柴門ふみ 女性セブンの新連載漫画『恋する母たち』を語る

1月6日(金)16時0分 NEWSポストセブン

柴門ふみさんの描き下ろし新連載漫画『恋する母たち』(C)柴門ふみ/小学館

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『東京ラブストーリー』や『あすなろ白書』などで知られる漫画家の柴門ふみさんの描き下ろし新連載漫画『恋する母たち』が、1月5日(木)発売の女性セブンではじまった。


 小中高一貫のエリート男子校に通う息子を持つ母親たちの物語。主人公の石渡杏(いしわたり あん)は、夫以外の男性と恋に落ちて不倫関係になってしまう…。


 なぜ不倫をテーマにした漫画を描こうと思ったのか。


「若いころ、女は子供を産んだら、恋愛とは無縁の生活を送るものだと思ってました。私自身も子供が小さいころは、ほんとに育児に夢中でした。男なんかよりずっと子供のほうがステキだと思ってた時期があります。“何で不倫する母親がいるのかしら”と。


 だけど、周りを見渡すと、不倫している女性が結構いたんです。それにびっくりした。立派に母親をしている女性がなぜ恋をするのかーーそんな女性の気持ちを知りたくて、今回の連載をしてみようと思いました」(柴門ふみさん、以下「」内同)


 今回の主人公・杏は45才。柴門さんは、仕事柄もあって、何十人もの恋愛体験を聞いてきたという。


「ちょうど子育てがひと段落した45才〜55才の母親がいちばん不倫に陥りやすいんです。

私には不倫経験はありませんが、その世代が恋する気持ちはわかります。私の場合は、テレビ越しの芸能人にですけど(笑い)。



 私は、感じたり、思ったりしたことを、だいたい10年ぐらい自分の中で寝かせると、いい感じに発酵して物語に昇華できるんです。つまり、今の自分の少し前の世代のことを描くのが一番描きやすいんです」


 22才のデビュー時には、高校生ものなどの青春漫画を。30代のときには『東京ラブストーリー』や『あすなろ白書』を描いた。どちらも20代前半の若者の青春群像劇だ。


 今まで『ビッグコミック』『ビックコミックスピリッツ』などの青年漫画誌で主に執筆してきた柴門さん。今回、女性週刊誌で連載をはじめようと思ったのには、こんな理由がある。


「女性にしかわからないリアルな気持ちを思いきり表現したかった。青年漫画誌の読者は、男性ばかりなので、どうしても男性が考えがちな理想の女性像が受けます。わがまま言わず、男をたてる飲み屋の女将みたいな(笑い)。一方、少女漫画の読者は、漫画にファンタジーを求めるんです。


 だから、大人向け女性週刊誌がぴったりだと思いました。今まで描けなかったことが描けるので、楽しみで仕方ありません。


 読者のみなさんには、この漫画に共感してほしい。実生活で不倫をしないだろうけど、“こういう状況だったら不倫するのもわかる”と思ってもらえるようなストーリーにしていくつもりなので、楽しみに読んでください」

NEWSポストセブン

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