メンバーの卒業・加入が相次いだハロプロは2016年どうなるのか!? 今年注目のハロプロメンバーをピックアップ!

1月6日(水)18時0分 おたぽる

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——2015年、Berryz工房の無期限活動休止やモーニング娘。’15の絶対的なセンター・鞘師里保の卒業など、多くのビッグニュースが飛び込んだハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)。本稿では、ハロプロにとって激動の1年となった15年を振り返りつつ、16年、ハロプロにおいてキーパーソンとなるであろうメンバーをピックアップ。今年のハロプロを楽しむための指針にしてほしい。

■各グループの加入や卒業が相次いだ1年
 15年のハロプロは、さまざまな話題を提供した。年明け早々、Juice=Juice以来、約2年ぶりの新グループとなる「こぶしファクトリー」が結成、その後を追うように4月29日に「つばきファクトリー」が結成された一方で、3月3日にBerryz工房がグループ結成11年で無期限活動停止に突入した。

 各グループのメンバー加入・卒業もめまぐるしかった。3月25日にメジャーデビューを果たしたばかりの「カントリー・ガールズ」だったが、ハロプロ期待の星としてグループでもセンター的な位置付けにあった島村嬉唄が6月12日に事務所との契約解除で脱退、その穴を埋めるように、ハロプロ研修生出身の梁川奈々美と船木結が11月に加入した。

 14年に3期メンバー3名を加えて、グループ名も改名したアンジュルムは、年末にハロヲタが選ぶ『ハロプロ楽曲大賞’15』で楽曲部門第一位に輝いた「大器晩成」のシングルリリースなどで上昇気流に乗っていたさなか、初期メンバーの福田花音が5月20日に秋で卒業することを発表。それに伴い4期メンバーオーディションが行われ、約1,800名の応募者の中から高校1年生の上國料萌衣が選ばれて、11月11日に開催されたイベントで初お披露目となった。その後、11月29日の武道館公演で福田花音は卒業となり、新たな9人体制で再出発した矢先の12月20日に、今度は2期メンバーの田村芽実が16年春で卒業することを発表。今年1月2日のハロプロ恒例の新春コンサート『Hello! Project 2016 WINTER 〜DANCING! SINGING! EXCITING!〜』において、5月30日の日本武道館公演で卒業することがアナウンスされた。

 何より衝撃的だったのが、11年の加入以来、グループでセンターを張ってきたモーニング娘。’15の鞘師里保が、10月29日に2カ月後の大みそかで卒業すると発表したことだ。前年に道重さゆみの卒業があってグループの体制が完全に整っていない中での青天の霹靂ともいうべき発表だっただけに、ハロプロ周辺だけではなくアイドル界全体に衝撃が走った。前述のハロプロ新春コンサートで13期メンバーオーディションが開催されるとの発表もあったが、決定的センター不在のまま16年を迎えたモーニング娘。’16の先行きには不安も大きい。

 今や王者の風格すら漂う℃-ute、精力的なライブ活動で飛躍的な成長を遂げたJuice=Juiceと、不動のメンバーで活躍したグループもいるが、その一方で新陳代謝の促進によってマンネリ化に陥ることなく、新風を吹き込むのがハロプロの醍醐味ともいえる。その象徴がモーニング娘。であり、逆風を乗り越えてチャンスに変えてきたからこそ長きに渡ってアイドルの最前線にい続けられるのだ。

■今年の注目はいぶし銀な魅力を持ったあの3人!
 元日放送の『爆笑ヒットパレード2016』(フジテレビ系)で、ハロプロ好きで知られるフットボールアワーの岩尾望が今年ブレイクしそうなアイドルとしてアンジュルムの上國料萌衣、Juice=Juiceの宮本佳林、カントリー・ガールズの船木結の3人を紹介したが、それに倣って本稿では2016年のハロプロでキーパーソンとなるであろう3人をピックアップ。岩尾氏のお勧めはセンターとしての輝きを放つ3人だったが、ここではいぶし銀な魅力を持った3人をセレクトした。

■“成長が著しい”中西香菜(アンジュルム)
 まずはアンジュルムの中西香菜。2期メンバーとして11年8月14日に前身であるスマイレージに加入した中西は、ハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)出身の勝田里奈と竹内朱莉、ミュージカル経験がある田村芽実と、歌とダンスの経験が豊富な同期にあって唯一、芸歴のないズブの素人だった。そのため、加入当時はほかのメンバーに比べてパフォーマンス力の低さが際立ち、ライブで足を引っ張る姿も目立った。

 しかし、持ち前の人懐っこい性格でメンバーはもちろん、ハロプロの先輩たちからも愛され、大阪出身ながらもほんわかした関西訛りはハロプロきっての癒しキャラとして独自の存在感を獲得。13年には「ヤッタルチャン」「ええか!?」と中西の関西弁にスポットを当てた楽曲が立て続けにリリースされたことからも、作詞作曲を担当したつんく♂の期待の高さがうかがえる。そもそも、つんく♂が中西をメンバーに選んだのは、未知数の「伸びしろ」を期待したから。その期待に応えるように中西は努力を重ね、着実にパフォーマンス力を磨き上げていった。福田花音卒業の日本武道館コンサートで、筆者が個人的に目を見張ったのが中西の成長だった。歌声は声量が増した上に清らかに響き、ダンスはしなやかさと力強さを兼ね備えてスレンダーなプロポーションが美しく躍動。まさに“大器晩成”ともいうべき、4年前からは想像もつかないほど堂々たるステージングで福田の卒業に華を添えた。

 この日、竹内朱莉と共にアンジュルムのサブリーダーに就任したが、まさに適任であろう。3期メンバー3名は、いずれもハロプロ研修生出身。室田瑞希は研修生歴2年半、佐々木莉佳子は研修生歴1年半だが加入前から地方アイドルとして活躍、それに対して相川茉穂は研修生歴半年足らずだった。そのため相川はパフォーマンス面でほかの2人についていけず、控えめな性格もあってグループ内で自分を出すこともままならなかった。そんな時に自分と同じ境遇だったということで優しく声をかけてくれたのが中西で、大いに助けられたという。よって、たった一人の4期メンバーとなった上國料萌衣に対しても、必ずや中西は精神的支柱となるはずだ。望むらくはグループ唯一の関西人であることを活かしてトーク力に磨きをかけ、MC面で福田花音の後を継いでほしいところ。

■“歌唱力の高さに定評がある”高木紗友希(Juice=Juice)
 続いてはJuice=Juiceの高木紗友希。15年のJuice=Juiceは文字通り「飛躍の年」だった。14年から約1年にわたって全70公演の全国ライブツアーを行い、パフォーマンス力と結束力を高めた。4月8日にリリースした「Wonderful World/Ca va ? Ca va ?(サヴァサヴァ)」では初のオリコン週間シングルランキング1位にも輝いている。一方で個々のスキルアップも目覚ましかったのだが、中でも昨年5月2日に行われたライブツアーの集大成ともいうべき初の中野サンプラザ単独公演で、戦慄するほど驚異的な歌唱力を見せつけたのが高木だった。

 そもそも宮本佳林に次いでハロプロ研修生歴の長かった高木は歌唱力の高さに定評があり、Juice=Juice結成当初から宮本と共にボーカルの要でソロパートも多かった。だが、ただ上手いだけではなく、ここ1年で凄味が増した。音楽好きの高木はブログで頻繁に「今日の1曲」を記しているのだが、最近では大ファンのコブクロやJ-POPなどのほかに、サム・クックやオーティス・レディング、ジョニー・ギルなど、伝説のソウルシンガーやR&Bシンガーの名が挙がるようになった。実際、ライブにおける高木の力強く情感豊かなボーカルは和製アレサ・フランクリンともいうべきゴスペルフィーリングに溢れていて、中でも太陽とシスコムーンのカバー「Magic of Love」における天空を舞う鳥のように自由自在なフェイクは圧巻だ。この曲に関してはフェイクだけではなく、会場の雰囲気などに合わせて譜割りなども自ら変えているというのだから、その柔軟性に驚かされる。

 しかし、この歌唱力も一朝一夕で磨かれたものではない。移動中も常に音楽を聴き、アーティストのDVDなども観て、声の出し方や呼吸の方法をメモして、自身でも試すようにしているという。こうしたストイックなまでの歌への取り組みが、ほかのメンバーにも波及してグループ全体の歌唱力の底上げにつながっているのだろう。現在は初の日本武道館単独公演を掲げて、全国各地で単独ライブを220公演開催するというミッションに挑んでいる最中だ。また2月6日からはグループ初主演ドラマ『武道館』(フジテレビ系)の放送も始まるなど、今年も高木含め、Juice=Juiceの勢いは止まりそうにない。

■“影でグループを支えるリーダー”広瀬彩海(こぶしファクトリー)
 最後はこぶしファクトリーの広瀬彩海。グループは、昨年9月2日 にメジャーデビューシングルとして世に送り出した「ドスコイ!ケンキョにダイタン/ラーメン大好き小泉さんの唄/念には念」で、いきなりオリコン週間シングルランキング3位を獲得。年末には1998年のモーニング娘。、2007年の℃-ute、10年のスマイレージに続いてハロプロ4組目となる日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。また、昨年11月6日から今年1月30日まで初単独ツアーを開催するなど乗りに乗っているこぶしファクトリーにあって、広瀬はリーダーという大役を務めているが、グループでは目立つメンバーとは言い難い。

 グループには、ハロプロ研修生時代から高いアイドル性で人気を集めていた浜浦彩乃、15年度「おはガール」としても活躍する井上玲音、天真爛漫で仲良しコンビの田口夏美と小川麗奈など、個性派が揃っている上に、広瀬はメンバーを統括しなければならない立場のため、どうしても公の場などでは後ろから支えるポジションにならざるをえないからだ。しかしグループ名通り、こぶしを効かせた曲の多いこぶしファクトリー楽曲にあって、最も存在感を放つのが広瀬だ。具体的にいうなら「ドスコイ!ケンキョにダイタン」のサビで、都はるみを彷彿とさせるこぶしが炸裂する“何度でもやってやるのさ”と、間奏で粘り気たっぷりに“待ったなし!”とシャウトするソロパートは、胸倉をつかまれたかのような迫力に満ちあふれている。「念には念」で、“間に合うはずの電車を見送るなんて”で巻き舌を織り交ぜる様は、鋭い眼光も相まって若かりし頃の三原じゅん子がよみがえったかのような太々しさだ。

 それでいてBerryz工房の「愛の弾丸」やハロー!プロジェクト モベキマスの「かっちょ良い歌」などライブで披露するカバー曲では伸びやかな歌声を聴かせて、正攻法でも歌が上手いことを証明している。しっかりと歌唱面でもリーダーとしての役割を全うしているのだ。また一部では読書家としても知られているのだが、それがイヤミス(イヤな気分になるミステリー)や夢野久作の小説など、およそアイドルらしくないおどろおどろしい趣味なのも面白い。そうした意外な面がMCなどで前面に出てくるのを期待したいところだ。

* * * * *

 かようにテレビでは知る機会の少ない、実力と個性を兼ね備えたメンバーがひしめきあうハロプロ。その層の厚さを知るにはライブやイベントに足を運ぶのが一番。ぜひ現場に行って、生で彼女たちの凄さを体感してほしい。
(文/猪口貴裕)

おたぽる

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