井山7冠、盤面に刻んだ大偉業 イチローの言葉胸に「究極の目標は世界一」

1月6日(土)7時38分 スポーツニッポン

正式に国民栄誉賞受賞が決まり、大阪市内での会見で握手を交わす井山裕太7冠(左)と師匠の石井邦生九段

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 ◇井山7冠 国民栄誉賞正式決定

 大阪市内で会見した井山は「棋士としても人間としてもまだまだ。皆さんのご期待に沿える棋士になれるよう頑張りたい」と謙虚に語った。想像もしなかったという受賞に「戸惑いもある」と吐露したが、「小さい頃に夢中になるものに出合え、好きでずっとやってきて評価していただけたのは少し感慨深い」。同席した師匠・石井邦生九段(76)へも「恩返しができたかな」と顔をほころばせた。

 2度の7冠達成が評価されたが「究極の目標は世界一」と宣言。2月に決勝を控える国際棋戦、LG杯朝鮮日報棋王戦を「大きなチャンス」と見据えた。「国民栄誉賞は今後に期待して頂いた賞と解釈し、いい戦いをして結果を出したい」と誓った。

 座右の銘は、メジャーで活躍するイチロー(44)の言葉「小さい事を積み重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」。憧れの人も手にしていない賞に輝き、“イチロー超え”と指摘されると「現役の間は(賞を受けない)、と話されているとか。そこもイチロー選手らしい。“超え”の意識は全くないです」と恐縮した。イチローについて、今回同時受賞した羽生と「ダブるところがある」と言い、「実績を残しても現状に満足せず現役で長く活躍されているのは、プロとして理想の姿。目標です」と大先輩2人に敬意を表した。

 石井からは「今後も自分の打ちたい手を打つ勇気を続けて」とエールを送られた。「成長に感無量。自信を持って進んでもらいたい」という師匠の温かい言葉に、井山は深くうなずいた。

 ◆井山 裕太(いやま・ゆうた)1989年(平元)5月24日、大阪府東大阪市生まれの28歳。石井邦生九段門下。97年、小学2年で全国少年少女囲碁大会に優勝。2002年にプロ入りし、05年に阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦を16歳4カ月で制し、一般棋戦優勝の最年少記録を樹立。7大タイトル獲得は棋聖5、名人6、本因坊6、王座5、天元6、碁聖6、十段4の計38期。

スポーツニッポン

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