直虎眠る、浜松・龍潭寺の美しい庭園

1月7日(土)16時0分 NEWSポストセブン

井伊家の礎を築いた女傑・直虎が眠る龍潭寺の庭

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 徳川家康が青年期を過ごし、後にホンダ、スズキ、ヤマハなど日本を代表する企業が誕生した“出世の街”・静岡県浜松市。東京、大阪から約1時間半、アクセスも抜群の魅力の宝庫を訪ねた。


 そんな浜松は、新大河ドラマ『おんな城主 直虎』で注目を集めている。柴咲コウ演じる主人公の直虎は、戦国時代、井伊家22代当主・直盛の一人娘として生まれる。幼い頃に許嫁・直親と生き別れになり、出家。後に女城主となり、跡継ぎのない井伊家断絶の危機を救った。


 話題の浜松の気質について地元の人に尋ねると、「働き者が多い」「好奇心が旺盛」「女が強い!」…。女城主として井伊家を守った直虎も、そんな気質だったのかもしれない。


 直虎が出家し、井伊家の菩提寺でもある『龍潭寺』を訪れると、20代住職・武藤宗甫さんが庭を案内してくれた。「本堂東にある書院から庭を眺めると、川の向こうに位牌堂が見え、此岸と彼岸が再現されています。先祖を偲ぶ想いがうかがえる庭なんです」。奥にいくほど小さな石を据え、遠近法により位牌堂は実際よりも遙か遠くにあるように見える。戦国の世を駆け抜けた直虎も、今ここに眠っている。


 本堂の裏に回ると、地元の三岳山と浜名湖を表現した庭が。中央の1つだけ尖った大きな守護石はお釈迦様を、周囲の小さな石はその説法を聞く羅漢様を表している。江戸時代の名庭師・小堀遠州が築いた庭園は、1936年に国指定名勝に登録された。


 また、こんな魅力も。うぐいす張りの廊下は歩くと、「キュッキュッ」とうぐいすの雛が鳴くような小気味よい音が。忍びを知らせる仕掛けで、日光東照宮の眠り猫を作った彫刻家・左甚五郎作と伝えられる。


※女性セブン2017年1月19日号

NEWSポストセブン

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