川口春奈、女優として走り続ける理由「求めてくれる人のために」

1月5日(日)8時0分 クランクイン!

 今年、女優デビューから11年目を迎える川口春奈。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』への出演が控える中、2020年、川口にとって最初の作品となるスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)。本作の撮影は、心身ともに大変だったと明かす川口だったが、「求めてくれる人のためにも、ひとつひとつの仕事をおろそかにできないという責任感が年々強くなっている」と“女優”として今の思いを語った。 ——ここで生き残った者だけが、警察官になれる。警察学校という密室…そこで、何が起きたのか。骨太でありながら人の心理を鋭くえぐる究極のミステリー『教場』。木村拓哉が警察学校の冷徹教官・風間を演じ、川口が生徒のひとり、自信過剰な菱沼羽津希にふんする。

 川口は「本当にきつい現場でした」と苦笑し、「今より体重が5kgも落ちちゃってたんですよ!」と驚きの告白を口にしながら、撮影を振り返った。

 「普通に行進をするだけでもものすごく疲れるんです。みんなで合わせる必要があるので。撮影期間中は、家に帰って横になっても足がつってしまって、全然寝られませんでした。疲労困憊(こんぱい)で。そういう経験は初めてでしたし、これまでにも生徒が何十人も集まってといった作品に出演したことはありましたが、ここまで団結力を必要としたものはなかったですし、実際にチームワークが深まって、それが合わさった瞬間に、体が震えるくらいの感動を味わったのも初めてのことでした」。

 厳しい訓練のなか、日々、成長を遂げていく風間教場の生徒たち。演じる川口たちにも本当の仲間のような感覚が生まれていき、そんな生徒たちを、風間教官役の木村が見守っていた。

 「木村さんは、ひとりひとりのことを、ものすごく敏感に、細やかにみてくださっているんです。お芝居に関しても、気づいたことはすぐにアドバイスしてくれて、勉強になりました。親身になってアドバイスをいただけて、“みてくれている”という実感がありました」。

 そんななか、印象に残った木村からの言葉があるという。

 「『大変な時期があっていいんだよ』って。私は、人に弱音を吐いたり、相談とかをしないタイプなんですけど、あるとき木村さんが、『もがいていることを、抱え込んで隠す必要はないんだ。それがかっこいいんだから。大変でいいんだよ』って。何気ないひと言ですが、ありがたいな、気にかけてくださってうれしいなと思いました」。 肉体的にも精神的にも特別きつかったという『教場』の撮影。しかし、女優デビューから丸10年。考えてみれば、毎回大変だったと述懐した。

 「常に挑戦ですから。そのスタッフ、チームでやるのは1回だけ。常に新しいところに飛び込んでお仕事していく。10年間、あっという間でしたけど、毎回違う場所、違う人と、いろいろなことを求められながらお芝居していった。全てのお仕事が大変でしたね」。

 それほど大変な仕事を、続けられているのはなぜ? そのモチベーションはどこから? と質問すると、「どのお仕事も同じだと思います」と前置きしながら、“女優”ならではの自覚を語り始めた。

 「求めてくれる人、期待してくれる人、応援してくれている人、作品を観てくれる人、そうした人たちがものすごく大勢いる。そうした人たちのことを思うと、おそろかにはできません。期待していただけるだけで感謝ですし、“私に”と思っていただけるのであれば、その思いに応えたいと思うし、それが力になる。責任感じゃないですけど、そうした気持ちは、年々強くなっています」。

 多くの力を得て、2020年も走り続ける川口春奈。スタートは2夜連続となる『教場』からだ。「とても重厚感のある作品で、風間教官と出会うことでひとりひとりが成長していきます。羽津希も自分自身を見つめ直して、変化していきます。最初、羽津希は『なんだ、こいつ』って感じですが(笑)、すべてを観ていただければ、彼女の成長が伝わると思います。ぜひみんなの姿を見届けてください」。(取材・文:望月ふみ 写真:松林満美)

 フジテレビ開局60周年特別企画『教場』後編は、フジテレビ系にて1月5日21時放送。

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