GACKT 国内トップレベルのポーカーと“格付け62連勝”…共通点は「究める力」

1月5日(日)10時8分 スポーツニッポン

興味を持ったものはとことん突き詰めるGACKT。ポーカーもその一つだ(撮影・会津 智海)

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 【夢中論】正月恒例の「芸能人格付けチェック!」(テレビ朝日系)で、歌手のGACKT(46)が今年も正解を連発して個人連勝記録を62に伸ばした。見識の深さを見せつけているが、それは彼の「究める力」によるものだ。日本ではトップレベルにあるポーカーの腕前も、勉強を重ねて得た。何事も突き詰めて体得していくのが、GACKTの生き方だ。

 カジノのポーカーテーブルに、表情を変えずに座っている。プレーするのは「テキサスホールデム」。世界的に最もポピュラーなルールのポーカーだ。自分の手札2枚と、全プレーヤーが共通して使う5枚のカードの計7枚を組み合わせて作る役で戦う。手札を頭に入れ、脳を動かす。相手はどう出てくるか、駆け引きしながら役を完成させていく。

 「最初は運でやるゲームだと思ってた。でも、運が作用する確率は5%ぐらい」。トーナメントに参加すると、どの大会でも決まった顔触れが決勝のテーブルに残る。つまり運ではなく実力。戦略がしっかりと存在する。「戦略と駆け引きが成立して、運の要素は5%以下。それはもうギャンブルではなくて、完全に頭脳ゲームですよ。それが分かってからハマりましたね」

 出合ったのは2010年に欧州ツアーで訪れたバルセロナのカジノ。最初は遊びだったが、16年ごろにポーカーの番組を「AbemaTV」でやろうと決めてから本腰を入れた。「何の結果も残してなければただの評論家」と思い、プレーヤーとしての腕を磨いた。

 毎日専門書を読み、動画を探し、有名な大会の映像を見て戦い方を学んだ。アジア、世界の大会に参戦し、1000万円近くの賞金を手にすることも。日本人の賞金ランキングで1位に立ったこともある。ポーカーは局面でそのセンスも試されるが、まずは自分の戦略で戦うゲーム。知識は自分を裏切らない。

 高級品と安物を見分ける「芸能人格付け…」の連勝も知識によるもの。例えばワイン。「全てじゃなくて、一部のワインにだけ特化して強いんですよ。それは勉強したから」。大量に買って飲んだり、ソムリエに聞いたり、飲み比べしたり。「“僕はワインを死ぬほど飲んでるから間違えないよ”っていう人がいますけど、そうじゃない。追究したから分かるだけ」

 今年もワインやウナギ、楽器の音色の問題など全4問で正解した。「自分が追究してやってきたものを、年に1回テストされる感覚。だから、感覚が鈍らないように、また勉強する。過去に勉強した英単語も、使わなければ忘れるでしょ」

 興味を持ったものはとことん突き詰める。「汚い言い方かもしれないけど、“どうせやるなら金になるまで”って決めてる。中途半端にやると、それは時間の浪費になる」。この考え方を貫いてきた。ポーカーも本気でやったから、番組を持つことができた。

 音楽活動もそうだ。衣装、映像、セット、演出など、全てプロを集めて自分でプロデュースする。「人が作ったステージで歌う方が楽じゃないですか。でも、やっぱり責任を持って一から百まで自分で作りたい。だから、僕のライブは僕にしか作れない。自負はありますよ」

 そんな男にも突き詰められないものもある。それは、女だ。「分かったつもりになって浮かれて痛い目に遭ってきた。男が女を100%理解することは無理。犬が猫を理解するようなものかなって」と笑う。

 それでも大切なのは、理解しようと努力すること。「生理の痛みは男には絶対に分からない。でも、どういうものなのか理解しようとすることで、女性の気持ちをくんであげることができる。それが大切なことなのかなって、この年になって思います。若い頃は分からなかったけど」。ポーカーフェースの裏で重ねる努力。それがGACKTをつくっている。

 ◆GACKT(がくと)1973年(昭48)7月4日生まれ、沖縄県出身の46歳。ロックバンド「MALICE MIZER」の活動を経て、99年からソロ活動を開始。07年に大河ドラマ「風林火山」で上杉謙信を好演。昨年主演した映画「翔んで埼玉」がヒット。

スポーツニッポン

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