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業界内の信望厚い中居正広 BIG3に並ぶ日も近い?

NEWSポストセブン1月7日(土)7時0分

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、昨年末で解散したSMAPの不動のリーダー、中居正広の実像に迫る。


 * * *

 10代20代の中居正広を知る記者やリポーターらは、「全く喋ってくれなかった」「怖かった」「尖っていた」という印象を少なからずもっていたと思う。


「最後の最後まで、SMAPが5人揃ったときは緊張した」との感想を漏らすリポーターらも、「中居くんだけは、一人のときでも緊張した」と振り返っている。


 私もそうだった。いちばん最初に取材させてもらったのは『an・an』。「好きな男」ランキングの集計途中で「今年はもしかしたら木村(拓哉)くんを中居くんが抜くかもしれない」という年で、「一人で行くのは自信がない」という若い編集者の付き添いで行ったのだ。


 が、何を聞いても、うつむき加減で「そうですね」とか「そうですか?」しか言わない中居。当時、よくテレビ番組のコメントを撮りに行っていたという女性リポーターは、「これと言った話を聞けていないのに、『もういいですよね?』と、席を立たれてしまったこともある」とも言っていたっけ。


 それから20年近くが経ち、『怪しい噂の集まる図書館』(テレビ朝日系)の収録後、久しぶりに取材をさせてもらった際の中居は、「中居くん…でいいですか?」と呼び方から確認するほど緊張していた私を笑顔で出迎えてくれた。


 当時の番組内容にちなみ、中居にまつわるさまざまな噂を「シロかクロか」で答えてもらうというこちらの企画に、彼は多くのエピソードを挟み込みながら、タップリ答えてくれた。


 なかでももっとも憶えているのは、「このあいだ森(且行)くんが夢に出てきた」という話。当時はまだ「森くん」はNGワードのような時代だったので、私を含めた取材陣に再び緊張感が走ったのだが、中居は、「森くんがまた戻って来るって言うんで、どうしよう…って色々考えているところで目が覚めた」と。


 さらに中居は、現場マネジャーに「いつだっけ? 一週間ぐらい前だっけ? 俺、森くんの夢見たって言ったよね?」と確認。そこから話はさらに膨らみ、内心、「すごく面白いけど、こんな話は使えない。どうしよう」と、また冷や汗が湧き出てきたのを思い出す。


 だが、その話は「書いてOK」ということになり、以降、他メディアでも「森くん」の話が出て来るようになった。


 そのとき、もう一つ憶えているのは、同番組を始め、中居ともっとも共演が多かった後輩のKis-My-Ft2の北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太に「先輩・中居の司会ぶり」について事前取材をしたことだ。


 北山は「中居さんは勉強家」と言い、藤ヶ谷は「あのヌケ感がすごい」と評価。そして玉森は、「台本を覗いたことがある」と言い、「何も知らないときは、ゆるいカンジで進行しているように見えていたんですけれど、行間や余白にギッシリ書き込んでるんです」と教えてくれた。


 それを中居にぶつけると、照れくさそうな顔をしつつも、「当たり前なんで」と、なぜ、そんなことに驚くのかというリアクションだった。つまり、ゲストのことを調べあげて当たり前。台本に書いてないことでも挟み込んだらいいと思うコメントを忘れないようにメモして当たり前…という表情だった。


 インタビュー途中、私が「丸くなりましたよね?」と言ったときのリアクションも印象的だった。「年とって、頬っぺたが下がって来たからじゃないですか?」と言った中居。


 その数年後である。中居の父が苦しい闘病生活の末、亡くなられたこと。その父の病院に中居が通い詰めていたこと。さらに、中居自身が入院していたことなどが事後報告として彼の口から明かされた。加えて、若い頃からの自分をよく知ってくれていた俳優・今井雅之さんが志半ばで亡くなるのだ。…などなど、公私にわたり、中居がさまざまな辛い経験を重ねていたことを私たちは知る。


 ちょうどその頃、中居がCMイベントで「単独では初の囲み取材」を受けたことがあった。心無い質問が飛び、それを静止する関係者との小競り合いもあったなか、中居が絶妙な仕切りで和気藹々とした雰囲気で結んだことは、以前このコラムでも書かせてもらった。


 そのタイミングから、業界内で「中居くんの神対応」が話題にされるようになった。


 酸いも甘いも噛み分けた大人の男に成長したからなのだろうか? それとも我々マスコミが知らなかっただけで、中居正広はもともと情に厚い、気配りの男だったのか?


 私はバラエティー番組の放送作家で多くの芸人と交流があるのだが、ここ数年、彼らから聞く中居の評判というのが、その「神対応」を超えたものばかりなのである。


 その多くは「気遣いの人」というもので、差し入れやお見舞いを小まめに届けてもらったとか、身内が亡くなったとき「お線香をあげに来てくれた」など、「なかなかできない」と思うようなことだらけ。


『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最後の収録に、中居が『叙々苑』の高級焼肉弁当を大量に差し入れたことや、スタッフ全員に名前入りのスニーカーを贈ったこと。さらには、『世界に一つだけの花』を歌い終わった後、一人後ろに下がり、カメラに背を向け、明らかに泣いていたにもかかわらず、最後はメンバーと共に全員と写真撮影をすることを提案したこと。その際、満面の笑みを浮かべ、中居の傍らに立つスタッフの肩に手をまわした様子は、過去に関わった全員の名前が記されたエンドロールと共に、スタッフの宝物になったハズだ。


 差し入れについては私も想い出がある。中居が主演映画『ATARU』のPRのため、私が構成に参加していた『ジェネレーション天国』(フジテレビ系)に出演したときのことだ。「他局(TBS)の映画なのに、申し訳ないですねぇ」と終始恐縮していた中居は、なんと翌週の『ジェネレーション天国』の収録の際、「先日はありがとうございました」というメッセージ付きで、豪華なサンドイッチを大量に差し入れてくれたのだ。


「当日だけでなく、翌週まで…。こんな丁寧な御礼をしてもらったのは初めてだよ」とベテラン演出家らが口々に驚いていた。


 実はそのPRの出演方法にも中居は強いこだわりを見せた。同番組内に度々入っていた街頭インタビューの中に中居がフレームインしてきてスタッフからインタビューを受け、『ATARU』のパンフレットなどをチラ見せするというもので、それは中居自身の提案だった。


 その前に、『ATARU』の「チョコザイくん」のコスチュームで登場する…という案もあったと聞いていたが、結果、「フツーの通行人」としてフレームインするほうを選択した中居。


 そのVTRは番組中、3チャンス流れたのだが、ちゃんと3回目にはオチも付いていて、中居の中で、構成がしっかり組み立てられていることがわかった。


「なんだか、(ビート)たけしさんみたい」という感想を多くのスタッフがもったことも憶えている


 数年前から、「お笑い芸人さんは、本当にすごい」と芸人へのリスペクトを折に触れて語っていた中居。たけし、明石家さんま、そしてタモリというBIG3と、もっとも多く仕事をしたアイドルとしても、自身がMCを務める番組で中堅芸人らと度々絡んできたことでも、そういう気持ちになったのだろう。


 明石家さんまはよく「毎回がオーディション」と言っている。1回、1回の出演で持っている力を最大限に発揮したり、結果を出したりができなければ、「もう次はない」という意味で、それは自身にも常に言い聞かせていることだ。


「毎回が真剣勝負」という芸人らの様子を目の当たりにした中居は、彼らに傾倒していくと同時に、彼らの勝負を盛り上げるべく、事前に準備をしたり、気遣ったりしている。もちろん、芸人だけでなく、レギュラーのタレントや女優、文化人らにも同様に接している。


 そんな中居の人柄や言動に救われた共演者、多数。昨年で言えば、筆頭はベッキーだっただろう。中居のすごいところは、多くの言葉を使わずとも、その想いがタレントやスタッフに伝わることだろう。中居が最初に手を挙げたことで多数の同業者が後に続くケースを見ることも増えた。被災地の支援や、「パラリンピックのPは、SMAPのP」とのコメントで始まったパラリンピアンとの歩みなども同様だ。


 中居に接した人たちの多くは彼を心から尊敬し、その人柄について語り合うことが去年は特に多かったように思う。


 SMAPのリーダーとして、彼がどんな想いをしていたか。そのことも、実は多くのタレントやスタッフが目に、耳にしている。


 だが、カメラが回っているときには、「おもろいほうを選択する」という明石家さんまのモットーを守っているかのように見える中居。


 笑いの才能、芸能界での影響力、そして温かい人柄とマメ過ぎる言動で、あのBIG3と肩を並べるような存在となりつつある「中居さん」「中居くん」を「尊敬している」というタレントやスタッフが本当に増えている。

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データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア