石原さとみ、新たな挑戦で得た意識の変化「もっと能動的に取り組んでいきたい」

1月7日(日)6時20分 クランクイン!

舞台『密やかな結晶』で主演を務める石原さとみ クランクイン!

写真を拡大

 女優・石原さとみが4年ぶりに挑む舞台『密やかな結晶』。本作は、彼女自身が熱望し、実現にこぎつけたという思い入れの強い作品だ。ドラマ・映画などの映像作品で大活躍をみせる石原がこだわった舞台という表現方法。そこにはどんな思いが込められているのだろうか。 「うれしい。舞台をやりたいと言い続けて、やっと実現しました」と満面の笑顔を浮かべながら語った石原。これまでも、つかこうへい演出の『幕末純情伝』をはじめ、『奇跡の人』でのヘレン・ケラー、『ロミオ&ジュリエット』のジュリエットなど舞台経験はあるが、本作では、これまでになく非常に能動的に取り組んだという。

 「脚本・演出の鄭さんは、いつかご一緒したかったんです」と目を輝かせると「映像や写真って切り取ることができるけれど、舞台はそのままの自分で勝負しなくてはいけない。自分をさらけ出して、失敗もするし、それを乗り越えることも自分次第」と石原自らのポテンシャルが試されるという状況が「楽しい」という。

 石原が原作として選んだ題材は芥川賞作家・小川洋子の同名小説だ。本作では“記憶”や“消滅”をテーマに物語が展開する。「自然や、人間の意志で作った固形物の存在が消滅していくなか、最後に残るものはなんなのか」というテーマについて石原は「演劇というと難しく思われるかもしれませんが、わかりやすく世界観に入れるということは大切にしました」と誰が観賞しても楽しめるという部分にはこだわったという。 そんな石原に「消滅させたくない記憶」について問うと「昨年写真集を作ったとき、自身の過去を振り返ったのですが、そのとき母親が祖父母のお世話と、私たち子どもの世話が重なったときの、すごく大変だった話をしてくれたんです。そのことを私は知らなかったのですが、母の両親に対する愛と、自分のお腹を痛めて産んだ子どもと大切な家族への愛のために過ごしていた日々のことは、絶対忘れたくないし、忘れちゃいけない記憶なんだなって思いました」と語った。

 こうした母の思いを知ったことを含め、2017年は石原にとって非常に意味のある年だったという。「この舞台の原作探しから始まり、写真集『encourage』の発売、『24時間テレビ40 愛は地球を救う』のチャリティーパーソナリティなど、2017年はゼロから1にする作業をした年という印象があります」と振り返る。

 さらに続けて「これまで私は、自分の生活のなかにおいて興味のあることはどんどん掘り下げることができたのですが、職業に対しては、そこまで貪欲ではなかったんです。それが舞台の原作を探したり、新しいことに挑戦したりすることによって、意識が変わった気がします。与えられたものに応えるだけではなく、仕事の面でも、もっと能動的に取り組んでいきたいです」と2018年の抱負を語ってくれた。(取材・文:磯部正和/写真:中村好伸)

 舞台『密やかな結晶』は、2018年2月2日から25日まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演。3月に富山、大阪、福岡公演あり。

スタイリスト:宮澤敬子(W H I T N E Y) /ヘアメイク:菊地美香子(TRON)

クランクイン!

この記事が気に入ったらいいね!しよう

石原さとみをもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ