュタ』(’86)(1月15日OA)と『魔女の宅急便』(’89)(1月22日OA)の2作品が連続で放送される。両作品とも長く日本人に愛されもはや説明不要の傑作だが、最近では『天空の城ラピュタ』のTV放映中にツイッターが沸くなど新たな現象の盛り上がりも表出している。そこで今回2作品の放映を前に、スタジオジブリの辣腕プロデューサー鈴木敏夫氏に“バルス祭り”のことをはじめ、両作品の製作秘話についても直撃! 今後のスタジオジブリの最新情報についてもうかがった。

『天空の城ラピュタ』に登場する、滅びの言葉“バルス”。ネット上ではサーバーダウンの言葉として近年有名で、「金曜ロードSHOW!」での放映時、言葉“バルス”の登場と同時に大量の“バルス”の書き込みが起こって、ツイッター上で社会現象的な状態になる。この、いわゆる“バルス祭り”について鈴木氏は、「僕は好きですよ。僕はお祭り好きなんです(笑)」と好意的に受け止めている。

「誰が始めたんですかね(笑)? いやね、僕はこれってね、テレビって大きいと思うんですよ。みんな同じ時間に、同じものを観る。これってすごく大きい。つまり、“バルス”が何時何分に出てくるか、事前に皆分かっているじゃないですか。年末のカウントダウンに似ていますよね。それを共有しようって、分かりますよ。個々で観ていたって、そういう現象は起こらないわけだから」。

ただ、唯一、世間の狂騒を知らない人がいるとか。「このことを知らない人間がたったひとり、この世の中にいますね。誰あろう、宮崎駿ですよね(笑)。僕、そういうこと言わないようにしているんですよ(笑)」。

その『天空の城ラピュタ』は、スタジオジブリが立ち上がったときの記念すべきジブリ作品第一弾。しかし、鈴木氏は、「いや、『風の谷のナウシカ』(’84)の頃から思ってますよ。一緒に作っているわけですから。たまたまそこに会社が出来ただけの話で」と当時のことを述懐する。「それに『天空の城ラピュタ』の頃は、ジブリって会社の名前を積極的に世間に出していないんです。ジブリの名前を出し始めた時期は、実は『もののけ姫』(’97)くらいから。当時の資料が残っていますが、それまでは新聞その他、まったく出してないですよ。ようするに『もののけ姫』から、“はじめなくちゃ”と思ったということです」。

スタジオジブリ作品は、それこそ『天空の城ラピュタ』の頃から鈴木氏自ら宣伝活動を展開して、公開前に認知度を上げる地道な努力をしているイメージがありそうなものだが、それは誤解と鈴木氏は言う。「映画を作ることはね、ある種イベント的な側面がありましてね。僕は徳間書店というところで日々雑誌を作る中で、映画製作はお祭りだったわけですよ。さっきも申しあげましたが、僕はお祭り好きなんで(笑)。だから、『風の谷のナウシカ』にしろ、『天空の城ラピュタ』にしろ、楽しかった。それがやがて『となりのトトロ』(’88)と『火垂るの墓』(’88)を作って、『魔女の宅急便』あたりから、ちょっと“変わってくる”んですよ」。

それは、「一言、興行収入のことを言われちゃうわけですよ。数字が落ちたと(笑)」と鈴木氏。実は『魔女の宅急便』の以前は、いまのような立ち回り方はしていなかったと説明する。「僕はそのとき、映画ってヒットしなくちゃいけないものだと、生まれて初めて思った瞬間でした。僕はそれまでは、作ることにしか興味がなかった。宣伝やプロデュース業の重要性を自覚した作品は、『魔女の宅急便』が初めて。本当に、そのときの一言に感謝してます。だから僕は、言われたその足で、日本テレビに行くんです。出資をしてほしいとね。そうすれば、宣伝にもっと協力してくれるだろうと(笑)。発想は、シンプルなんですよ。だから『魔女の宅急便』は初めて、ヒットしてほしいと思った作品なんですよ」。

ところが、この『魔女の宅急便』を製作中に“ある事件”が起こる。「これを作っている時に宮崎駿がね、『もう辞めよう』と言い出したんですよ。ジブリをね」と鈴木氏。ちょっと“変わってきた”矢先の出来事だった。

「どうしてかと言うと、一スタジオで一作品、同じスタッフで3本作ったら、人間関係がダメになるって。これは宮崎駿の持論だったんですよ。ところが、『風の谷のナウシカ』から『魔女の宅急便』まで、5本も作っちゃったと。だからここでリセットして、リスタートしようと」。

しかし、周知のように、そこでスタジオジブリの解散はなかった。鈴木氏の大反対で、宮崎監督が翻意したからだ。「なんでって、面白くなってきたから。それを宮さんが尊重してくれたわけですが、結果、いろいろと体制を変えました。それまでのジブリは、作品ごとにスタッフに集まってもらって、終わったら解散というやり方。それを常雇いにして、給料もちゃんと出そうって。それで変わるんですよ。だからもしかすると『魔女の宅急便』は、幻のジブリ、最後の作品だったかもしれないんですよ(笑)」。

その後、スタジオジブリは数々の名作を放ち、宮崎監督も“長編作品からは”引退してしまったものの、現在新たなプロジェクトがいくつも進行している。毎作品ごとにワクワク、ドキドキするジブリの新作も楽しみだ。

「押井守監督の映画で、『ガルム・ウォーズ』ってのがあるんですよ。これはカナダで現地のキャストとスタッフで作ったSF映画で、これに協力することになって、これが5月。そして9月にスタジオジブリの新作として、『レッドタートル THE RED TURTLE』があります。これはアート系の映画で、セリフがありません。この2本です。それと、宮崎駿の『毛虫のボロ』。三鷹の森ジブリ美術館でのみ上映する短編ですが、75歳の宮さんが、CGに頑張ってますよ(笑)。毎日、旗日でも会社に来てやってますから。これも大事ですよね」。
Copyright (c) 2016 IID, Inc. All rights reserved.

はてなブックマークに保存

最新トピックス

芸能トピックス

芸能写真ニュース

旬なニュースを配信中 フォローしてね!

注目ワード

話題の投稿画像

「ジブリ」「魔女の宅急便」「鈴木敏夫」「告白」の関連トピックス

「鈴木敏夫が秘話告白!『魔女の宅急便』は「幻のジブリ、最後の作品だったかもしれない」」の関連ニュース

注目ニュース
鈴木明子を「ごとき」呼ばわり 羽生結弦評になぜ激怒 J-CASTニュース4月27日(木)20時41分
元フィギュアスケート選手の鈴木明子氏(32)が羽生結弦(22)について語ったところ、ツイッター上の一部ユーザーが鈴木氏を「鈴木明子ごときの…[ 記事全文 ]
神田沙也加の夫の正体は広末涼子の元彼MITSUU!年収は2000万円超!? アサ芸プラス4月27日(木)17時59分
4月26日、結婚の予定が報じられた神田沙也加と村田充。神田正輝、松田聖子の娘としてデビュー当時から注目を浴びてきた神田だが、近年はアニメ映…[ 記事全文 ]
中居正広、結婚式には「メンバー」呼ぶ 「キムタクも?」と不審がる声 J-CASTニュース4月27日(木)15時36分
元SMAPの中居正広さん(44)が、2017年4月26日放送のバラエティ特番「中居正広の神センス☆塩センスあの時どうすりゃよかったの!?」…[ 記事全文 ]
安藤美姫、小塚パパとの「ハート写真」がヒンシュク 「こういうKYなところが嫌われる」 J-CASTニュース4月27日(木)12時20分
プロフィギュアスケーターの安藤美姫さん(29)がインスタグラムに投稿した、元フィギュアスケーター選手の小塚崇彦さん(28)とのツーショット…[ 記事全文 ]
「嫌いなジャニーズ2017年」キムタク以外、TOP5の順位が激変! 週刊女性PRIME4月26日(水)18時0分
好きなジャニーズ・嫌いなジャニーズ2017年毎年恒例となっている『好きなジャニーズ・嫌いなジャニーズ』ランキング。[ 記事全文 ]
アクセスランキング
1 「嫌いなジャニーズ2017年」キムタク以外、TOP5の順位が激変!週刊女性PRIME4月26日(水)18時0分
2 鈴木明子を「ごとき」呼ばわり 羽生結弦評になぜ激怒J-CASTニュース4月27日(木)20時41分
3 工藤静香の“パパ似”長女 入学2週間で名門高校のアイドルに女性自身4月26日(水)6時0分
4 山下智久、32才の誕生日に石原さとみと原宿デートNEWSポストセブン4月27日(木)7時0分
5 安藤美姫、小塚パパとの「ハート写真」がヒンシュク 「こういうKYなところが嫌われる」J-CASTニュース4月27日(木)12時20分
6 小島慶子がマツコ&有吉の「久保田直子アナいじめ」を猛批判するも逆効果?アサ芸プラス4月27日(木)12時45分
7 嵐・相葉雅紀が「貴族探偵」の演技に苦悩!批判殺到で“織田裕二路線”へ変更!?アサ芸プラス4月26日(水)14時50分
8 神田沙也加の夫の正体は広末涼子の元彼MITSUU!年収は2000万円超!?アサ芸プラス4月27日(木)17時59分
9 坂上忍、今村元復興相に怒りあらわ!あっち発言に「言えないよ普通!」RBB TODAY4月26日(水)16時41分
10 鈴木亜美、“子連れ居酒屋”で強引なママタレ売りに批判の声! 「また顔変わった?」と指摘する声もおたぽる4月27日(木)12時0分

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。

データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア